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>>166
[ネリーが簡単に、自分が外に出て人を集めればいいと言った事に、すこし面食らった。しかし本気かもしれないから、冗談が言える様なら大丈夫だというわけにもいかない。]
…そっか、自分から外に出て集めて考える…。
[良いかもしれない。そう簡単に言ってしまいそうになるが、でもなにか引っかかってしまう。言っちゃいけないのだとだれかが言うような気がしたが、それが天使なのか悪魔なのかはわからない。]
…そっか、せんせに言ったら多分
そのまま出してくれる…のかな?
[そう首をかしげた所で、ふと、教官達が政府の命で外に出す人を決めているという事を思い出した。
そしたら、試しにソフィーに聞いてみようかな?外に出ても良いかと。外に出て何かをしても良いかと。多分駄目だと言われるだろう。
…しかしそれはあまりにも卑怯だ。]
…私が、集めたりとかできるかな?
[逆に聞いてみた。実際に外に出て集めるのだとしても、自分に果たしてそれができるのか。正直自身はまるでなかった。]
>>167
そ、そうなの!?えー。
[意外と遅れてるんだなぁ人類、なんて言ったりする。
そしてなんとなく、歴史も天文学もさらり無視しているらしい自分にがくっと肩を落とした。]
…ついてこなさそー…
[不意に浮かんだのは、小さな頃。泣く自分を追いかけ回して遊んでいた子供達の顔。なんで追いかける側でなくて追いかけられる側が残ってるんだか。そう思って乾いた笑いを零す。]
なんというか、優れた人が出されてるのかなって思うぐらい、私個人は駄目駄目なんだよねー…。
[ネリーの表情が和らいだ事に、無意識に気付いたのかもしれない。彼自身意識せずに、とても気楽な喋りかたをしていた。]
[後押しするような言葉を考え、紡いだ]
できるかな?じゃなくて、
できるんだ!って気持ちでやらなきゃ無理でしょうね。
最後の1人になるにしても、外に出て何かするにしても。応援はするわよ?
手伝うかは別にして。
[相変わらず、日が十分に高くなってから目を覚ました。
シャワーで目を覚ますと、洗った髪をいつものように結い上げる。きつく、高く。
引っ張られるように背筋がのび、顎が逸らされると、鏡の中の少女は笑みを浮かべた]
笑えば可愛い、ね。
……本当に今更。
[自分の外見を誉めてくれた人は沢山いた。
小さい頃から、笑えばたいていの大人はキャロルに甘かった。
自分の外見だって才能だ。
その才能によって、無駄な敵意を受ける事もあるのだから、その分利益を得ようとして悪い事はない。
そう言ってくれたのは、先日去った彼女であったことを思い出し、肩を竦める]
嘘つき。
[鏡の中の笑顔が崩れた]
>>170
[ネリーの言葉に、ふむふむと頷き…。
困った事にその気になり始めてしまっているかもしれない。
ふいに、膝をパンと叩いてぱっと立ち上がった。]
…うん。そしたらせんせ達に、
現在の住所とか書いてある名簿が無いか聞いてくる!
[テンションは、「頑張れば皆生きていける説」
を持ち出した時と全く同じ物だ。
根拠の無い自信と、よくわからないやる気。]
応援してくれるんだよね!
[ネリーに念を押して、善は急げとばかりに部屋の扉へ。…と、そこで振り返り]
タルト食べてね…って、あ!食べてる!やった!
[にこーと嬉しそうに笑って、ネリーに手を振った。
そして、ウィリアムなんて知らない!などと言いながら…なにやら嫌な思い出があるらしい…部屋を出ようとして扉にぶつかり、あははと笑いながらIDカードを通した。]
[鏡から視線を外し、窓辺のエアプランツに水をやる。
身支度を整えると、食堂へ。
新たな連絡事項はないか、端末を確認しながら朝食を取った。
人気の無い食堂で、まだ暖かいパンをかじり、昨日のことを反芻する]
何やるつもりかしらね?
