情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[呼び鈴を鳴らしてしばらくすれば、現れた”兄”は目を丸くしていて。
外套なんて着たところで意味はなくブラウスもスカートも全てが雨に濡れていて]
…傘、この雨脚じゃ意味ないと思って…それで。
[すっかり雨を吸って重たくなった外套を脱ぎ落としながら、タオルを貸してほしいとナサニエルに願い出る]
…なんだろう。
さっきの人と目が合った瞬間。
一瞬、心臓がドキッとした…──。
[車内に低く伏せたままで、ぱちぱちと瞬きをして呟く。
カーディガンの襟元を握った手を心臓の音を確かめるように胸に滑らせる。]
…こわいな。
はやく、パパが戻って来たらいいのに。
[それから何分間が経過したのか。
雨に混じり扉が開く音。足音。近くて車の扉が開閉する音が聞こえて来た。]
[反応がないステラを覗き込む]
寝て、しまったか……
弱ったな。しょうがない。
[ルーサーはステラの体についた水滴を拭き取ると、服を脱がせ、寝間着へと着替えさせた。]
――雑貨屋前→中――
まあ、良いや。とりあえず入って。何がどうしたのか知らないけど。
[ニーナが立てかけて行った傘をかざし、店内へとネリーを誘った]
『表情は別に暗くないな。沈んでる様子もないし。ボブと特に何かあった訳でもなさそうだ』
──パパ!
[ヒューバートが帰って来たのだ。
父親がシートに座る前に思わず抱きつく。それから、ギルバートの話を聞いて、目が合ったと思った瞬間にこわくなった自分がはずかしくなった。]
―雑貨屋前―
[ネリーはリックの姿を認めた。先程よりも精神的に余裕のなさが伺える。
いつもよりしなだれているネリーの髪が濡れ具合を物語っていた。]
ど、どうしてもウェンディが心配になって来てしまったの…
ウェンディは?ニーナは?
[今すぐにでも見たい、と焦燥の色が雨で冷たくなった顔からでも見える。]
[ローズマリーはソフィーに言われて彼女が濡れて寒そうにしていることに気づく]
あら、ごめんなさい、タオルを貸してあげるわ。
[彼女の話しを半分聞きながら奥へ走り、バスタオルを一枚ソフィーに渡す]
お店の床がぬれたってどうということはないわよ。
あら、明日がお誕生日なのね。
おめでとう。いくつになるのかしら?
[ソフィーが何歳ぐらいなのだろうかと見当をつけようと不躾に眺めて]
大丈夫?ニーナ。
ほら、上がって。
……いいよ、濡れたまんまで。風邪ひいたらまずいだろ?
[ニーナの身体を右腕で引き寄せ、半ば強引に家の中に招き入れる。]
ニーナ……身体、冷たい……
シャワー浴びておいで。タオル持ってくるから。
[寝息を立てるステラを横目に立ち上がると、ルーサーはキッチンへと向かい、湯を沸かし、コーヒー豆を轢いた。]
それにしても、こんな時間に彼女は独りでどうしたんだろうか……
[彼女の身の回りによくないことが起きているのではないか。そんな胸騒ぎがする。]
これ以上あの子を試みに遭わせないでください……
[ルーサーは沸き立つ湯を見ながら、弱々しくひとりごちた。]
ははは。
ごめん、ごめん
[シャーロットを抱き寄せ、目を細める。頬にやわらかく口づけた。
クロワッサンサンドを彼女に渡し、ポットを開ける。紅茶をカップに注ぐとすすめた。]
[膚を掠める感触。それは性的なものを感じさせない。
まるで親が子に接するような。そんな温かい――]
せんせ…ごめんなさい――
[無意識の内に零れ落ちる謝罪は、ステラ自身の本心から出た言葉だったのだろう。]
…うん。
[小さく頷くと家の中へと。
シャワーは確かに使いたかったけれど]
やっぱり、タオルいらない。
シャワーよりも、兄さんにあっためてほしい。
[それは普段の彼女であれば絶対に言わないような言葉。
ぴたりと、”兄”の背に抱きついて]
…だめ?
[不安そうな小さな声で尋ね]
[小声で礼を言いながらタオルを受け取る。
少し戻って、玄関先で水を滴らせるスカートの裾を軽く絞り、濡れた足と髪を拭いながら、カウンターへと進んだ。]
どうも、ありがとうございます。
今年で25になります。
[言葉少なに歳を告げると、こちらをじっと見つめるローズマリーの視線に気付き、居心地の悪さに俯いた。]
[まだ熱いカップを受けとる。クロワッサンのバターの香りにシャーロットのぐうとなるお腹の音が響いた。]
私もお腹がぺこぺこ。
──先にここで食べていい?
あ、ねえ。隣にとまってる車って、もしかしてじゃあハーヴ?
知らない人が出入りしてた後だから、あっちに人が戻って来た時、確認しにくかったの。
[シャーロットも小さな口を大きく開け、ヒューバートのようにサンドイッチにかじりついた。]
25歳…。
もうそんななのね…。
あら、ごめんなさいね。
シャンパンだったわね。
あの時のとは年が違うけど。それでよければ同じ銘柄のシャンパンがあるわ。
ウェンディは大丈夫……だと、思う。
さっき起きたんだけどね。
[店内を見回しても彼女の姿はなかった]
こっちにはまだ出て来てないな。居間なのかも。
買い物に来たんじゃないなら、しばらくゆっくりしてけば良い。入ってよ。
やっぱりあれはニーナだったのね。じゃ、ウェンディも一安心、なのかな。
[リックってこんな前へ出る子だったっけ?と内心思いつつ、首を下げてリックの心意気を体で受け取る。
リック自身、落ち着いているようにも見え、少しほっとする。]
―シボレー車内―
すっかり待たせちゃったな。
おなかすいただろう?
[クロワッサンサンドを彼女に勧める。食べる為草に口元を綻ばせた。]
昨日、ママはどうしたんだろうね。
[工場の様子を見に行くのだと言って出て行った彼女は遅くに帰ってきたのか、朝はひどく焦燥していて朝食を用意していなかったのだった。
シャーロットの問いかけに、アンゼリカ店内でハーヴと会ったことやそこでした話も語った。]
挨拶するかい?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新