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[通り過ぎたリビングにあったあの写真。
確か兄の学校の宿題、[家族の写真]で撮った物だったか。
幸せそうな家族の笑顔と一つ無表情に近い青白い顔。
あの時は笑っていたつもりだったのに、と苦笑する]
これが家族ってヤツか。家族って何なんだろうな。
笑っても殴られるものなのだろうか。
あんなことをするのが愛情っていうんだろうかね。
兄さん…いや、ユーインがあんな死に方をしなかったらこんな所二度と寄り付かなかったけど。
[くくっ、と喉からかすかに笑い声。次の瞬間、床に何かを叩きつける音が響く。まだ夜は長いはずなのに暫くは眠れそうにない*]
―ナサニエルの自宅・書斎―
[宵闇が差し込むベッドの上で、男はだらしなく横たわっていた。
男は、微かに目を覚ます。先ほどの「依頼」の遂行により、疲労感が身体の中に小さな澱みとなって走っているのを、彼は明確に感じていた。]
[安楽椅子の上には、無造作に置かれた黒いレザーコートとトランク。床には無数のメモ。]
ルー……シー………
[ズルズルとベッドから起き上がると、ライターの小さな明かりを頼りに、机の横にある段ボール箱にもたれ掛った。]
ルーシー………ィ
[ゴソゴソと中を物色し、男は小さな紙片を見つけた。瞳孔が開き切った目が、しばし釘付けになる。ミシン目に沿ってその断片を切り取ると、男はそれを舌の上に置いた。]
………………………!!!
[紙片が舌の上で、艶やかな根を下ろした。]
[直後に彼の視界に入ったのは、色とりどりの光。グネグネとカタチを変える赤、黄色、あ、あ、青。]
[真夜中だというのに天上から光が差し込み彼を優しく包み込む彼の目の前に現れたのは顔の無い女神でありセックスシンボル彼女の王冠は四方八方に貴金属特有の腕を伸ばし南国の椰子の木のように空を彩る]
あああああ……………
[恍惚は暇を待たずすぐにやってくる聖女の姿をした淫乱な神の使徒が数多の手を伸ばして男の身体を愛撫する彼は天上の国の王のごとく余裕の笑みをもってその感触を受け止める]
ルー………シーィ………
ああ………あああ………!
[真暗闇の書斎、本棚の林の中。
メモの木の葉の上に顔を半分埋めながら、男はひとり、恍惚の笑みを浮かべて床を這いずり回っている――*]
[ローズは誰もいない店で考え事をしている。
先程戻ってきたギルバート。朝に感じた強い魅惑は健在だったが、彼の着ている服を見て思い止まり、早々に店から追い出してしまった]
どうして、あんな服をとってあったのかしら…。
[3年前、あの人がでて行ったときに全て処分したつもりだったのに。それを見つけたのはほんの数日前。
すぐに捨ててしまおうかとも思ったが、この災害時、必要になる人もいるかもしれないと取っておいたのはよかったのか悪かったのか。
体つきはあまり似ていないギルバートがそれを着ているだけでも、気持ちがざわつく。
わたしをなじり、打ち、許しを乞い、そしてでていったクインジー…]
[クインジーがわたしをなじるようになったのは、やはり子供ができなかったせいなのだろうと、ローズはかすかにため息をついた。
5年に渡る結婚生活では避妊などしていなかったにもかかわらず、妊娠の兆候は少しもなかったのだ。
そのあとも何人もの男と寝たがローズは避妊をしたことはないにもかかわらず、子を孕むことはなかった。
自らの欠けた機能。それを認めたくないがためにいろんな男と何度もセックスを繰返しした。
それが諦めに変わるころだったろうか、ステラと知り合ったのは]
――雑貨屋前――
[様子を見てくると言って店を出た僕は、小さく聞こえた唸り音にやがて気付いた。乗り込もうとしていたヴァンの扉に手を掛けたまま振り向く]
『あれは――』
[特徴的なエンジン音。こんな山奥の辺鄙な町には似合わない高級車。その車の持ち主にはただ一人しか心当たりはなかった]
『ボブ、だね』
[そう思いながらガレージを出、通りを眺める。次第に大きくなるシルエットの助手席に、緑色の姿が見えた]
それと……ネリーか。
[子供の頃から見知った彼女の笑顔。父親が街に出てからの数年は見なかったけれど。そして僕はふと、ある事に思い至った]
『そういえば。ネリーがヘイヴンに戻ってきた理由、聞いていないな』
[ヘイヴンに戻ってきたということは、辞めたのだろう。あるいは辞めさせられたか。でもどちらにしても、僕はその理由を知らなかった]
─アーヴァインの自宅─
[日が暮れる前に補修を済ませたアーヴァインは、早めにありあわせのもので軽い夕食を済ませた。
今夜は久しぶりにゆっくりとコレクションルームで過ごすと決めていた。
お気に入りのレコードを選んでプレイヤーにセットし、ホームパーティの客には絶対に出さない、とっておきのコニャックを用意して、ヴィクトリア調の長椅子に座る。彼は年に数回、休暇をとって大都市に行くことにしていたが、この酒はその折に購入したものだった。
この秘密のコレクションルームで一人のんびりと過ごすのが、普段町に居る時の彼の唯一の憩いのひと時だった。
スピーカーから流れるゆるやかな管弦の音を聞きながら、壁面一杯に飾られた写真を見回す。どれもこれも、彼が手ずから撮影した作品であり、額に入った一枚一枚全てに愛着があった。
もう少し劣る作品も、彼はアルバムにして保存していたが、このコレクションルームの壁面を飾る作品は別格である。
その写真がもたらす思い出の一つ一つを、彼は恍惚として反芻した……──]
