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[牧師の言葉にふるふる首を振り]
「判らない、けど、態々、嘘を、吐く、人にも、見えない、から
シャーロットは、自分に、とって、危険じゃ、無いって
何か、確信が、あるの、かも、知れない」
[男が広間を出るのを見送り瞬いて]
無いのかもしれないわね。
それとも、自分は死んでも良いから他は助かって欲しいなんて言う殊勝な子なのかしら。
──あら、でも死にたくないとは言ってたわね。
[クスクスと可笑しそうに笑い声を上げ]
ローズマリーさんが……わたしを、殺さない?
[ナイジェルの言葉に、不思議そうに瞬いて。
夕刻のあの所作を思い出して、僅かに視線を落とす。
艶めいた綺麗な女性。
彼女が敵にならないのは、嬉しいこと。
けれどあの女性(ひと)は
嘘を吐くことも得意なのではないかと思った。
チェスの時、相手にブラフをかける作戦のように。]
[ナサニエルの言葉に首を傾げ]
薬?
持ってるのは先日見つけた胃腸薬くらいですよ。
[ご期待に副えずすみません、と苦笑いを浮かべ。続いた言葉とルーサーからの言葉に「では遠慮なく」と更にオムレツとパスタを取り分ける]
[もぐもぐとしばらく美味しそうに食べていたが]
………っ。
[やはり当たりは入っていたようだ。出来るだけ表情は変えないようにして咀嚼し、飲み込む]
……一人二人死なないと危機感が沸かないのかもしれませんね。
とはいえ……
定期的に人を殺したくなる衝動、とはいっても、何時くるのだか……
[今のところ平気ですね、と両手を見つつ]
そうね…誰かが死んだら、厭でも理解するわ。
親しい人が死ねば効果も高いかしら。
[どこか艶のある笑みを浮かべ]
衝動は私もまだ起きては居ないようね。
今日は、大丈夫そう、かしら…?
…にしてもカルシウムたっぷりの食事だこと。
随分と健康に気を使う方が作ったのね。
[まだ口の中に残るざらざら感に軽く眉を顰めつつ]
これが良さそうだな…。
[たくさんの服の中から、少し位滲んでも目立たなそうな黒のタートルネックを選び、すぽっと頭を通す。
髪が跳ね乱れたのを適当に掌で押さえつけて、ポケットの中から出てきた果物ナイフをじっと見た]
[男の姿が見えなくなれば机の上に組んだ包帯を巻かれた自身の手を見詰め]
「如何、して、私に、言ったの、かな
セシリアが、ローズマリーに、酷い、事、した、から、かな」
……となると……
セシリアさん、ですかね。
[菫色の少女へと視線を移し]
まぁ、今夜が最後の平穏、ですかね……
定期的がどれくらいの周期かわかりませんが……
……シャーロットさんが作ったんですよ。
若い女性はカルシウム不足だそうですから。
感謝なさったら如何ですか?
[そう言うと笑って]
使えないのかね結局。オレってやつは…
[警備兵に切っ先を向けた手さえ、震えそうだった事を思い出す。
――あいつを殺した時も刃物じゃなくて蜀台だったっけ。
死刑台を待つ者の印で焼かれた左肩を押さえ口の中だけで呟く]
…いいさ。
刃物にしたってもっとマシなもん、下にあるだろ…
[言い訳のように息と一緒に吐き出して、暫く見詰めたそれをゆるりと頭を振るとサイドテーブルに置く。
いざという時が来たなら自分が階下に居る者達に刃物を向ける所を想像しようとしながら、ポケットに移し変えることなく背を向けた]
彼女なら…ナサニエルさんにもダメージを与えられるかしら。
悪くないわね。
[こちらを見ていた少女に視線を向け]
昨日の手紙が見つかった時点で平穏なんて無くなったような気もするけど。
でも、これからは波乱しか無いものね…。
誰かが、必ず、死ぬ。
こうやって話が出来るようになってから、それらしい発作は無かったものね…。
周期が分からないわ。
[オムレツの作り手の名を聞けば]
彼女が?
まぁ確かにカルシウムは大事だけれど…。
一応、感謝しておこうかしら。
[青髪の少女に視線を送ればクスリと笑って]
[ネリーはしばらくその場でオムレツやステラの用意してくれたパスタに手を伸ばしたりしていたが、薬やローズマリーなどのキーワードを聞きふと思った。]
そういえばローズマリーはどうしているのかしら。彼女は何かしらの知識を持っていたりするのかしらね。
では彼女を念頭にいれておきましょうか、ね。
誰かが誰かを殺す、ですか。
まぁ私らも危ないですけど、ね。
……少なくとも、3日、ですかね。
薬が効き始めるまで時間があるのかもしれませんけど。
[シャーロットへと視線を向けて]
より貴方が強くなるように、ってことですかね。
[くつりと笑って。]
正体が明けてなくとも、死の可能性は降り注ぐ。
ここに居る以上、それは仕方が無いわね。
そう言えば今日になって貴方が起きた感覚まで察知出来たわ。
薬が、馴染んできたのかしら…。
そうだとすると、もっと間隔は短くなるかもしれない。
[握力にしてもそうだ。昨日はそんなことはなかったのに、今日になって──]
これで強くなれるなら喜ばしいわね。
骨は丈夫になるかしら。
>>254
ローズマリーさんはしばらく見てないけど、顔があえばきっといろいろお話をしてくれると思うわ。 さすがに扉を開けて部屋を覗こうなんてのは思いつかない・・・かな。
[ネリーはナサニエルに向けて言葉を発した。]
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