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―二階/廊下―
良い事を謂うな。
確かに此処には、鬼は幾らでも居よう。
[笑いながら言った。]
そう。彼を観るとね。
……では大人しく待つとするか。
ただ、藤峰君の“物語”に私はその思いを重ねていた。
私は“物語”の中に生きてきたんだ。
――望月君
もし君は――翠さんが“倒れた”ならどうするつもりなんだ――
[望月は人で有る事を確かめたいのだろう。]
──…あたしを見て。
いただきたかったのですけどねえ。
も う 意識 が…
『保てそうに有りません。』
『けれど、あたしが屍鬼だと告げれば、其れは其れで人である事を全て放棄してしまいそうで──』
[もう、涙を流している事すら感じる事が出来ない。
白く温かな肉達、蠢く生者の気配にギシギシと腐食した爪と、あさましき獣の様な牙が軋む。
仁科の口元に滴る透明の液体は……。]
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