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何を根拠に…。
先程の消去法でと言うのなら、理由としては薄すぎますわね。
私には誰が人狼かなんて分からない。
牧師様が人狼だったとして、私からすれば貴女方のどちらかが人狼なのよ。
仲間が連れて行かれても、堂々としているかもしれない。
そう…貴女みたいに。
[臆することなく少女を見返し]
[漏れ聞こえた結果を聞けば小さく息を飲んで]
本当、に?
居なく、ならないのね?
[安堵の息を漏らせば瞳から雫が零れて]
…良かった…。
[男が口元を覆う様子を黙って見詰め、肩の動くのに呼応するかの様に紫水晶の双眸は揺れ、隙間から零れ落ちる言の葉に浮かぶ微笑は優しく]
安心して、ナサニエル。
貴方の大事なナイジェルは、誰にも傷つけられてない。
この子は、私があの人を殺してから生まれたの。
[自身の胸元へと傷だらけの手を置き]
この胸にナイフを突き立てられて、其れでも浮かんだのはあの人を残して逝ってはいけないと、あの人を一人には出来ないと、そんな気持ちで割れたグラスの破片で其の首を切り裂いたのに、私は生き延びてしまった。
私はもう生きる為の希望なんて見つけられなくて、だから全部ナイジェルに託して私は死ぬ予定だったのに、お節介な尋問官が私を起こしてしまった。
ナイジェルだけは本当は全部忘れて、幸せに成れたら良いと思っていたのに、起こされた挙句にこんな所へ連れて来られて、微かな望みも潰えそうね。
[くすくすと漏れる笑みは何処か虚しく]
死なないから、生きている、ですか。
[シガレットケースから煙草を一本取り出すと咥えて]
……来世ではもう少しいい人生が送れるといいですね。
生きることに疲れた、なんていわなくてもいいような。
最期に過ごす場所は――自分でお決めなさい。
その悲しい生の幕を下ろすには私の手では荷が重い。
[女から視線を外して。空のグラスを取り]
……ええ。
まだ死ぬなってことみたいですね。
[くすりと笑うと顔を覗き込むようにして]
……。
泣き顔も随分と可愛らしいことで。
[修道女を見詰め至極真面目な表情で]
そんなもの、女の勘よ。
あとは希望的観測。
無自覚ならば確かに判らないけど、生憎と私は違うと思う。
人狼で無くとも人を殺す人間に、そんな注射する必要無いでしょ?
根拠は無いと言うことね。
[小さく肩を竦めれば続いた言葉に驚愕の表情を浮かべ]
人狼で無くともって…ここで誰かを殺したと言う事?
まさか、2人のどちらかを殺したのは──。
[修道女の問いに底無しに冷たく甘い笑みを浮かべ首を傾げ]
――何を言っているの、ステラ?
ネリーが殺された時、私は此処に居なかったじゃない。
セシリア、…そうだったのか。
[くすくすとセシリアの口から漏れる笑みを見つめる]
そいつが今目の前に居たなら、この世で一番苦しく死ぬ方法でオレが殺してたろう。できないのが悔しくてならない。
でもセシリア…、おまえが。おまえが殺してくれたんだな。
[セシリアの微笑みを映すナサニエルの瞳も、どこか穏やかだ]
ありがとう。オレの大事なナイジェルを、守ってくれて。
その時から生まれたナイジェルが傷つかないように、ずっと守ってくれて。
おまえが残しては逝けないと思ったそいつの傍にいる代わりに一緒にいてやって、だからナイジェルはきっとずっと、一人じゃなかったんだろう。ありがとうセシリア。
ありがとう。
おまえも死なないでいてくれて…オレは嬉しい。
[言いながらセシリアに寄り、少女の頭を撫でるナサニエルの手はナイジェルに向けるのと同じに優しい]
きっとこれから幸せになっていこう、おまえもナイジェルも。
誰か人狼だろうが、オレにはどうでもいいんだ。
おまえと…セシリアとナイジェルさえ居てくれたら、他の奴のことなんて、どうでも。
[少女が見せた笑みに背筋が凍る感覚を覚え]
──シャーロットさん。
彼女を殺したのは、貴女。
どうして…。
彼女は…ナイジェルさんが、慕ったじゃないですか…っ。
……そりゃ随分と長いこと我慢してましたね。
泣き方忘れると健康に悪いですから。
たまには泣いてください。
[頬に唇を寄せて軽く触れ]
……さて、そちらも物騒になってますが……
助けは必要ですか?
そう。死なないから、生きてる。
[耳にこびりつくのは、彼の最後の言葉。
「ごめんな、ローズマリー……一人にして、ごめん。」
死ぬ間際まで謝ってた。そして最後に
「お前に会えてよかった。」と言った。]
……あの人は、まだ待っていてくれるかしら。
命を奪ってから二年も経ってるけど……
今更、存在の大きさに気付いたけど……
愛想つかされてないか、死後はそれが――それだけが心配だわ。
[牧師へと向き直れば、肩に顔をうずめるようにして]
首、掻き切らないのね。緋を見たいパートナーはいいの?
――――ありがとう。パートナーを一人にしてはだめよ。
……私は来世なんていらない。あっちで彼に謝りたいから。
[話しながら、肩が小刻みに震えているのは泣いているからだろうか。生まれて始めて流す涙はやがて泣き疲れて眠ってしまうまで*溢れるだろう*]
泣いたら…それ以降立ち直れなくなるような気がして。
ずっと、我慢してた。
今度からは、そうする。
──貴方の傍に居る時だけは。
[続けられた行動にやや頬を染めて]
…もう少し、頑張ってみるわ。
彼らが向かってくるようなら…手助けは、欲しいかも。
[――おまえも死なないでいてくれて…オレは嬉しい]
[見開かれる瞳は驚愕の色を浮かべ、温かな手に撫でられるのに、其の面は徐々に歪んでいくだろうか]
ナイジェルは、私を必要としてないもの。
只、全てに怯えて、この手があかく染まる事にも怯えて、私を否定し続けるしか出来ない。
ありがとう、ナサニエル。
其の一言で、少しは救われたわ。
[ふわと何時もの様に微笑むも続く言葉に瞳は揺れ]
まさか――
[修道女へと視線を移し其の様子に瞬いて、男と修道女を交互に見遣り、けれど結局は静かにふるふると首を振って]
シャーロットは、ナイジェルを傷つけたから。
其れに、何時か本当に壊す可能性もあった。
……彼が本当に貴方を思っているのなら。
きっと待っていてくれますよ。
[軽く背中を撫でるとグラスに満たした酒を一息で呷って]
……ま、我慢してもらいましょう。
あまり手を穢させたくないのも本心ですから。
――一人にするつもりは、毛頭ありません。
[やがて泣き疲れて眠った女を抱き上げると]
……余計なお世話かもしれませんがね。
泣いてるレディを一人置いとくのは主義に反しますから。
[彼女の部屋へと運ぶと寝台へと横たえて]
傷つけたから…。
貴女にしてみれば、確かに正当な理由でしょうね。
でも。
ナイジェルさんの…彼女の想いはどうなるの?
彼女が可哀想すぎるわ…。
[セシリアを見つめたままふるふると横に首を振って]
せめて貴方の最期が安らかでありますよう。
――……エイメン。
[緩やかに胸元で十字を切る。
死への緩やかなカウントダウン。
何処でこの女は最期を迎えるのだろう。]
…………。
[無言で部屋を後にすれば視線は階下へと]
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