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えぇ、雨ですからお気をつけて。
またお伺いしますんで。
[車の中から二人を見送り、ため息を一つ]
冗談じゃない…まだ先生に殺されたくないですよ。
[少し頬に赤みが差していたのは気のせいか。
それでも本当にシャロは綺麗になったと思う。
それだけは素直に思ったのだが。
少しこぼれた苦笑はいつもとは違うものだった]
…にぃ、さん。
[暖かな肌と毛布の柔らかさとにほっとしたように瞳を細めたけれど、それだけでは嫌とばかり似、腕を絡めたままをよいことに唇から首筋、鎖骨のくぼみへと口付け、柔らかい舌を這わせて]
[起き去りにされた紅茶の缶を手にとり、戸口のソフィーを追いかけ]
ぜんぜん大丈夫には見えないわ。
無理しちゃ駄目よ、ソフィー。
もし、よければ、もう少しキミのことを聞かせてくれないか。ステラ。
キミは、神に身を捧げた、と言ったね。キミは、信仰を持つ身だったのかい?
[追い掛けて来るローズの声が遠い。
歪む視界を振り切るように店を出て数歩行った所で]
お父さ──…。
[闇へと吸い込まれるように*ソフィーの意識はそこで途切れた。*]
本当に?
本当にせんせいは…そう思いますか?
人は…生まれながらに罪深い生き物なのですか?
その罪深い人間すら主は無償の愛を注いでくださるのですか?
だったら何故――…
わたしは神父様たちの手で忌み者として扱われなければ…ならなかったのでしょう?
あの日、主の許で穢されたわたしは、それ以降淫楽に溺れる事を夢見て仕方がありません。その度にわたしは苦しまなければならないのです。
罪を思い知らされる度にまた、新たな罪を犯してしまう…。
そんなわたしに、一体いつ救いの道は開かれるのでしょう?
[わたしは飲み干したカップを手に乗せたまま、静かにでも揺るがない強さで先生に問い掛けた。]
せんせいは…少なくてもわたしから見たら聖職者ですよ…?愚かな罪人ではない…。
だからそんなことは言わないで?せんせいがご自身を卑下するたびに、わたしはまるで奈落の底に落とされたような気分になる…
ん……っ、
[不意に舌で首筋をなぞられ、“兄”の目はふっと細くなる。]
ニナ。……今日は大胆だね。
どうしたの?
[鎖骨に舌が触れ、一瞬だけ目を閉じる。再び目を開けて“妹”の髪を撫でると、]
………可愛い。ニナ。
[唇の緊張がふと緩む。髪を撫でていた手がそっと降り、頬から首筋、鎖骨を横になぞり、胸の谷間へと降りる。]
ニナ………ねぇ、声を……聴かせて。
甘い、甘い、ニナの声を。
[そのまま手を横に動かし、“妹”の胸を手で包んだ。]
──シボレー・車内──
[ハーヴェイの車が背後に遠ざかって行く。雨が窓を覆う。
車の中は、心地良く慣れ親しんだ二人の密室だ。
図書館のある町の中心部へ向かって行く車の中で、窓の外へ視線を投げかける。]
…もう、パパ。
はずかしい事言っちゃ嫌よ……。
[呟いたのは心の中でだけ。]
―車内・路上:図書館→―
[図書館で借りていた本を返し、資料用に制作したホーンブックを託した。
車に乗り込むと、今度は雑貨屋へと向かう。]
どうせドライブするなら、晴れた日にどこかへ遊びに行ければいいね。
[そう言って微笑んだが、気持ちはどこか憂鬱だった。
少しでも気持ちが高揚するよう、なにか楽しい音楽がかからないかとカーラジオのスイッチを入れた。
狭い町のことだ。雑談という雑談をするほどの間もなく、雑貨屋についていた]
[わたしは込上げてくる思いを制御出来ず、吐き出すかのように言葉を紡ぎ――]
えぇ、わたしは6年前まで…本国でシスターとして主と共に暮らし、主に純潔を捧げていました。
―雑貨店―
[シャーロットの心の中の呟きは知るよしもなかったが、車を降りる頃には私の表情も常とはさして変わってはいなかったことだろう。]
開いてるかな。
[雑貨店の扉を開いた]
[ステラが辛そうに言葉を吐き出すたび、ルーサーの胸は締め付けられた。無力感が彼を苛む。]
[ルーサーはうまく言葉を継げない。涙が、彼の頬を伝う。]
大丈夫、大丈夫、大丈夫だから……
[彼はまるで自分に言い聞かせるように呟きながら、彼女の告白に耳を傾けた。]
[ソフィーが倒れる数分前。シャロとヒューバートを見送った後、自分も戻ろうとエンジンをかける。先程の頬の赤みは綺麗に消えていた]
雨、結局止むのかな。
また災害なんてことにはならないでほしいけど…
[恩師とその愛娘に会えたことは嬉しかったが、この雨だけがどうしても憂鬱だった。何かの前触れのようで。
体の不調も風邪だと信じられるのが今のうちだけな気がした*]
[雨の所為か、ラジオの音に雑音がわずかに混じる。]
──そうね、パパ。
この前の暴風雨で町の人はみんな雨が嫌いになってしまったかも。
今度出掛けるなら、晴れた日に馬に乗りに行きたいな。
…その時は、私がお弁当を作るわ。
大丈夫、ケーキだけがおかずなんて事は無いから。
[不吉な予兆の様なものは、シャーロットの胸にもわだかまっていたようだ。雑貨屋についたので車を降りる。差し出された傘に自然にエスコートされるように。]
──車→雑貨屋──
…いつも、兄さんがしてくれることを、真似しただけ。
早く、あったまりたいの。
…嫌、だった?
[少し不安そうな瞳で"兄"を見上げる。
神を撫でる手のひらも肌に触れる指も、全てが兄のものではないとわかっていてもそれでも焦がれずにはいられなくて]
…ん、ぁ
[手のひらの中に胸が包まれれば、微かに鼻にかかったような高めの声がこぼれるだろうか]
どうして…?
どうしてせんせいが泣くの?
わたし…行けないことでも言ったの…?
[静かに頬を伝う涙。穢れないその雫はきっと聖水のようだとわたしは思った。
そんな彼の頬に触れてもいいかと戸惑いながらも、思わず右指を伸ばしてしまう。拒まれてもいい。でも何かして差し上げたかった。]
泣かないで…せんせ…なかないで…――
[まるで涙の枯れた私の代わりに泣いてくれているように思えた。ううん、そう思いたかった。]
―雑貨店前―
乗馬もいいね。ロティが弁当を作ってくれるなんて、楽しみだ。
[不吉な予感も未来への憂鬱も娘の言葉にわずかに遠のいていた。]
リック。いるかい?
[店の中を覗き込むと、奥へと声をかけた]
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