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―朝 自宅―
んっ、ん……
[イスに腰掛けながら、ステラの様子を看ているうちにルーサーは眠ってしまったらしい。]
朝か。ステラは……
[ソファで毛布にくるまって寝ているステラを覗き込む]
ニー………ナ?
[タオルを取りに行こうと歩み出した男の背中に、外気のにおいを帯びた湿気が貼りつく。ニーナの腕が、微かに震えているような気がした。]
俺は……“兄”としてニーナが心配な………
[言い掛けて、首を左右に振る。]
ニーナ。可哀想なニーナ。
……こんなに震えて……
大丈夫。俺がいるよ………
[向き直り、ニーナの身体を強く抱き締める。そして……]
いいよ………おいで。
[ニーナの耳元で小さく囁くと、彼女の手を取り2階の寝室へ誘った。]
[あの日父と母が並んで座っていた席。
そのスツールの縁を指先で撫でながら思う。
この店の事を語る父と母の、楽しそうな笑顔を。]
[微かに拒否するようなそぶりはあったけれど、抱きしめられれば嬉しそうに頬を緩めて]
…嬉しい。ごめんね、兄さん…我侭で。
[少し動作すれば、雨水を吸ったブラウスからもスカートからも雫がまるで足跡のように床を濡らす。
二階へと誘われていく後にも残っていたから、まるでそれは足跡のようだった]
[ソフィーの「父も」という言葉を聞いて、そういえば事故があったのだったかと思い出し]
わかったわ。
シャンパンとお父様のブランデーね。
[ソフィーに頷くと近くのテーブルに座るようにと言い、地下のワイン倉庫に降りて行った]
――朝 ルーサー宅――
[差し込む明るさに誘われるように静かに目を覚ますと、そこは見慣れないような見慣れた場所だった。]
んっ…朝…?にしては…
[思わず起き上がろうとした身体は、まだ熱っぽくだるさを覚える。
と、そこで覗き込んできた先生の瞳とかち合って。わたしは少し恥ずかしそうに無理矢理笑顔を作りながら熱い吐息で挨拶をする。]
おはようございます…せんせ…
[視界に入る程度でウェンディを探したが、目にとめることはできなかった。しかしリックの言っている事は本当なのだろう。ネリーは安心した。]
うん、ウェンディが心配で来ちゃったから、買い物ではないのよ。
──車内──
工場で何かあったのなら、パパや私に話してくれたら良いのに…。
結局、ママは寝てないまま、今日も仕事に出掛けたでしょう。
[母親の話に眉を顰めた後、ヒューバートに首を傾ける。
サンドイッチがなくなるのはとてもはやかった。]
ああ、やっぱりハーヴなのね。
じゃあ、ちょっと声を掛けてみようかな。
[包みをきちんと片付けてから、傘をさして車から地面へ降り立った。カーディガンの下は、淡いグレーのストライプのノースリーブのワンピース姿だ。]
―2階・寝室―
[寝室にニーナを招き入れる。
シンプルで真っ白な部屋に、小さな棚とテーブル、灰皿。小さな窓。それから柔らかなベッド。あまり使われていないその部屋の壁に、2人の影が映った。]
………ニーナ………
[男は“妹”を抱き寄せ、唇を重ねた。]
……ダメだよね、俺。ごめんね。
俺、妹に、こんな………
[ニーナの頬を両手で包み込んだまま、“兄”は首を左右に振った。視界に入るのは、すっかり“妹”の身体に貼りついた服が描くラインと、ところどころ透けて見える肌の色。それから目を逸らすかのように、“兄”は“妹”を再び抱き寄せた。]
[コップを洗ってキッチンから戻り、ステラの熱をみようとしたとき、彼女は目を覚まし、照れたように挨拶をした。]
やあ、おはよう。気分はどうだい?
あいにく、物資は底をついているが、君の食欲があればパンを焼くことくらいならできるよ。
とりあえず、ほら、ミルクだ。熱いから、気をつけて……
あてられている…か。私もこの数日どうも落ち着かない、と言うべきなのか、ね。
どうしたものかしら。
[ネリーはぺろっと下を出してウィンク。]
[ルーサーは、昨夜の彼女の行動の理由を聞きたいと思ったが、彼女が自分から話し出そうとするまでは自分から聞くまいと思った。]
[窓ガラスを叩かれる音で覚醒した。
夢を見ていたようなぼんやりした顔は、叩く主を見極められないか、暫くその人影を眺めていたけれどもそれが見覚えのある人物─シャーロットだと知る]
先生…と…シャロ…?!
[言われた通りに近くの席に腰掛け、三つ編みを解いてバスタオルに水を吸わせる。そうしてからもう一度三つ編みを結い直す。]
『ああ、もっと、きて、ギルバート』
[静かになった店内に、ローズマリーの声が甦る。]
『欲しい、ギルバート、ちょうだい、あなたの、これを!』
[頭を振って振り切ろうとするが、声は張り付いたようにソフィーの耳元でリピートし、ソフィーの頬は知らずほんのりと赤く染まって行く。]
たしか、これだったはず。アラン・ロベール。
7年前の記憶は定かではないけれど、たしかにこのラベルだったはずだわ。
[ローズマリーはシャンパンの瓶を布でさっと拭くと慎重に階段をあがっていく]
あとは、お父様のブランデーね。
[シャンパンをカウンターに置き、飾り棚の酒瓶を順繰りにながめ、やっと探し出した]
レミーのVSOPこれね。
[二つの瓶を抱えるとソフィーのいるテーブルに持っていった]
ハーヴ、大丈夫かい?
寝不足なら、途中で居眠り運転しないようにね。
路面が荒れてるし、あぶないぜ。
[シャーロットの後ろから話しかける]
[ウェンディにみた症状、初めて見るものではなかった。外出先のノーマンでも一度あった。
それを彼ら――このシンメトリックな子達は知っているのか。ただ、その時はウェンディほどの症状ではなかった。
彼は『外気に触れすぎた』とひとりごちていた。ヘイヴン――ヘイヴニアンのみが持つものなのか。]
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