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[保健室。
ヒューバートの呟きには無言で返す。手にナサニエルが提出していった花を一輪持ち、ぼんやりとそれを眺めている]
[逃げ帰った後、自室でしばらく眠りこけていた。
少し意識が浮上してきたとき、
ソフィーの放送でしっかり目覚める。]
ふぁ…ごはんー
[起き上がりあくびをし、両手を握ったり開いたりする。
ずっと鉛筆を握っていた利き手の動きは鈍い。
が、食事に支障をきたすほどでもないだろう、と頷くと、
何かを思いつき、携帯端末でネリーにメール。]
『課題無事に終わったー?私はまあ、なんとか。』
[左手で打ったために、相当な時間がかかった。
送信すると伸びをして、食事を取るべく食堂へ]
[...は、日誌のネリーの欄を書き直す]
【日誌】
【ネリー】4
発想は大変面白い。
小論文は一見すると、あらゆることに対して失望しているようである。が、それは言い換えれば気持ちの裏返しのようでもある。Hopeを一番強く望んでいるのは彼女かもしれない。
【無線通信】
彼女は、休息させるべきなのかしら……。
日誌にああは書いたけれど、死にたがっているようにも読めるのよ。
【メール】
『処理』の間際に、ルームメイトの行方を教えてあげた方が良いですかね。
なんとなく感づいているような気もしますが。
[人気の無い食堂が、いつにもまして静かに思えるのは昨日の喧騒と比較してしまうからだろうか。
食器棚に皿を返そうと厨房に向かえば、カウンターに一枚のメモを見とめた。
内容は違うものの、昨日と同じ筆跡]
ソフィーって、家庭科担当だったっけ?
[的外れな事を呟けば、聞き取れなかった所内放送の内容に思い当たった]
【無線通信】
………。
脱落者はネリー。
シェルターに入った時のことを考慮すると、ネリーよりキャロルの方順応力はあると思う為。
[声に表情はない]
【無線通信】
そうするわ。
どこに呼び出しましょうか。
………。
どう『処理』するべきなのかもさっぱりだけれど
[どこか自嘲するような声で]
[もらえるものはありがたく頂く事にすると、自分の分をトレイに載せ、テーブルに運ぶ。
残りの量から考えるに、今日も自分が一番乗りのようだ。
放送があったと言うのに、昨日とは違い誰1人姿を見せない事に首を傾げながらも、黙って食事を口にした]
[廊下の光が揺れたような気がして、じっと見上げていた。]
…あー!
[気がつけばとんでもない時間が経っていて、危ない危ないと頷きながら再び食堂へ向かう。
食堂の中を覗けばキャロルが一足先に食事をとっている。
ぶんぶんと手を振って自分も厨房へ、料理をよそって戻ってくる。]
なんか今日皆ご飯大丈夫なのかな…?
[首をかしげて、キャロルの隣の隣の席に座った。]
[保健室。
収容所のマップから目を離し、立ち上がる。]
……そろそろ頃合、かな。
[一旦自室に戻り、白い花が植えられた鉢植えを持ってくる。
それを、保健室中央のテーブルに飾った。]
[少し離れた席に座ったコーネリアスを横目で見て、食事の合間に口を開いた]
今日は課題の提出日だし、皆まだやってるのかも知れないわよ。
あんたも、もちろん提出してここに来たんでしょ?
[提出と言った時、ネリーが昨日不思議な事を言っていたのを思い出す。
課題を「向ける対象」とは、どういうことだろう?]
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