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[以外な拒絶の言葉と条件に目を丸くする。]
あなた自分のサーヴァントにあんな態度とられてるのに…へぇ…
見た目によらず義理堅いんだね。
[本性を自分が誤解していたのか、喧嘩するほど中がいいのか…それともSMプレイ?
とりあえず、目の前の男の認識は彼女の中で変化していた。]
うん、その条件でいいよ。交渉成立だね。
じゃあ私そろそろ帰るね。ランサーが探してるかも。
すいませーん、テイクアウトでそのティラミスとマンゴープリン二つずつ。
ごちそうさま、おいしかった。
[食後のドリンクを来るのも待たずそのままデザートをテイクアウトのデザートを受け取り当然のように店を出て行く。]
…ふぅん。
[ぽつり相槌。
争いの種を蒔くような言葉に眉がよる]
断る。
なるべく人は巻き込みたくない。
特に女子供は。
…そうか。
俺ももう少し探し……!
[きゅるるー……]
……探して、みる。
[空腹を告げる音、さすがに恥ずかしくて視線をそらした]
…。
[面食らう。
何なんだ、この人は。]
…そう、僕は、とても弱い。
どんなサーヴァントが相手でも、最終的に勝つ自信は、全くないな。
例えば、「彼」は、銃を両手に持って戦っていたと思うけど、僕の腕力と魔力の生成効率じゃあ、とてもとても、あんな真似はできない。
できることと言えば、せいぜい怪我の治りを早めることくらいかな。
怪我をしたら言うといいよ。
はっはっは!
…。
おほん。
[またも一つ、わざとらしい咳。]
…ってなことをさ、話し合っておいた方が、有利に戦える目が増えるかもしれないじゃないか。
どうして気にならないかなぁ。
僕が弱かったら、困らない?
折角苦労して呼び出したサーヴァントなんだから、色々出来てほしいと思わない?
例えば、僕が強力な結界を張れたら、この店が壊れる心配をしなくてもいい。
例えば、僕が他を圧倒するようなスピードのあるサーヴァントなら、例え見つかってもそれを生かして逃げてしまえば同じこと。
君は、身近なものを壊されるのが、嫌なんじゃないの?
[「彼」が屋内で発砲した時の、彼女の反応を思い起こす。]
−駅前−
[駅前まで歩き、西へと向かいかけ。先日教会を訪れたときとは違う何かを感じ取った]
……なんだろう。
行くな、といってる?
[西の方にあるもの、を思い出しけれど別におかしいものはないはずだった。
警戒を強めながら、樹那川の方へと歩き出す]
− 商店街 −
[店を出るとランサーの気配が近くに来ているのを感じる。]
[同じところに別のサーヴァントの気配。戦闘になっていないということはライダーだろうか。
成立しなかったとはいえ先ほどの交渉の後では顔が合わせずらいが…]
しょうがないか…
[気配のほうに向かって歩きだす。]
義理じゃないよ。ただ僕が嫌だと思っただけだから。僕にとって全ては僕が中心なんだからね。
お粗末様。お互いが最後まで残ることを祈っておくよ。
[ 久子を座ったまま見送り、店から出たのを確認してからレシートを手に取る。
そうして、そこで気がついた。]
そういえば名前を聞かなかったな。まあいいか。僕も名乗らなかったし。
[ 運ばれてきた紅茶をくいっと飲み干し、立ち上がる。]
で、僕のナイトはどこに行ったんだろうね。迷わず帰れているのならいいんだけどね。
[ 勘定を済ませ、外へ。]
ええ、セイバーについては、前回も同じ英霊が呼ばれていましたわ。但し、前回は"アサシン"として召喚されていたようです。私にとっても、厄介な相手……。
[シャルロットは、憂いを湛えた瞳で俯いた。]
リチャードについては、ライダーの可能性もありますわね。何せ当時の騎士は騎乗が常でしたし。
また、何か判ったら情報交換お願いしますわ。
リチャードの拠点については、場所は美貴さんにお尋ねになるとよろしいですわ。陣をしかけるも貴方の自由ですしね。
[ダーリン、という冗談に、それまで真顔だった表情がふわりと緩む。]
殿方をそのように呼んだ事はありませんが……ヴァイナ?
ヴァイナさんって、お呼びすればよろしいの?