村の設定が変更されました。
[ローズは一度店をCLOSEして洗濯物を取り入れに奥に入った]
いつもの何倍だったのかしら。
[取り入れた後部屋に戻り洗濯物をたたむ。
ギルバートの衣類から、彼の匂いがかすかにして、ローズは少し身体が熱くなるのを感じる]
[まとめた洗濯物の山をかごに入れ、ギルバートの部屋にとどけようかと考えてかすかに逡巡し、苦笑いを浮かべて、腰を上げる]
そう、いればこのまま渡せばいいし、いなければ部屋の前に置いてくればいいのよ…。
[ローズはギルバートの部屋の扉をノックした]
[ボブのカナヅチを買いたいと言う意見を受けて、ボブと共にネリーはブランダー家の雑貨店へ向かった。
言いたい事のいくばくかを言う事ができたからか、ボブはすこぶる上機嫌でハンドル捌きやアクセルの踏み、あるいは戻し等に軽快さが一層あった。
その後、イタリア産の自動車は雑貨店の前へ滑り込んだ。
ネリーは仕事としてはここへ来る事はあるが、やはり気が進まない。
ボブもそれを察してか、自分がが品物は買ってくる、とネリーを制してお店へ進んでいった。
ネリーは自動車のそばで雑貨店を見上げてひとりで呟く。]
ここにはいろいろあったわね・・・
……あぁ。今開けます。
[急いでベッドの上に起き上がり、脇の椅子からズボンだけを引っ張り出して足を通す。
素足のまま入り口まで歩き、扉を開いた。]
[ふと、ネリーの目線の向こうに少年の姿が見える。
名前はそう・・・リック。あの人の子だ。 しばらく顔は見ていなかったが、ものすごく背が高くなっているように感じられる。
少なくとも眼前で対面した時、彼との視線の角度は全く違うだろう。
ネリーはいつものように笑顔をリックに向けた。
笑顔が出ることそのものはネリーの持ち前の良さだったがその笑顔そのものに・・・何か違和感を自分に*感じさせるものがあった*]
[目を細めてローズマリーに笑いかけたところで、彼女が持っているのが自分の衣服であると気付いたようで、その笑みが一層深くなった。]
あ、ありがとうございます。ベアリングさん。
大変だったでしょう。汚くて。調子に乗って全部出したからな…。
──母屋の廊下…→食堂──
[ヒューバートのウィンク。おどけて見せるその動作に、好奇心がくすぐられた。けれど、今それを聞く事は出来ないだろう。]
…楽しい秘密なのね。
後で、またダンボールを開ける時、ママが居ない時に教えてくれる?
──先生は、イザベラ先生じゃないわ。
今はステラ先生。 ステラ・エイヴァリーと言って、ブルネット…と言うよりは黒髪って言った方がいいような。 ステラ・エイヴァリー先生。パパ、先生が変わったこと知らなかったの?
ママは、暴風雨の所為で仕事が増えちゃったから、もし大丈夫ならパパに頼みたいって言ってたけども。「パパが無理なら、私のスケジュールを変えるから大丈夫よ」ですって。
[高台にあるこの家と比較すると掃除が手間だったが、それほど事務所の被害はひどくは無かったはずだ。どうも今日のエリザの話ぶり、「何かどうしても変えたく無い予定」があって「そのために調整をしなくては」と言う様子に、シャーロットは戸惑いをおぼえていた。災害の所為だけなのだろうか。
エリザは姉妹であるレベッカ(故人)とは仲が良かったが、家の仕事や町の自治会関係のあつまり以外はあまり友人もなく、几帳面だとはいっても格別に予定で困るような生活はしていないはずだったのに。]
[上半身裸のギルバートに目が釘付けになり、ローズは一瞬無言になった。
ギルバートに微笑みかけられ、あわてて洗濯物を差し出す]
洗濯物、無事に乾いたわよ。
…今日貸した服は好きにして。捨ててもらってもかまわないから。
[ローズはギルバートにぎこちなく微笑み返した]
[そう言えば、ヒューバートの叔父にあたる人物の死については、昼間エリザは口にしなかった。下流で発見された彼の遺体がそのまま、ヘイヴンの墓地にある遺体安置所の職員ユージーンに引き取られて行った時、母親が少し安堵していた事を、シャーロットはおぼえている。キリスト教式の葬儀式が行われる事の無いヘイヴンでの人の死はややシンプルなものだ。つい先日、ヒューバートの叔父にあたる人物と同様に、エリザの妹──つまりシャーロットの叔母レベッカも死んだが、こちらもやはりシンプルだった。
エリザは、もしかすると、経営の傾いている養鶏所を手放す機会だと考えているのかもしれない。耄碌し始めたシャーロットから見ての曾祖母。車イスの祖父。立派な母屋は以前も今もどこか疲れる場所だった。
16歳の誕生日を過ぎてからいわれるようになった
「あなたもそろそろバンクロフト家ことをわかっていってね。一人娘なのだから。」と言う、責任感の強い母親の言葉を、食事前に思い出してしまう。ああ、未来の事を考えるのは苦痛だった。]
新学期がはじまったら、私も一年で卒業──。
[父親に聞こえるか聞こえないか、小さく呟いて軽く首を振った。その時に、続いた父親の言葉にぱっと顔を上げて頬笑む。すでに瞳が好奇心でキラキラと輝いている。]
今度はどんなのを作るの、パパ。
…ううん、良いわ。
まだ教えてくれなくて。
だってその時まで楽しみにしてる方が良いもの。
[じっとしていて肩が凝ったら、ストレッチするから大丈夫よ、とも付け加え。
災害後の片付けもすでに終った。
母屋の食堂には*良い匂いがしている*。]
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