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あら、まだ故障の原因が特定できていないのね。
[モニタに表示された報告書に目を落とし、眉をしかめた。]
今のところ、これを必要とする事態は起きていないけれど……。
これが無いと、緊急時の死活問題よね。
あー、船長に怒られるわ。
修理屋は何をやってるのかしら?
[舌打ちし、またデータを探ろうとした時、スピーカーから女の声が聞こえた]
火星日帰りツアーとは違うんだからこのくらい覚悟で乗船したんでしょ。泣き言は言わない。最善を尽くす。それだけ。
[といってもレーションのストックも大量にあるわけではないし今の最善がどんなものなのか想像がつかない]
封鎖は賛成。迂闊に入ると危険。それに…誰かが壊した可能性がある以上誰も近づけては駄目。少なくとも地球に戻るまでは。
…とりあえずレーションを無駄に食べない。少しの空腹は我慢。
[それくらいしか思いつかない]
[ラッセルの頭をぽんぽん、と叩くと]
何か、考えないとな。
……それもなるべく迅速に。
[レーションのストック分はそう多くないはず。
――のんびりはしていられない。]
破片やら危ないし、処理は俺がするわ。
[ラッセルやセシリアにそう言うと、やれやれ、とこぼしつつ、脱いだばかりの手袋をまたはめて、危なくない程度に封鎖の準備を始めるだろうか。]
はぁ?
[聞こえてきた知らせに上げた叫びは、他に聞こえることは無かった。
苛立たし気に髪を掻き上げ、船内アナウンスのスイッチを入れる]
こちら、イザベラ・ドレイク。
すぐに農場バイオームへ向かいます。
バイオームの担当航行員と修理屋も来て頂戴。
他、航行員以下は通常業務にあたり連絡を待つこと。
[スイッチを切り替え、責任者用の回線に繋いだ]
船長?
さっきの放送、聞こえてます?
厄介なことになったみたいよ。
[返事は無い。舌打ちをし首を振ると、マイクスイッチを切り船内通路へ出た]
ああ、忘れるところだった。
[予想外に動揺しているらしい。軽く舌打ちした。
船内通路を急ぎながら、片手で通信端末を操作する。
船長と副船長にだけ、短くメールを打った]
”食料庫の封鎖、レーションの在庫確認と*確保を*”
[準備中に聞こえた船内アナウンスに顔をあげ、
作業を途中でやめればため息。]
修理とかってレベルじゃないが、
指示が有る以上、触らない方が良さそうだ。
[再び手袋を脱いで見慣れすぎた星を眺める。]
今出来ることは通常業務をこなすこと、ね。
……つっても終えたとこだしサッパリしたいから部屋戻るわ。
シャワーでも浴びながら考えてみるよ。
[二人にそう言い残せばイザベラを待つこともなく
自室へと足を*進めた*]
……頼んだ。
[遠巻きにナサニエルの作業を眺めていたが、入った放送を耳にすると、身軽に離れ]
気をつけて。
[一言かけると、持ち場であるオペレーションルームへと戻って*いった*]
・ヒューマノイドを食することに関して
用語で言う「黒出し」で食料としないことを推奨します。
生体部品は少ないので、食べられません。
・アーヴァインについて
クルーの一人です。最初に脱出させられる人間なので「船長」としてしまってもいいかもしれません。この点メモにて要すり合わせ…。
[――ギルバート。一体何を見てる?]
[鼓膜を震わせるラッセルの声にも照明を見詰め続け]
……カリ…
[殆ど口唇も動かさず小さく呟く様に答え、緩やかに其方へと向き直るも答えを待つらしきラッセルを見詰め、漸く幾度か瞬き一旦は口唇を引き結ぶ]
ヒカリの中を…、…――
[「探してた」と語尾は矢張り囁く如く小さく、回答に満足したのかしないのか去って行くラッセルの挨拶に緩やかな瞬き一つを返事とし、見回りに戻るらしき背中を眺め、ラッセルの背も消えないうちに新たに近付いてくる気配と声に、緩やかに首を傾けセシリアへと紫苑の眼差しを移し]
セシリア。
[まるで其れが挨拶かの様に名を呼ばれ静かに――けれど其れは機械的なものではなく、挨拶としての役割だとすれば充分に果たせる程度には穏やかな温かみのある声音で――呼び返し、自身を素通りしラッセルの後を追うらしき様子を気に留める気配も無く、先のラッセルと同じくセシリアの背を眺め、今度こそは其の背が消えるまで見詰め続けた]
[一旦は背後へ頭を傾け照明へと視線を戻すも、闇を透かす透明な板の向こう側の世界に向き直ろうと背を持たせていた身をおこし、先と同じく透明な板に両手を突いて数多の星の煌めきを瞬きもせず見詰めるているも、不意にラッセルとセシリアの去って行った方へと視線を戻し、慌しい気配の漂うのに不思議そうに首を傾げ]
――…?
