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……あれの何処をどうみたら楽しそうに見えんだよ。
私についてわかったような口きくなっ!
[苛々と雪を蹴飛ばしつつ]
……望んでも手に入らないものを望むのは、悲しいことだ。
でも、それをあっさり諦めるのは、もっと悲しいと思う。
私は、諦められなかった。
ひょっとしたら、ひょっとしたらって。奇跡を望むくらいは、許されると思う。
[空を見上げる。
鈍色。雪が舞うだろうか。
アンダルシアには降らない、白い妖精が。]
……手が温かいから、何だよ。
温かくても、繋ぐ手がなきゃ、意味ねぇよ。
[カミーラに向けられる言葉を聞くとも無しに聞き]
[笑うギルバートに、ひらり、手を振って見送る]
…まあ、薬…塗っておけば、大丈夫…
[如何やら手当ては後回しにする心算らしく]
[食事を再開する少女を見れば、彼も食事を始め]
[再び食事の手を止め今度は立ち上がる
ガサガサと周囲を探し回り薬箱を持って戻り
トン、とナサニエルの傍らに置いて]
…触ると…余計酷くなっちゃうから。
[青の瞳を一瞬だけなぞって碧い瞳は伏せられ
席に戻ればまたうどんを食べはじめて]
[聴こえる声に僅か目を細めたか]
カミーラ…
昨日の途中までは楽しそうだったのにね?
[続く言葉に睫毛は震える]
奇跡なんて起こるのかな?
ハッピーエンドなんて物語の中だけじゃないの?
其れに「幸せに暮らしましたとさ」って終っても、其の後で幸せじゃなくなるかも知れない。
[ゆっくりと瞬き]
カミーラの望む人は、もう居ないの?
[立ち上がる少女に、今度は彼が手を止める番で]
[置かれた薬箱に、一度、二度、ゆっくりと瞬いて]
…………うん。
…ごめん…、…ありがとう。
[謝罪の言葉と感謝の言葉を並べれば]
[食べるメイの傍らで、手当てを始め]
[ゆるりと首を振るはどちらの言葉に対してか或いは両方か]
…ごめんね…ありがとう。
[並べる同じ言の葉の意味は違うけれど掌を見て目を細める]
……楽しくねぇよ。全然。
[はぁ、と溜息一つ。固められた雪の上に座り]
童話に残酷なオチは付き物だしな。
奇跡は起こらないかもしれないし、ハッピーエンドは物語の中だけかもしれない。
……じゃあメイはどうしたい?
全部諦めて、泣き寝入りしたいんなら、そうすりゃいい。
そうしたくないなら……神様の気紛れを待つしかない。
[ゆっくりと、目を閉じる。]
……居るかどうかも、わかんねぇよ。
[薬を塗る掌は未だ赤さを残していて]
[彼の肌は冷たさを感じていると知れようが]
[彼の心は其れを感じているかは解らずに]
…ありがとう?
[唯、少女の唇から礼の言葉が紡がれるのには瞬き]
昨日お昼間、聴こえてきた声は、楽しそうだったよ。
雪遊び、してたのかな?
[続く言葉に小首を傾げ]
…どうだろうね?
神様なんて信じない。
若し神様が居るならなんでこの手を冷たく作ったのか訊いてみたいけど。
泣き寝入りも何も何処にも行けないよ。
だから手の届く中でモアベターな答えを探し続ける。
[小さな溜息]
カミーラって、受け取るの、下手糞そうだものね。
[少女の答えにも、矢張り解らないと言った様子で]
[薬を塗り終えれば、薬箱の蓋はぱたり、閉められて]
…メイが、御礼…言う事じゃ、ないと…思うよ?
……あれはクインジーが雪玉ぶつけてきたから……
[泣き顔を思い出して、眉間に皺が寄り]
……結果的には楽しくなかったな。
神様なんか、私も信じてないけどな。
居るんなら、問い詰めたいことが山程ある。
[ふん、と鼻を鳴らし]
more betterを沢山積み重ねていったら、いつかmostに届かないのかな。
……。
何を受け取るんだよ。褒め言葉か?
[どう致しまして、と答えるのも躊躇われて]
望む事…
…駄目、だよ…望むのは、自分の為に…しないと…
[覗き込む碧い瞳に映し出される青は僅か揺れたろうか]
[不思議そうに揺れる青を見詰めて]
………自分の為だよ?
ナサニエルが傷つくの厭なのも、ナサニエルを大切にしたいのも、自分勝手な我が侭だよ?
嬉しい事も、厭な事も、全部あって温かいよ。
[続く言葉にくすくす笑い]
きっと神様は何も答えては呉れないんじゃないかな?
[小首を傾げ]
どうだろう?
何時かなるって信じて前に進み続けるのは、悪い事じゃないと思う。
褒め言葉だけじゃなくて、差し出された温かい手を取るのとかもね?
そうなんだけどな……
でもあーゆー顔させたかったわけじゃねぇし……
[かりかりと頭を掻いて]
答えてくれないならいいさ。
一発殴らせてくれりゃ。
……じゃあメイも、何時かそうなるって思っとけばいいじゃねぇか。
思うだけならタダだ。
私の前に手が差し出された覚えはないけどな。
…メイと、俺は…違う、よ?
[呟くように言って、すい、と視線は逸らされて]
[未だ半ばも料理の残った皿を手に、立ち上がる]
俺が…如何、なっても…
…………メイには、関係…ない、だろうに…
[かたり、引いた椅子が、小さく音を立てた]
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