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[心なしか肩を落として答える執事の言葉を聞いて、少女は落胆の表情を浮かべる。身体よりも大きな椅子の背に身を凭せ、感情のやり場を見失って横を向いた]
地上は危険です、会長のきつい命令でございます、ね……たしか、前回も聞いた気がするよ、その言葉。だったら、どうして毎回、私を選んで「再生」するのかって言いたいよ……あなたとこんなやり取りを繰り返すのもお決まりになってるし。
ねえ、もしかして私の反応も前もって予想してた?
[いえ、と男性は静かに首を振る。
見れば判る事なのに、と思い、さらに奥の論理を認識して嘆息した。求められるのは一切の無駄を行わない実利主義なのだ、と。会話も思考も感情も。
彼の否定は幾つかの価値基準が適用され演算された結果の嘘。
そう気づいて落胆することも不必要。なぜなら彼はAIで制御されたドロイドで、自分専用に調整された応答パターンを持っているのだから]
……何の為に呼ばれたのかな、私ー―
[その声は誰の耳にも届くことはなく。
アダマンタイト・ガラスを隔てた真空に吸い込まれ――
暗闇の彼方へと*消えていった*]
牧師 ルーサー が参加しました。
[静謐なる電脳の海。
電脳(ユゥトピア)の最下層、押し寄せる濃密な情報の中に潜む危険分子をTwinsは目敏く灼き掃う。
演算処理はクピドを蒼褪めた色から温かみのある色へ変化させる。]
In nomine Patris, et Filii, et Spiritus Sancti.
──Amen.
[Dusk Cityに聳え立つ建物の姿は、人間用視覚ソフト及び音声変換ソフトを持たないために常に情報が流れている塔として見えていた。
街のあちらこちらの隅には、かつて人間でありプログラムであったdateの残滓が塵のように積もっている。]
お尋ね者 クインジー が参加しました。
「ザ…ザザ…損害修復完了、自己チェック…オールグリーン。
Eyes Of Fukt機能停止」
[補助プログラムからの報告を受け、クインジー、という名を持つペルソナを立ち上がらせた。
この行為自体には何の意味もないが製作者の趣味か、後付された人格形成プログラムはこういった事を好んだ」
[先ほど倒したプログラムの解析はすでに済んでいる。
特に得るものがない若いプログラムだった。
自らの存在目的…『より高度なプログラムや電子人格を撃破、吸収する事』を達成すべく最深部へ進む。
電脳世界でただ破壊の為にのみ存在した一個のプログラムは必要に迫られて様々な機能―情報収集の為の人格など―が付加されて現在に至る。
そして新たな戦闘力を持ったプログラム人格を認識するとその前に転移し、どこで得たのかも記録に残っていない前口上を述べた]
「恨みなんかがあるわけじゃないが…さぁ、始めようか…」
[IgnisとFuria群がるウィルスを灼き掃うと、絶える事なく流れ続ける情報の中に未開封の手紙を見つけた。白い手袋に覆われた手が拾い上げ、中身が開封される。
金糸の文字が手紙から離れて、洒落た装飾文が存在を誇示した。]
ゲーム?
[片頬を緩ませ、独白する]
無目的にばら撒かれている類のものでしょうか。
[──Entry Name:Luther.]
[一文は金糸の羅列に滑り込むように加えられる]
[──自己プログラムとシリーズ以外の殆ど全て対象への破壊を本質として持っているLuther/NIGREDは、製作者の意図通りにつくられ人格を与えられた。完成されたLutherは電脳世界に放たれ、クローズドの個人空間を二つと守護者を一体、アパーとパブリックの一部をダウンさせた後、アンダーに降り、今に至る。自己プログラムの破壊は、本質の断絶を意味していたからだ。
追撃の手を逃れ、電脳最下層に降り立った。この場所は破壊する相手に事欠かない為に、自然アンダーを闊歩する事になる。]
現在参加者は100名前後ですか。
界隈のものにしては少ないが、募集中か、新規に出来たものでしょう。
[相手を破壊しゲーム除去が行われる事で勝利と敗北が決まる簡単なルールだった。]
美術商 ヒューバート が参加しました。
んー、やれやれ。
[頭を掻きながら、手紙を読む。
表情は曇っているというよりも、単純に
面倒事に接したときのそれである。]
はぁ……アンダーねぇ。
もう相当昔のことだな、思い出せない。
[この世界は、空間的にも時間的にも広い。
それ故、様々なプログラムが作られ、
そして、廃棄されてきた。その繰り返し。
用途は数知れないが、使い方によっては
本来以上の脅威を発揮する。
Hubertは、そんなプログラムの1つ。
製作者が意図的に埋め込んだイースターエッグ。
予測不可能なバグ。それらの要因で、
本来動作が期待されたクローズドを追放。
その後は、アンダーを彷徨っていたとされるが、
詳細は不明。現在はパブリックに存在。]
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