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――夕刻・自室→廊下――
[くぅ、と小さな音が聞こえた。思わず私はお腹を押さえて辺りを見回す。ナサニエルにでも見られたら、何を言われるか分かったものではない]
……ん、っと。
それなら、少し休憩を入れるとしようかな。
[誰にともなく言って、既にそれまでに書いた文書を一時保存する。もう五度目の書き直しだった。構成あるいは論理、修辞法は問題ない。
ただ――伝えるべき対象。私の世界の中に、それは存在していなかった]
……見つけているのかな。
……他の彼らは。
[扉を出ようとして振り返る私の唇からは、そんな言葉が弱く洩れた]
[ふと目を覚ませば、また妙な時間。
今度から夜遅くまで絵を描いたらずっと起きてよう、なんて事を思っていると、メールの着信音が聞こえる。
静かなメロディに、今度は眠たくない曲にしようなんて思いながら開ければそれはソフィーからで、住所録は無い、とのこと。残念に思う。
外に出た後に、1人で世界中を探しまわる事になるのだろうか。くじけそうになるが、ふるふると首を振った。
…課題は手につかず。何とはなしに、昨日のメールをすべて見返してみる事にする。そしてふと、テスト内容のメール後半の文章が目に留まった。
あなたは、去っていった人達のために何が出来るのか。
去っていった人達は、あなたに何を残してくれたのか。
…これだ。
その文章を読めば彼は顔を上げて、うんと頷いた。
これが足りなかった。]
…ありがと、ソフィせんせ。
[そして、スケッチブック片手に部屋を出る。そこで食事の放送が聞こえ、これは大変だと。同時にまた、丁度いいと思いながら、食堂へ向かう。]
[食堂の扉を開けば、どこからか先ほど嗅いだのと同じ食事の匂い。
カウンターに置かれたメモを見、厨房に入ると間違いなくそこにある食事を確認する。
とりあえず、と食器棚から皿を出せば、緑の髪の少女が食堂の戸を開くのが見えた]
あら、ネリー?
久しぶり。
ソフィー先生お手製の夕食があるわよ。
[言って、カウンターに置かれたメモをひらひらと見せる]
3人分でいいのかしら……?
[食事は5人分は余裕を持って用意されているようだったが、ナサニエルとコーネリアスの姿はない。
とりあえず、と冷蔵庫から3人分のサラダを出し、持っていけとばかりにカウンターに置いた。
保温器からオムライスをとりだし、同じようにカウンターに並べる]
――食堂――
[扉を開けた先には先客が二名。彼らは課題に対してどうしていたのだろう、と思いつつ眉を小さく上げた]
あら、キャロル……そうね、久しぶり、ね……。
ラッセルは久しぶり、じゃないけど。
[彼女の手にした紙片に目を遣って、私はオウム返しした]
メモ? なんだか、気の抜けたサインね……
気の抜けた……んー、そうかも。
あの先生らしい可愛いサインだと思うけどね。
[コーンスープをよそい終え、テーブルに着く。
そう言えば、人と食事を取るのは久しぶりだ。
先日のベリータルトを食事に含めるのなら別だけれど]
来た時に、自分でやらせれば好いんじゃないか。
[キャロルに返しながら、序だと言うように二人の分も運ぶ。
カチャン、と軽い音を立ててテーブルの上に乗せられる食器。
三人どころか五人でも大分広い室内。其の音もやや大きく聞えた]
まあ、読めるからいいだろう。
[女教官の筆跡に関する評価は敢えてしない]
ありがと、キャロル。一緒に並べるね?
[それぞれ皿をカウンターから取り、テーブルに並べる。]
コーネリアスか……あの人、没頭し出すとキリがないものね。倒れてなければ良いんだけど。
ああ。
あの子どんくさいものね。
あとで部屋に持って行ってやったら?
[コーネリアスに対するネリーの評に、よく知ってるなと意外に思いつつ答え、頂けます、と手を合わせた。
こんな時でもなければ、一緒に食事を取ることなんてあったかしらと、テーブルを囲む二人を見て思う]
[噂をすればなんとやらか、
ひょっと食堂の扉から顔をだした。]
誰か居…わー、いるいる!
ネリー、キャロにラス、こんばんは〜。
[ひょっと食堂に入ってくれば、中に居る三人に手を振って。食べている物を見れば、スケッチブックを持ったままで両手を合わせるような仕草をした。
どうやら好物が多かったらしい。]
じゃあ、私もよそってきますー
[自分の分を早く持ってこようと、厨房へ]
コーネリアスは兎も角、
食事の時間にあの莫迦が居ないとは珍しい。
[名を言わずとも、其れが誰を指すかは明白。
然しあくまでもマイペースか、他者を待つ気は無いらしい。
先の分たれたスプーンでオムライスを切り分け、口に運んだ。
バランス好く食べていく様子は、普段通りに淡々としている]
[どたどた、ばん。
卓上の皿をひっくり返す勢いで食堂への扉が開かれ、その場の面々に今晩はを言うよりも先に、まず一言]
ま、まさか俺が最後か……この俺が?
[睨み、それでいて怯えているような目で、食堂にいる者達を見回して]
……飯、残ってんだろうなぁ?
あ。コーネリアス。
スケッチブック――ということはやっぱり、絵で表現するのかしら。
[厨房に向かう彼の姿を見て、私は呟いた]
二人はどういった感じにするつもりか、決めた?
課題のことだけど。
あら、生きてたみたいね?
[扉から顔を出したコーネリアスを見れば、ネリーの方に視線を向けた。
ラッセルが指す莫迦については頷いて]
そうね。
こういう事に関しては絶対一番に来ると思ったのに。
[スケッチブックはカウンターにのせ、鼻歌…青葉の唄?…なんてしながら食事をよそう。とりあえず自分の分は全てよそい終わり、一度にすべてを運べないので、トレーを探しているようだ。]
[ネリーの言葉に、意識せず眉がひそめられる]
決めたって言うか……覚悟を決めたって感じね。
ネリーは?
試験の説明には来て無かったみたいだけど、ちゃんと話は聞いてるのね。
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