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……何で、何でこうなるんだよ
僕がシャーロットさんを避けていたから?
……だって。だって、仕方なかったんだよ!
シャーロットさんのしゃべり方を見ていると、どうしてもあいつの顔が頭をよぎるんだから
僕をいじめて、学校に行けなくしたあいつの顔が!
――は、
[遠ざかる温度から手を離す。もっと温度を。あったかい温度を。
やさしく頭に手を置いてくれる温度を]
ラッセル、く
[遠い喧騒だった人の声が今は夏の蝉のように同じ音。
犯人――?]
……うそ?トビーくん、何言ってるんスか、
ラッセルくんが犯人なわけが……
[とびー。ぎるばーと。ちからをもつもの。]
嗚呼、でもあたしは、ギルさんより断然、トビーくんの力を信じて……
[何それ。
声にならぬ声で呟き、呆然と。]
……ギルバートさ、ん、
……はい、ありがとう、ございます。
[あは、と笑顔を向けた時
明かりが部屋を照らし出して―――]
……ッあ!?
[広がる光景に、息を呑んだ。
鉄錆のにおい。]
いつまで、こんな暗いままなの!?
……ラッセルはさっきたしか、こんなこと言ってたような気がする。コーネリアスの言うことは尤もだから、占われてもいいって。
そしたら、トビーに見抜かれるって、知っていたはずなのに。
[そして近くから誰かの倒れる音が]
ッ、は、ハーヴェイさん!?
あ、あああ、あ……!!
ヴィンセントさ、
シャーロット……さ……
[混乱の極み。
どうしよう、と自分の服の裾を握り締めて。]
そうだな、ヘンリエッタの言う通りだ。
調べられても良いというのは
犯人にしてみれば軽率かもしれない。
ならラッセルが犯人だったらそう言った理由は。
一体なんなんだろう。
あーあーあー、嬢ちゃん、テキトーなこと言わないでネェ。
僕が見るよ、つったらラッセルはしょうがないかなって不満げにーとは知らんが沈黙の後にボソッと言ってたからねー。
つか、ここで抵抗見せるほうがおかしいっしょ。
[馬鹿馬鹿しそうにヘンリエッタにひらひらと手を振って]
それよりその前にラッセル見ることに抵抗したメンツを洗ったほうがよさげ?
もしかしてチェックは近いかなァ。
[シャロが犯人だとラクだけどね、と新たに増えた生塵を眺めながら*低く哂った*]
あいつは、いいところのお嬢様だとか自分のことを自慢して。親の権力を嵩にして。自分の能力なんか何もないくせに偉ぶって
そんなあいつが僕に目をつけたのは、僕が会長選に仲間から推薦されて出たときからだった
仲間たちから、あの我が儘なお嬢様の鼻をへし折って、とのせられて断りきれずに出馬することになったんだけど
結局のところ、あいつからの報復に怯える子達が多くてあいつが会長になってしまったのだけど、そこからが僕にとっての地獄の始まりだった
お兄ちゃん。お姉ちゃん。王子様。
じゃあトビーくんは弟かな。
カリメロがお父さん――否、あんなおとーさんはやだ。
ちょっと若すぎるけど、ヴィン先生がお父さん。
なのになんで。
トビーくんはラッセルくんのこと告発するの?
なんでお姉ちゃんは死んじゃうの?
お姉ちゃんは犯人だったんスか?ねぇ?
解剖が何とかって――ヴィン先生――……、ぁ
[一時間。一時間だ。
長針がくるり、回ってしまった。
シャーロットの髪も乾き切らぬ短い時間。]
王子様。
シャロお姉ちゃんにそんなに見惚れて、どうしちゃったの?
[妬いちゃいますよ。そう、少女は*笑った*]
始まりは何とも幼稚な嫌がらせからだった
上靴が無い。教科書が破られる。机の上に落書きなど
もちろん凹んだりもしたけれど、仲間からの励ましもあって、何とか気にせず過ごす事が出来た
そういった嫌がらせも1週間もしないうちにピタリと途絶えたので、彼女も飽きたのかとその時は思っていた
そして、それから数週間後
親友が彼女の取り巻きに襲われた
……トビー君が、
ラッセルさんを犯人、って。
確かにラッセル君、見られるのはちょっと嫌そうだったけど……。
でも……。
[くらり、気が遠くなりそうだ。]
僕、……こんな、
ヴィンセントさん……
シャーロット、さん……。
[ふらり、ギルバートに凭れ掛かりそうになって、
ごめん、と辛うじて*持ちこたえた*]
誰が……とうさんを殺したの?
ひとりはラッセルとしても、もうひとり。
許さないから……
[ぶつぶつと呟く足下に、千切れたオイルライターのかけらが転がっていた。 *]
親友が担ぎこまれた病院に駆け込み、病室に飛び込んだ僕の目に飛び込んできたのは、意識無くベッドに横たわる親友の姿
シーツから出ている腕や顔には、擦り傷や痣が至る所に出来ていた
おばさんから聞いた話では、川辺の橋の下で発見された時、衣服は無残に破かれ、頭から大量の血を流して倒れていたらしい
それを偶然通りかかった人が発見し、ここに運び込まれ、一命は取り留めたということだが、頭を激しく殴られていたということで、目を覚ます保障は無いと告げられたらしい
それを聞いた時、ガラガラと自分の世界が崩れていく音が頭の中に響いた
そして、あいつはまだ……病室のベッドの上で目を覚ましていない
爽やかに寝るといいと思うッスよ!
あたしも早寝します☆ほら、もうとっくに日付変わってる。
……いや、一日一時間だからまだ五分しか経ってない?
春眠暁を覚えずですねぇ。
[外は吹雪]
アッー!
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