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……ふう。
[小気味いい音と共に、生命工学の教科書が閉じられる。]
やはり『足りない』か。
[時間だけではない。モノも、知識も、経験も。]
……やるしかない、か。
『試験』を。
[刻一刻と、期限は迫っていた。
どうしたものか。
残った収容者達のカルテをファイルから取り出し、*考える。*]
【日誌】
了解しました。
ネリーさんの状態は逐一観察しなければいけませんね。
肉体的な疲労、損傷よりも精神的なそれの方が深刻です。
例の相談、概要だけでも構いませんのでここに書いていただけないでしょうか。
【日誌】
試験の内容についてですが。
心技体に割り振ったテスト内容にするのはいい案だと思います。
ただ、技の試験をどうするかは悩みどころですね。
追伸
一回目の試験なのですが、変則的な案を考えていました。
ナサニエル君、ラッセル君、キャロルさんとコーネリアス君、
ネリーさんの組に分けてそれぞれ別の試験にしてはどうかと思っていたのですが。
[日誌を書き終え、デスクに突っ伏す。]
……問題が山積みですね、全く。
[そのままの姿勢で、いつの間にかうたた寝を。]
……お疲れ様でした。
[最後の教官を見送る。これで、とうとう残っているのは自分とヒューバートだけになった。それに伴い、最終選抜に残った収容者も決まった。]
いよいよね。
[とうとうこの日が来たか。
...が収容者に願っていることは唯一つ。悔いのないように生きて欲しい。明日をも知れないからこそ。それだけだった。
昨夜、ネリーに言えなかった本心。ソフィ自身が感じている絶望感や悲哀。しかし、それを言ってどうなるというのだろう?
...の願いはただ、たとえネリーにどんな結末が待っていようと、ネリーにも少しはいい人生だったと思って欲しいだけであるのだから、彼女に言った以外のことを、...は言えただろうか。]
[...は、職員室に戻ってきて、一度扉のところで立ち止まり中を見渡した。着任当初は、人で溢れ騒がしかったここも、なんと閑散としていることだろう]
……しずかねぇ。
[そして、机に突っ伏しうたた寝しているヒューバートを見つけ、顔を綻ばせた]
[...は、ヒューバートに近づくと、彼のデスクの上の、何か書き込んだらしい日誌に気づき、それを手に取り読み出した]
【日誌】
ネリーからの相談について。
『絶望』について問われる。
[ネリーとの会話内容の要点をまとめた後]
以上から、どうやら『絶望』についての私自身が考えている概念が訊きたかったのではなく、『絶望』についての対処法が知りたかったようだ。
過去、収容者であるということ以外に、彼女に希望を失わせる何かがあった?
酷く絶望感・孤独感を感じている様子。
しかし、それに反して彼女自身は人に頼らず生きられる自信、また人に頼ることを否定しているところがある。しかし、これは彼女のポーズ、強がりに過ぎないと思われる。彼女の内面を彼女自身が否定している現われか。
彼女には一人で生きているのではないということを伝える必要がある。要注意。
【日誌】
テスト内容についてちょっと考えてみました。
1日目は『心』で。
それぞれチーム分けし、違うテーマを与えて行動させる? 協調性も見れていいと思うわ。適正もあると思うし、別の試験というのは良いと思います。
その案だと、1チームだけ1人ということになるわね。トリオとペアのチーム分けではどうかしら?
ネリーにだけ『希望』というテーマで論文を提出させるというのなら、それも面白いかと思うけれど、これだと公平性が保てるかしら?
それに関連してちょっと考えていたのは、『希望』『美』『誠実』といったポジティヴな精神的概念についてテーマを与え、回答方法は自由にするというものだったのだけど。
2日目は『技』で。
ちょうどペアが2組になるし、これも団体戦の方がベターかしら。これも技術面に加え協調性が試せるわ。
試験内容は、それぞれの得意分野を突き詰めてもらう形になるんだろうけど、確かに悩みどころだわ。ここから多少戦闘要素も入れた方がいいかしら?
これはもうちょっと相談しましょう。
3日目は『体』で。
ヒューバートvs収容者の形で、収容者同士は協力し合うもよし、個人的にお互い戦いあうもよし、と考えていたわ。これも要相談ね。
【日誌】
そうそう、ネリーのケアについてなんだけど。
おそらく彼女は私の言葉はもう聞かないだろうから、コーネリアスに依頼しようと思っているのだけど、どうかしら。
彼には人を癒す力があると思うし、彼にとっても訓練になるのじゃないかしら。
【日誌】
1日目の『心』のテストについて。
まだ人数も多いし、もし3チームに分けるならなおさら時間がかかると思うの。
今日の最終選抜宣言とともに、試験内容の予告を行っておくと良いんじゃないかな?
今は、こんなところかしら?
あとは相談して決めるべきね。
……一人で残されるんじゃなくてほんと良かったわ。
[...は日誌を閉じ、職員室を*後にした*]
[昨日の話。
ライスボールがとれたのには驚いたが…実はこれは幸ある事故だったのだが…それ以上に、ありがとうと言われた事に驚いた。そして嬉しくて、照れて笑ってしまっていた。
ナサニエルに差し出された手をとって立ち上がればお礼を言って、すぐに書き途中の絵があると部屋へ戻った。]
…がんばんなきゃ。
[書き途中の絵なんて、
あとはニスを塗るだけのとっておきの一枚以外なくて。
そしてそのとっておきはまだ描き終えるつもりでない。
ベッドの下から引っ張りだしたのは1キロのダンベル2つ。
ちょっとでも強くなるのだ。
始めたのは少し遅かったけれど。
結局すぐにバテて、すぐに眠ってしまったらしいが。]
[過去に於いて、ヒトがヒトを作る事は禁忌だった。
――生命(いのち)とは尊いもの。
神の与え給うたものなのだ。
人の手で弄ぶ事は赦されない。
文明は進めどもヒトの手の及ばない、聖域。
然し人類滅亡の危機が迫った時、容易に破られる。
ヒトは遺伝子を操作して新たな命を生み出そうとした。
完全なる人間を、完璧なる人間を、種を存続させる為に]
[だが、其れは叶わなかった。
遺伝子レベルでの問題が無くとも、
実際に“稼動”させてみると欠損(エラー)が生じた。
データ的な問題は無いのにと科学者達は頭を悩ませた。
刻一刻と、近付くタイムリミット。
軈て、彼等は立ち返る。
ヒトがヒトを育むという、至って原始的な方法に。
然うして作られたのが彼等であり、此処の様な収容所。
其れが彼が“誰か”から聞いた話。真実か否かは知らないが]
[...は自室で個人端末を開く]
【日誌】
1日目のテストの件。
ネリーの精神的ケアのこともあるから、もし組み分けするならネリーとコーネリアスを同じ組に入れたいわ。
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