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── 現実世界<Mundane>/電波塔(柱の間) ──
[ばさり、と睫毛を動かし、輝く白色の髪、惑星の色と同じ深紅の瞳のセシリアが、電波塔の暗い部屋で目覚める。]
Morgan Utsumi?
[名を呼ぶ声が、静寂の中に反響──した刹那、
それはセシリアの肚を破り、産まれるPGMのヴィジョン。
漆黒の正╋字を象った二つの大槌と、──部屋の床を滑るように転がる9の赤い惑星(コクーン)]
──…ッ
キャ ァァア ア アアアッ──!
[電波を多分に反射するその現実空間──柱の間に反響するのは、「┫」「┣」の形、合わせれば正╋字を成す大槌を、みずからの肚から引き抜くセシリアの悲鳴。]
大体。
また何かあったら来いって言ったのは、おじいちゃんじゃない。
やっぱり長く生き過ぎて耄碌してるんじゃないの?
それともメンテ不足?
どっちかってゆーと、後者、かな。
ふうん? メスガキ、ね。
どんなに顔を作り変えようと、おじいちゃんの本性はそっちなんでしょ?
しかも快楽と人間味とか。
……ただの色ボケって訳。
人の事メスガキとか言う資格ないでしょ。
[そこまで言うとあきれ返ったように肩を竦め、背を向ける]
―現実世界/北東部機内―
なッ………。
[背筋に冷や汗が滲み出る。トライデントを
持つ手が緩み、槍を取り落としそうになる。]
正気なのか…テメェにも予想がついているだろう?
その「解」とやらの正体がよォ。
[背を向けたまま、戦慄く全身。]
俺だってテメェだって、「解の先」に
立っていられるのかわかんねェんだぞ。
それでも…それでもなのか?
―― 中央部/電波塔 ――
『――マスター? マスター?』
[AIの少女が呼び掛ける声にも気づかぬまま、男の手はホルダーの銃を探る]
『――マスター! 重要な変化です、電送します』
《――【04/Siren】【11/Gekko】の反応消失(ロスト)。東部エリアで中規模の崩壊を検知。これらの事象の関連性はまだ不明です》
なら、それに……あいつは関わるのか?
私は夢を…?
私が、このメガロポリスに粛正を?
[両手首に、紅い惑星が刻み込まれたような9の円形のタトゥーをみつけ──]
いいえ、夢では無い。
[セシリアは、己の成した事が現実である事を確認する為、柱の間を出る。]
―電脳世界/Closed Morgan's Space―
一生受用する米銭の吟
恥辱無知にして万金を攪む
勇色美尼 惧に混雑
陽春の白雪 また 哇音
[達観したような表情で言葉を紡ぐ。]
まぁ、何とでも言うが良い。
もともと人に備わっている呪縛だ。
言い訳する必要など、どこにもない。
で、言いたいことはそれだけかね?
―― 中央部/電波塔前 ――
[ホルスターから“MP12”拳銃を抜き出し(ドロウ)。掌に埋め込まれた非接触型端子を通じ、スマートリンク機能が起動する。サイバーアイの視野に照準と距離表示が現れた]
おい、聞こえてるの――
[か、と続く言葉。
だがその相手を見失って声は途切れた。目測とレーザー反射により距離を算出すべき対象の姿は、既に上空には無い]
……消え、た?
―― Mundane/北東部・機内 ――
既に解に踏み込んだ。
問題は、世界が解の先を受け入れるかどうか。
勘違いするな。
過去の過ちを正そうとは思っていない。
実をもがなかった世界に興味があるだけだ。
――何故ならボクは錬金術師だから。
[呟く間に頭部の鮮やかな赫の花は萎れ黒き花々が咲き乱れる。髪は黒から緑に。左目は灰青に。]
[自身のspaceまで戻ると、背に聞こえた言葉を鼻で笑い]
どんなに長く生きてても、人は人ってこと。
その呪縛を破ってこそ、言葉には重みが出るのよ。
ああ、そだ。死の乙女について調べないと。こういうときPublicの図書館調べられると楽なんだけど。
ないものは仕方ないか。
……あれ?
[灰色の中に同色のtextdate。日付は先ほど見たtextより少し後のもの]
ん、無事確認。……東部は壊滅状態?
原子分解を促すPGM……?
やっぱり単語だけだし! もう少し文章でつづってくれてもいいのに。
── 現実世界<Mundane>/電波塔→外へ ──
[意図的であるのか。知らずにか。
地図に映るドット、06がケネスに近づいてく。]
―― 現実世界/北東部・機内 ――
ヒュゥゥゥゥ…御出座しってわけかい。
[背を向けたまま、高らかに。]
「解」が出ちまうなら、仕方ねェ。
どうせその先にゃァ俺はいねェんだ。
[トライデントを握り直す。]
だが、仕事なもんでな。それをしようというなら、
悪いが立ちはだからせてもらうぜェ?
第八<ホド>から知らされているだろう。
俺ァそんな低いハードルじゃァねェぞ。
[羅列された文字の中に「死の乙女」。そこに目を留めた]
カルト教団……。下で建物を見たのは覚えてる。
原子分解……。どんな繋がりかはわからないけど、関係はしてると見ていいわけか。さっきの映像も、同じPGMだとは思わないけど、関連性が高い。
何々? これより後の通信は不可能?
ん、ま時間的に見てヒュプノスが蔓延した位か。なにしょーがない。
戻ろうっと。
[通信を終了し、意識を覚醒させる]
――Mundane/電脳街――
[ブースから出ると、店の外へと。ふと中央部のほうへ視線を投げると、そこにあるべきものの姿はなかった。ただ、柱だけが残っている]
電波塔、なくなってたんだ。ひょっとしてそのせいもあるとか? なわけないか。
[地図を広げると、中央部にはいくつか点があり、06と07が同じ場所に光っている]
おいちゃん危ないって事?
そんなすぐ攻撃とかさすがにしないだろうけど!
アと一回おじいちゃん殴っておきたいし!
[中央部へと向けて滑り出す]
ククククククク……いいねェ。
このゾクゾクする感覚…思い出す。
俺のモノは、すでに全力で天を仰いでるぜ。
[震える。恐怖―否、快感に震える。]
もっと…もっとだ。もっと俺に生きる実感を。
[ホログラムのヴィジョンが*消える*。]
そんなに「解の先」が見たいなら、
俺は避けて通れねェ。待ってるぜ。
―― 現実世界/電波塔前 ――
《――Ping.接近してくる対象、1.
【06/Death Maiden】です》
[耳小骨を震わせて"Celia"が告げる。男は示された方角へと向き直った]
── 現実世界<Mundane>/電波塔の外 ──
[灰色の瓦礫が、黒色の水溜りに浮かんでいる。崩壊した電波塔の前。
セシリアは、髪色を淡い白色に発光させながら、ゆっくりと歩いて行く。
セシリアは、視線を一度手元に落とした。
両手首には、紅い惑星が刻み込まれたタトゥー。正╋字を成す大槌は姿を消しているが、右の手の中には透明ではなく、黒い針が有る。
左の手のひらには、キューブ上の地図。]
mortal──です、ね?
はじめまして。
[セシリアもケネスに向き直る。]
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