― 商店街・夕暮れ ―
ああ、かなり暗くなっているな。思ったより長く喋っていたか。
腹空かせてなけりゃいいんだが…。
アパートに帰ってろよー…。
[ 足早に、自宅に戻るべく駅前へと足を進めた。]
−樹那川土手付近−
たぶん、この辺り……。
[辺りを見回すと、少し遠くにシャルロットとキャスターの姿が見えた。何事もなく、話しているように見える。遠くから見ても、キャスターの雰囲気が、戦闘時とは打って変わったように穏やかなのがわかる]
シャルロットの威力なのか、それともキャスターの性格なのか……。
[半分あきれたように呟いた]
― 中央ブロック・噴水 ―
この時代の金銭は持っていないからどうしようもないけれど。ライダー、マスターは何処かに住んではいないのですか?もし住居があるなら、そこに帰ってみてはどうです。
[言われて頬に手を当て考える。]
弱いのは……困るかもしれないけれど。
わたしが呼んだあなたが弱いとしても
それは、仕方のないことでしょう。
それで結果が変わるわけではないわ。
確かに店や温室が壊れるのはいや。
でも、壊れてしまうのは仕方のないこと。
わたしはそれより……。
[戦いの中魔力が奪われたときのことを思い出して体が震えた。]
魔力を使いはたして倒れるのがいやだわ。
そうね、そういうことは聞いておいたほうがよかったかもしれないわね。
[できる範囲で、といったからそれで伝わっていると思っていた。]
……そういえば、あなたが部屋に運んでくれたのよね。
ありがとう。
騎士の適正を持ちながら、暗殺者の適正も持つ英雄…?
[はっきり言って、該当する英雄が全くと言っていいほど浮かんでこない。
弓兵と暗殺者とかならいくつか浮かぶのだが…。]
同じ適正を持つが故に、アサシンのクラスの"動き"が読まれる可能性があるか…。
でもその割には単独行動してたよなーアイツ。
……マスターが、自分が守る必要のない安全な場所に居るってことか?
そうだな、あとでボケマスターにも話を聞くかー。
ついでに頭もひっぱたいとこう。
…てかむしろ、普段から一緒に行動した方が都合いい気もするんだけどなー。
むしろそっちのマスターにうちのマスターの手綱を握ってもらいたいのが本音だけど、正直疲れすぎるんだよ。
[はぁ…と溜息をつきながらも、呼んだことがないと言う発言に対しては"是非俺をその最初に!"と返答するほど元気だったりする。]
うん、ヴァイナで頼むよマリアちゃん。
― 中央ブロック・噴水 ―
…う。
[ばつの悪そうな表情、ちらりと槍兵のほうを見て]
……し、しかたないだろ、育ち盛りなんだよ!
[魂が育つというのはおかしい話かもしれないし、実際英霊が育つという話がどこかにあるとも聞いたことはなかった。
意識をしてはいなかったが、公園の入り口にクレープのワゴンが合って、そこからの甘い香りが引き金だったようだ]
…住んではいても、あの阿呆が見つからないのでは食料を調達することもできん。
[だから探していたといわんばかりの表情、むっとしたように頬を膨らませる。
それこそ、一般人の目から見たら騎兵はただの中学生にしか見えなかったことだろう]
― 夕暮れ 中央ブロック・噴水 ―
[ランサーを見つけゆっくり駆けよる。]
ランサーお待たせ。
[やはり一緒にいたライダーを見て少しバツの悪そうな顔をする。]
ライダーのマスターと会ってた。
とりあえず、私達は同盟関係を結んだから。
お互いに攻撃はしないこと。
ライダーは詳しいことはマスターに聞いて。
[簡単に説明をするとライダーに店の場所を教える。]
[頭が冷えていく。]
…彼に言わせれば、「出来る限り」っていうのは、君が魔力を一生持つことが出来なくなる、その寸前までってことになるんじゃないかな。
いや、僕でも、そういう風に取るかもね。
君が倒れたって、戦いにさえ勝てば、この家まで運ぶことも出来る…そう、昨日のようにね。
礼なんか、言わなくてもいいよ。
サーヴァントとして、当然のことをしたまでだ。
君に死なれたら、僕は、この戦いに勝つことが出来ない。
「彼」も、銃を撃つことができなくなる…。
むしろ、謝ろうと思っていたんだよ。
勝手に部屋に入って、悪かったね。
[二人に見つかったことに気づき、その場へと駆け寄る]
ごめんなさい、マリア。手紙を出すついでにここまで来てしまいました。
キャスターは無事だったのですね。昨日の戦闘はだいぶ派手にやりあったようでしたので……。
[ふと、視線を横にそらすと、昨日の痕が色濃く残っていた。わずかに眉をひそめる]
これは……教会も大変ですね。さすがに元に戻すのは無理でしたか。
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