[今までの試験の内容は、それこそ担当教官によってまちまちだった。
オーソドックスにペーパーテストを行なう者もいれば、じゃんけんで決めさせたと言う逸話も聞いたことがある]
あの髭オヤジの考える事とか、予想できない……。
ソフィーは……何となく常識の範囲内な気がするけど。
[彼以外には人影の見当たらない屋上。
未だ閉じられた儘の蕾の一つを濡らす雫。
高き天から降り注ぐ、柔らかな陽光を受け煌めく。
もう少し――温かくなれば、軈ては花が開くのだろうか]
中/
内容が決まり次第、メール扱いで通達して良いと思います。
以降、メール連絡と伝えていますし。
(更新時間に縛られる必要はないはず)
[二つ目のパンには甘いジャムをたっぷりとつける。
このジャムは施設の菜園で作られたものだろうか。
手入れをしていた生徒がいなくなった菜園はどうなるのだろう。
パンを片手で頬張り、片手で端末を操作する。
読みかけの資料はまだまだあった]
[食後のデザートを口にする頃には、ひととおり目を通し、ため息をつく。
自分と違う専門分野の人間が作ったデータには、自分では分からない事がいくつもある。
その答えを探そうと思考をめぐらせて、苛立たしげに眉を寄せた]
誰に聞けばいいって言うのよ……?
[この資料を作った人間はもうここを去った。専攻の教官も。
まだ聞きたい事はいっぱいああったのに。
ため息をつくと、端末を操作しメールをうつ]
『植物学ゼミの土地別植生頒布データをもしお持ちの方いましたら、私にも送ってくれませんか?
ゼミの他のデータもあったら送って欲しいです』
[用件のみを、生徒達専用のメーリングリストに送信する。
メーラーのアイコンが送信済みになった時、リストには自分を含めても5人しかいない事に気づき、望み薄いかなとため息をついた]
[植物の世話。其れも農学の一環だと、彼がして来た事。
真白の蕾を撫ぜようかとした指先は、途中で止まり、離れた。
肥料の量を間違えたり水を遣るのを怠ったり、些細な事で花は枯れる。
一番大切なものはなんだと、此の地を去った教官は言っていただろうか]
[携帯端末がメールの着信を告げる。
手に付いた土を払い、ポケットから取り出して確認。
其の名前と用件とを見れば、眇められる深緑の双瞳]
[階層に分けて整理したファイルの中から目的の物を見付け出す。
> To: キャロル
> Subject: 植物学ゼミ・土地別植生頒布データ
どうぞ。
素っ気の無いメールに、添付するのは該当データファイル。
御丁寧に個々の植物情報も書かれている為、大層な量は多かったか]
[送信を終えれば、くるり、回転式の椅子を回す。
窓の外から見える景色も、何時もと変わらない]
[携帯端末を閉じると、ヨーグルトの最後のひとくちを味わう。
温くなった紅茶を咽に流し込み、日の当たる席をたった。
今のところ、教官からの連絡はない。外から強制されたやるべき事もない。
テストに時間を取られる前に、自分の好きな事をやっておくべきだろう]
中/
脱落者の協議と殺害RPの時間が必要と思います。そこで、解答提出締め切りを、3/20のコアタイム前21:00とし脱落者発表を23:00(全員に誰が落ちたか発表するしないに関わらず)にしようと考えています。
そしてこの時間だと、解答提出のためのRPが、時間的に皆さんの都合もあると思いますし、生徒役と教官役の両方が揃っていない可能性大です。
解答方法として、私たちのキャラクターに直接見せることを選んだ収容者のために、私たちが「彼らの前に居る」ということを収容者側RPの中に入れもよいという許可を出したいと思いますが、どうでしょうか?
[今までに学んだ事が詰め込まれたファイル。
もう直ぐ其の成果が認められるのか、其れとも無益に終わるか。
何方にせよ、彼には然したる問題では無い様に感じられた]
[椅子に座った儘、無造作に放った矢は途中で床に落ちる]
[自室。
個人端末のキーボードを熱心に叩いていたが、やがて疲れたのか手を休め、大きく伸びをした]
………はぁ。気、おも。
[...は絶望を感じたことがない。概ね前向きな性格のためかもしれないし、可もなく不可もない人生を歩んできたからかもしれない。
そもそも『望みを絶たれる』ということは、あらゆる手段を尽くしてなお、何も希望が見出せなかったという悲劇的人生の終末だと思っており、だから、立ち直ることができるのなら、それは単にとても不運・不幸であっただけで、絶望ではないと考えているのだ。]
でも。
[人生で絶望を味わうのは、もうすぐかもしれないな、とふと思ったりもして、慌てて首を横に振った]
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