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[何から切り出すべきかを迷い、場を持たせるためだけに紅茶に口を付けていると、相手のほうから、さばさばとした口調で尋ねて来た]
『で?特効薬が手に入ったのね?』
……ありゃ劇薬だ。ヘタすりゃ単なる毒薬だ。
[...は少し視線を落とし答える。
そんな軽口を叩く...に、はいはいと困った顔をして]
『でもうまくいってるんでしょ?ひと目見て分かったもの。憑き物が落ちたようなツヤツヤした顔しちゃって』
あーまぁ、ついさっきやっと抱けた。
[そんなことを素直に告白してしまう...の頭を、脇に置いたトレイを掴むとぱこんと叩いて]
『新しい女とヤった直後に、前の女の家で茶を飲むか…』
[はーぁ、と溜め息をついて]
『でも、結局、恋愛の機微を一切教えなかった私の自業自得よね…』
[そんなオードリーの呟きに、何も言えず]
[目を覚ますと、見慣れた天井が視界に映る。変わらないいつもの目覚めに、...は安堵を覚え口許を緩めて、痛み訴える手足を庇いながらそっと起き上がる。]
[動作と共に止まっていた空気がゆるやかに動き出す。ふと、自身の纏う香りと共に鼻先をかすかに擽る匂いに、彼女の動きが止まる。同時に蘇る鮮やかな記憶。
昨晩、ギルバートと交わした会話を全て思い出し、...は頬を染めながら枕を手に取り、勢いよく顔を埋め]
――あー…もぅ…最悪…。
何やってんだろう…私って…。酔っ払いのあしらいなんて慣れていた筈なのに…。
――向こうは…ただ単に酔った勢いの戯言…。なのに一瞬でも本気にしちゃって…。ばかみたい…。
[ぼすぼすと音を立てながら、何度も枕を叩く。]
[もぞもぞと布団の中で身動ぎして。
何度か寝返りを打ち。]
……アイツはほんとに加減というものを知らんのか……
あんなのに付き合ってたらそのうち死ぬ……
[やけに重い腰をひきずりながら服をひっつかんでシャワーを浴びにいく。
出ていった形跡があるのに知らず溜息を漏らして]
……で、満足したらお出掛けか。
いい身分だな?
[皮肉をたっぷりこめた呟きを残すと身支度を整えて]
あー…、もっと殴るとか、罵倒するとか、酷い男だと言いふらすとか…されても文句言えねーと思ってるし……。
『私がそんなことする女に見える?』
見えない…。
[さらに顔を伏せて、もはや背中を丸めて縮こまった状態になって]
『死んだ旦那がね、身体の弱い人であっさり死んだから。だから次は村一番の丈夫な男を掴んだだけよ』
え?そうなのか?
『そういうことにするの!』
………。
[何ともいえない沈黙が漂う]
『すっごい満たされた顔してる。私のところには何かを抱えてきて、中のものぜーんぶ吐き出してカラッポになって戻っていってたのにね…。今更あれこれ言ってもどうにもならないわ』
[失敗失敗、甘やかしすぎちゃったと呟いて]
[この人には、一生頭が上がらないんだろうなと、...は考えながら、もうひと口紅茶を飲み込む]
『これからは、普通に隣人づきあいしましょ?クインのこと、嫌いになったわけじゃないもの。クインだって、私を嫌って他の女に行ったって訳じゃないことくらい、分かってるもの』
[さすがに少ししんみりとした色を滲ませた口ぶりで。
もはや何も言えなくなった...は、こくりと頷いて。紅茶を飲み干す]
[玄関口で、向き合って]
『来年の冬になってまたノコノコやって来ても、もう知らないんだからね?』
[そう言ってカラカラと笑うオードリーに]
…すっげーおかしな関係だったけど…オードリーさんと付き合えて、本当に良かったと思ってるから。
[そう答えて、...は一礼し、去っていく。
オードリーはその後姿をじっと見詰め。
やがて見えなくなった後]
『最後の最後でそんな殺し文句吐いていくんじゃないわよ…』
[わずかに泣き笑いの顔になって。
ぱたりと、扉が閉じられた]
[とりあえず自室に戻ると窓を開けて。
冷えた空気にあたりながら]
……この調子じゃ準備とか手伝えたもんじゃねぇな。
[腰に力はいんねー、と嘆きながら窓枠に半分身を凭せ掛け]
祭かぁ……
[来た道を辿り、集会所へと戻る。
玄関を抜けると、一直線に二階への階段を駆け上がり、自分の部屋の扉を開き]
ありゃ、カミーラ…?
[もぬけのカラのベッドを見て、頬をぽりぽりと掻く]
[随分と長く窓の外を眺めてから室内に向き直り
厨房へ行けばラップのかかった食事を見つけ
席に着いてぱちりと手を合わせて食べはじめ]
…リリィ、ダイエットする?
[一寸重いよ、と言いつつリリィにもご飯をやり]
――でも…
[ふと顔を上げて、そっと唇を指でなぞる。ギルバートの冷たい指先の感触が蘇る]
たとえ戯言だったとしても……嬉しかった…。
あんなに…誰かを…。切なく求める事なんて。
――二度と無いと…思っていたから……
[溢れ出てくる感情に蓋をするように、瞳をそっと閉じて僅かに思い出に浸る。淡い期待には鍵をかけて。もうこれ以上何にも惑わされないように。]
お願い…。忘れて?昨日の事は――
愛も…希望も…持ってはいけないの。
――きっと誰かが見せた幻なんだから…。
[何度も何度も言い聞かせるように呟いて。
...は再び*夢の中へ*]
[人の気配に、漸く薄らと青が覗く]
ん…………
[とは言えど覚醒には未だ遠いらしく]
[ゆらゆら、揺めく瞳は茫として夢うつつ]
[ふるふると頭を振るとそれ以上考えるのをやめようと窓を締めて]
……。
何か食うかな。
[部屋を出ると、微妙にぎこちない動きでキッチンへと]
[カラのベッドを穴があくまで見詰めても、カミーラが現れるわけでもなく]
メシ食うか…。
[朝からたっぷり働いたしな、と、カミーラに聞かれたら叩きのめされそうなことを呟き。
部屋を出て、階下へと向かう]
カミ……。
[キッチンで見つけたその後姿のぎこちなさに、そっとその腰の辺りに手を当てて、後ろから囁く]
大丈夫か?
[食べ終わればぱちりと手を合わせ食器を片付け
声にゆるりと視線を移し小首を傾げぱちり瞬く]
…ナサニエル?
[まだ眠っているのだろうかと遠慮がちに声をかけ]
[後ろから現れたクインジーに遠慮無しに肘鉄を入れながら]
……大丈夫に見えるんなら眼科にいってこい。
この体力馬鹿。
[パンケーキを焼こうと取り出していたフライパンでさらに一発]
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