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[のこぎりみたいな何かでザーリザーリザーリザーリ
大まかに要らない部分を削り落としていく
ザーリザーリザーリザーリザーリザーリ
相変わらずザリザリしている時はとても良い笑顔だ
刃が引かれる度に其処だけはらはら白い結晶が降り
最後にはそんな美しい結晶の幻想を打ち砕くかの如く
――ゴトリ
雪の塊が地面に落ちて鈍い音と共に砕ける]
[カミーラの声を聞いてきょとんと瞬く]
…カミーラはシャイなんだね。
どうだろう?
一緒に居るのに理由が必要なのかとか、其れはこそばゆいのかとか、良く、判らない。
ただ其れは…温かいんじゃないかなって…勝手に思ってるだけ…
[其処まで言ってふいに小首を傾げ]
カミーラは一緒に居たい人がまだ居ないのかな?
誰かに恋に落ちたら一緒に居たいって思うのかも知れないね。
[ケープにかかる雪を払いながら]
そうなんだ…
少し、ラッセルの言ってた事に、似てるかな?
うん…足りない分は頑張る…
みんなに心から笑ってて貰いたいからね。
[こくりと頷いて]
うん、せっ。
[雪山の上に登って少し高い其処から周囲を見回し
それから空を仰いで眼を細める]
…日暮れまでもう少しあるかな。
[呟けばまたザーリザーリザーリザーリ
力は無いし削るにもかなりの時間がかかっているが
雪遊びをしているのと変わらぬ表情は楽しそうで
仕事が苦痛にはなっていないようだ]
きゅう…
[地面に仰向けになったまま眼を回し
慌ててケープから出てきたリリィを胸に抱いてそっと撫で]
ん…大丈夫…
[真っ直ぐに見つめれば空の青]
シャイ?
私が?
[何だそれは、と笑いつつ]
一緒にいるのは暖かいだろうな。
でも、何ていうか、理由のない人の暖かさは怖いからな。
私はメイほどストレートに物事みれないみたいだ。
[続く言葉に瞬いて]
……そうだな。
そう思う人はいないし、いなくていいとも思ってるよ。
同じところにいないしね。
……頑張れ。
石もきっと助けてくれるさ。
こそばゆいって言うから…
[笑われるのに違うの?と小首を傾げれば
さらり、白い雪の上に髪の碧が広がる]
理由の無い、人の暖かさ?
ギルバートだっけな、カミーラは酸いも甘いもかみ分けて、色んな事を知ってそうだって言ってたけど、本当にそうなんだろうね。
…人はみんな温かいよ…そう思う。
[空を見上げたままに]
誰かと一緒に何処かへ行くのは如何?
きっと楽しそう…
[ありがとう、と石の入ったポケットにそっと触れて微笑み]
うん…大丈夫…
[雪山に刺さったままのノコギリらしき物体を思い出し
ふわりと起き上がればリリィを頭の上に乗せて]
少し寒いかもだけど、此処なら直ぐ逃げれるね。
[めげずにまた雪山に上り抜けない刃と格闘を始める]
引いても駄目なら…押してみるっ…
[するりと刃は抜け前につんのめり]
わ、わ、わ。
[ト、ト、ト、と数歩つんのめりつつも踏みとどまり]
よしっ!
[一人満足気に小さくガッツポーズ]
……私にシャイは無いんじゃないか?
シャイっていうのはー、ローズとかああいうのに使う言葉。
[使う相手、間違ってる、と笑って]
……酸いも甘いもねぇ。
そうだったら苦労しねぇんだろうけどなぁ。
まー、余計なことばっか知ってるのは肯定しとくよ。
[メイの言葉にゆるく目を伏せて。
少し沈黙した後]
……考えとくよ。
[そう返して。その直後の声に少し吃驚しながら]
……そのうち怪我すんじゃねえか、あれ。
[ひやひやする、と呟いて]
[気を取り直してまたザーリザーリザーリザーリ
かまくらの作れそうな丸い雪山は少しずつ削られ
いびつな三角錐ぽいカタチへと変貌を遂げている]
アーヴァインさんにはああ言ったけど…間に合うかな…
[意外と雪を削るのは大変だと思い始めている]
…ローズマリーはシャイなの?
なんだか褒められるのが苦痛みたいな印象だったけど…
[思いもよらなかったのかさも以外と言った口ぶりで
思案するも良く判らない様子でそっか、と短く呟いて]
余計な事?
カミーラの知ってる事は聞いててとても面白いよ。
うん?でもカミーラにとって必要ないなら余計なのかな?
[沈黙の後に返される答え]
…ん…別に無理にそうしなくても良いと思う。
カミーラの望むカタチが、良いんだろうし。
変な事、言っちゃったかな。
[ごめんね、と呟いて作業を再開]
大丈夫、大丈夫。
こう見えて結構頑丈なんだよ?
[斜面が急になればずるずると滑り降りて]
これで削れるのはこんなもんかな?
あとは少しずつじゃないと壊れちゃいそうだし…
[雪山のふもとに溜まる崩れた白を眺めて]
…先にコレを片付けないとか。
[シャベルで雪を集め始めて]
[小さくも大きい雪山の隣に
小さくも小さい雪山が出来ていく]
…仲良しだね?
[くるりと回した瞳は天を見上げ
頭上のリリィが覗き込んで額に鼻先を寄せるのに口元を緩め
手を伸ばして其の背を撫ぜてやる]
リリィとも仲良し…
……シャイではないのかな。
何か私とは対極すぎてよく理解できないんだよな……
[でも同じ女としてはああのがいいのかな、と呟いて]
余計ってのは、知らなくても生きてけるってことさ。
知らなくても、何も困らないような。
[謝罪の呟きに苦笑して]
……いや。
私が色々考え過ぎなんだろ。
メイが謝ることじゃない。
……世界一硬いダイヤモンドだって、割れるときは割れるからなぁ。
頑丈だっつっても気をつけろよ?
[パンパンとシャベルで小さな雪山を固めて]
どうせまだまだ削ったらこっちに足すかな…
[大きな雪山に向き直りスコップを両手に持ったまま
高く掲げるように伸びを一つ
獣のように眼を細めて左右に首を捻る]
対極…うん…カミーラとローズマリーは全然違うね…
[自分の言葉でふいに思い出したのは青い瞳か]
二人とも、好きだけど、全然違う。
女としてとか…良く判らないけど…
カミーラは魅力的だと思うよ?
生きていくのには必要なくても、きっと日常を彩れる沢山の事を知ってるし、お料理も上手だし、健全で健康的な雰囲気はみんなを元気にする力もあると思う。
[ふんわり微笑んで指折り数えてから
他にもいっぱいあるけどね、と加えて言って]
…考え過ぎ?色々知ってる分だけ、沢山考えちゃうのかな?
うん、ありがとう、でもカミーラ、きっと答えは何時だってシンプルだよ、そんな気がする。
[ダイアモンド?と小首を傾げ]
ダイアモンドダストは綺麗だね…硬いかは判らないけど…
彼は詰め所で会場を彩る装飾品の下準備をしていた。
黙々と一人で指先を動かして行く。
部屋の隅に設置された、薪ストーブの中で炎が踊り、
載せてあるヤカンから湯気が上る。動く箇所と言えばそれくらいで、
何時間も彼はその場で作業を繰り返していた。
ふと手を休め、床に寝転がる。
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