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ひあっ……!?
[不意に訪れる冥闇。
暗所が苦手な訳ではない。寧ろネットはいつも暗い部屋。
けれど此処の闇は厭だ。いやだ。――死を招く]
や、ぅぁッ、
また誰か死ぬの?
殺……殺すなんてらめっ――
[伸ばした手の先。誰かを探す。誰でもいい。
誰でも良かった。
嗚呼、このフルーツのような馨りがするのは
シャーロット。
誰でもいい。誰でも良かった。
屍体じゃなければ]
……ぁ、ぇ
というか、逆にトビーがすげーよ。
昨日のラッセルは、オレが潔白証明してんのに信じない
とかトビーの占い先変更どう?とか言ってたってのに…。
あー、ラッセル…頼りないかもしれねーけど、絶対力になるからな。
[トビーの嬉しそうな声と拍手、それはラッセルがこの事件の犯人だという事を知らせる物で――]
そ、それは本当ですか!?
彼とその仲間を行動不能にすれば、この悪夢は終わるのですね!?
[暗闇の中、落ち着けと言った本人にも関わらず、叫んだ]
って、えええええ!?
犯人!?
[トビーの声が闇の向こうから聞こえ、
コーネリアスは声を上げた。]
ちょ、どうなってる、の、
明かり、何処……ッ
[びくっと震えるコーネリアスから指先を離し]
あ・・・、うん。
ごめんね?コーネリアスくん。
結局、キミは何も配役を貰っていないんだね。
疑ってしまったけど、これではっきりして良かったよ。
[薄く微笑んだ]
いやいやいや、僕もビックリだし。
つーかラッセルとか見たくなかったし。
僕にやたら熱心に味方してくれてたしさァ…あーダリ。見てよかったよかった。コーネに感謝感謝大らっきー。
正直ゼンッゼン期待してなかった。
[指先でくるくると注射器を弄んで]
でもまぁ、ここが行き止まりィの運の尽きだネヒャハー。
照準セェーット、なんつってね。
[ダーツを投げるように哂った]
ぎ、ギルバート、さ……
あは、そ、っか。
[遊びでもなんでもいい、
なんろなく違うといってくれたことが嬉しかった、けれど。]
あはは、はっきりしない性格だから、仕方ないのかもしれないですね。
って、わー!火!火!
なら、とりあえずラッセルが犯人として。
トビーはもうひとり。ギルバートはもうふたり、誰が犯人か解らないってことね。
この事件をシャーロットが仕組んだのだと思うなら、すこし違ってくるけれど。
[触れたのはヒト型で、
ヒトの温度があって、
やわらかくて、つるつるで
でも、どんどん冷たくなっていく。]
……や、ら、――
お姉ちゃんが死んじゃうのはダメ、だめ、しんじゃだめ。
もうあたしのお姉ちゃんが減るのはやだ。
ヤコちゃんみたいに死んじゃうなんてやだ。やだよ。
あたしのお姉ちゃん、シャロさんで四人目だったのに
ヤコちゃんとシャロさんがいなくなったら
あと二人しかいないよぉ……。
[近くにコーネリアスがいるのだけはわかる。
軽く彼に触れながら]
…落ち着け、って。
お前は、これで完全に身の潔白が証明されたんだ。
自信持っていけよ。
[ぽん、と肩を叩き、暗闇できっと見えないだろうが笑みを*向けた*]
シャロさんを殺したのはあたしじゃないのに。
[どん。]
ヤコちゃんを殺したのは
[自分の心臓にナイフを刺す様な言葉を]
あたしだけど。
[勝手な唇が紡いだ。]
いッ、た……ぁぃ。
くらい、な・・・。
ソリッドのUSB製品を使おうにも、こう暗いと何処にあるか全く解らないし・・・。
[暗がりでリュックを抱え込み、*床に座り込んだ*]
[その時再び訪れる暗闇。懐からマグライトを取り出そうとするが、アーヴァインの部屋に落としてきてしまっていた事を思い出す
暗闇の中、トビーが自分を犯人だと言い放つ]
なっ!? それは……
[その時耳に届いた、セシリアの息を呑む音
それと同時に部屋に充満し始める錆びた鉄の臭い]
え、まさかこれは……
[そう呟いた時、灯りが復旧する
目が光に慣れたとき飛び込んできたのは、ヴィンセントとシャーロットの死体]
そ、そんな
[呆然と呟きその場に崩れ落ちる]
あー血が。臭う臭う。
クセェな…。急に濃くなった感じがするしあああああもうマジダリィしクソが…!
あーまた喉が痛くなっちゃかなわねーしもっかいラッセルのこと思い出してみるよ。
ったくガラじゃねーよなァ。
[ポケットから適当に菓子を取り出し、*貪った*]
[トビーが吃驚している。]
ふえ、
ど、どういたしまして?
え、えっと?
[なんか場違いなことを言っている気がしたけどなんかそんな事を言った。]
[このまま悪夢が続くかと思っていた、其処に射した光明。
―生きたい―]
…ゴホン。
これで、シャーロットさんを隔離した結果が、犯人を示す物だとしたら…。
[助かるという期待が胸を高揚させる]
…。
そう言えば、死体解剖だ隔離した人を見るだと言っていたヴィンセントさんの姿が見当たらないのですが…。
…まさか…。
[そこに襲い掛かったのは、急激に体を蝕む眠気―
気付けば、暗闇の中に倒れていた]
何、考えてるんだ、俺達をこんな目に合わせて、
それともただの愉快犯なのか。
シャーロットさん、ヴィンセントさん。
一体どうして。
セシリア、そこから離れるんだ。
怪我はないか、大丈夫か。
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