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大丈夫、碧子さん。
貴女はきっと美しいままだろう。
たとえ貴女が朽ち果てたとしても、その細胞の一つ一つまで、私は見守り続ける――。
これほど熱烈なアプローチはないんじゃないかね?
望月さん……
[経が、響いた。
血塗れの部屋に、水音がひとつ、ふたつ。]
……私、
刀を抜けそうに……ありません。
[鬼にも、仏にもなれると夜桜は謂った。]
それなら、せめて
私は、私に出来る供養を―――
つとめを、果たしに。
[ふ、っと振り向きざま歩き出す。
夜桜が謂った、あの黒い美しい蝶の元へ]
――大河原様。
[彼岸を覗き見る瞳で、真実を見極める為。]
無駄だ!
無駄なんだよ、碧子さん!
そこの雲井君は、君にこれっぽっちの憐憫も感じやしないさ!
貴女が首を斬られたくないなら、願う相手が違う。
雲井さま。
では、あたしを殺しなさいませ。
[濡れた目をすぅと細めた怜悧な輝き。]
あたしは、
[だが、続ける言葉はそれ以上はない。]
残念ですけど、枚坂様……
私のこの身はもう雲井様に預けてしまいました。
そして私の魂は…
天賀谷様は私をどうしても手にお入れになりたかったようですわ。
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