[背後から伸びるナサニエルの手に依り掻き混ぜられる癖のある褐色の柔らかな髪は、照明の光に透け仄か緋の煌めき零し彼の手を滑り落ちただろう。
視界に紛れ込む異物に撫でられた獣の如く僅か眼を細め、闇を透かす透明な板に映り込んだナサニエルをぼんやりと眺め、其の行動の意味へと想い馳せているうちに気配は騒ぎの方へと遠退く]
[響くイザベラの放送に緩やかに館内へ向き直り、程なく声の主が現れると一拍の思案の後に瞬き一つを挨拶代わりに其方へと歩み、お世辞にも敏捷とは云い難いながらも急く彼女に歩調を合わせ]
担当じゃないけど、手伝うよ。
[持ち場は異常無いし、と――彼の持ち場は船体の中核部が主であり、仮に大きな異常があれば船自体が危うい状況と成るだろう――共にバイオームへと向かい、其処に広がる光景に――汚染された其れ等は元が摂取出来る筈のものでありながら、所々汚染の為の斑点が浮かび始め毒々しさを漂わせ、常の健やかな筈の鮮やかな気配は消え失せていた――足を止め静かに見詰める]
――…
[イザベラに報告する船員の声もイザベラの指示も聴いているのか如何か、パンツの尻ポケットから出した黒い手袋をはめ、汚染され斑点の浮く其れを指先でそっとなぞり]
空腹の余り汚染物でも好いから摂取しようと、無理矢理に封鎖を解かれる危険が無いとは云い切れないし、封鎖前に汚染物を完全に処理してしまった方が好いかも知れない。
[誰に云うでも無く強いて云えば汚染された其れに向かい淡々と呟いて、緩やかに瞬き封鎖作業を行うラッセル達と共に*作業を始め*]
[ナサニエル達に後を任せ自室へと戻る]
…父は運が良かった。
[食料系統に異常はなく不時着した星には宇宙服の不要な構成の空気もあり帰還の術も見つけられた。対してこちらは―]
…帰還までにレーションが尽きない確率―0.0001パーセント。
…絶望的。
…スリープカプセル修理完了までは―0.001パーセント以下。そもそも何時直るかも不明…やはり絶望的。
[希望の欠片すら見えない―]
―private room―
[熱いシャワーで作業服独特の臭いを流し、
今度は冷水に切り替えて頭から浴びる。]
酸素や水があるだけマシとするか。
……今は。
[乗組員の人数とレーションの予測残量。
スリープカプセルの修理期間の目処。
不時着できそうな惑星の有無。]
過去にこんな例があったかは調べる価値があるのやら。
[海上で遭難した船の乗組員が共食いをした、なんて事件が過去にあったのは記憶しているが――]
馬鹿馬鹿しい。
[呟きながらタオルで髪を拭く。]
[考えても名案など浮かばない。
服に袖を通しながら、それでも考えてはみるけれど]
スリープカプセルの修理を急がせることが
まだ一番現実的な気がするな。
[それすらが絶望的であることくらい知ってている。
バイオームがどうにもならない以上、修理のアテはそこしかない。
息をつき、身支度を終えれば通路に出て歩き出す。]
―自室―
[ドア一枚を挟んだ先、騒然とした空気の中飛び交う疑問・質問・詰問・楽観的発言―こんな時ばかりは副航行員にも個室が与えられるこの船であってありがたいと思う。同室の人間に色々詮索される煩わしさと無縁だからだ―]
…最悪の事態を想定する必要もある。
[レーションが尽きて2〜3日内にスリープカプセルの修理が完了するか地球に到着するかどこかの惑星に不時着しない限り―そしてどれも奇跡でも起こりえない限り実現しないであろう以上99.9999パーセントの確率で―『それ』を行う必要が出てくる―]
…出来れば緊急用脱出カプセルに望みを掛けたい所。自分が船長ならそうする。
[だが、その船長は未だ沈黙を保っている―ならば]
…覚悟しておく必要はある。
[ギリ―きつく拳を握り締めれば掌に爪が食い込むか]
―→通路―
[バイオームで作業をする船員達は表向き真面目に働いていたけれど、カプセル故障の件と相俟って誰も必要以上に口を開く事は無く、汚染物の醸す毒々しい雰囲気に重苦しい空気を添えていただろうか。
作業のひと段落したのを切欠に黒い手袋をはずしながら出口へと向かい、最後に振り返り閉鎖されゆくバイオームをゆっくりと見回し、静かに其の場を後にして何時も通りの足取りで――廊下の材質的に元より足音は余り響かないかも知れないが全く音を立てず、眠った儘に歩く夢遊病者の様にすら見えるかも知れない――廊下を歩き始める]
――…
[視界に映り込むナサニエルの姿に不意に歩みを止め、自身の手へと視線を落とし暫く見詰めてから、顔を上げ彼へと向かい――先程そうされたのを真似る様に――手を伸ばす]
[足は無意識に、バイオームへと向かい始めて、その間も考え事をしていたものだから、音もなく歩いてきた男には気付かなかった。
ふいに視界に影が差し、誰かいたかと気付いて顔をあげれば彼の手が伸びていて、刹那、微かに驚いた面もちを見せるもよけることはしなかった。]
よぅ、ギル。
バイオームにいたのか。
[向かおうという意志はなかったが、自然と足が向いていたのに気づき、何となく尋ねた。]
[抵抗をされる事も無く伸ばした手はナサニエルの髪を掻き混ぜ、ひやりと湿り気を帯びた感触が指の間を伝うのに一瞬動作は止まるも、乱れた彼の髪を手櫛で梳く様に幾度か髪を撫でつけ手を放し、再び自身の掌へと視線を落とす]
冷たい。
[呟くもナサニエルの問い掛けにゆっくりと顔を上げ、頷く代わり瞬き一つで肯定を示し、緩やかに半身を捻り来た道とナサニエルを交互に見詰め、如何やらバイオームへ向かうらしき様子に首を傾げる]
作業は、ひと段落したけど?
[彼が自分の髪に触れて直後、止まった動きに髪の状態を思いだし一瞬思案するも、彼の指が髪を梳くのを見守り、離れるのを待ってから、呟かれた言葉にくすりと笑い]
悪い、ちゃんと乾かしてなかった。
[今度はまた自分がくしゃりと彼の柔らかい髪を撫ぜ、軽くだけ直して手を離す。
バイオームのことを聞けば通路の先を見つめ]
……そうか。
まあ、船行員が片づけてるなら管轄が違うし
特に用事もなかったんだけどな。
[ともらす。]
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