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[ヒューバートの答えに、笑みが崩れた。]
人狼──か。
なるほどね。そうか。アンタのご先祖様は同族のことを少しは知ってたんだな。
血の源となった、大元の同族が誰かは知らんが……
これ程大規模な「血族」のコミュニティが今まで知られなかったことの方が奇跡みたいなもんだ。
ギルバート。
“お友達”が居るなら答えづらいなら――
いや、そもそも答えてもらえるとしたら望外のことなんだろうが……
私は真実が知りたい。
君は、この町で“なにをした”んだ?
そして、とどのつまり――
なにを“糧”としたのか
[『誰と誰を手にかけたのか』とその問いに言外の意味を載せる。]
その答えが聞かせてもらえるなら、君の指定するどこへでも赴くよ。
“コミュニティ”
……他にもあるのか……?
[“同族” ……ギルバートの言葉が耳に残った。]
“同族”なら、もう少し優しく扱ってほしいものだが……
[皮肉めいた笑みが唇に浮かんだ]
まあいいさ。
アンタが「血族」として知識を持ってるのは分かった。だったら教えてやってもいい。
[浮かべた嗤いは口の端で、素早く閃いて消えた。
後に残るは、恐ろしく静謐な瞳。]
──俺はこの町に同族となりうる血族が居ないか探しに来た。
この町には同族の血を引いた血族が居る可能性が高いと踏んでだ。
ご厚意に感謝するよ。
[恭しい口ぶりで礼を告げる]
血族――
[そしてその言葉に耳を傾ける。
次に、ネリーに言葉をかけたギルバートの声には意外なトーンが籠もっていた。身も知らぬ他人にではなく、上位者が下位者に命ずるような――]
『……やれやれ』
[どうにも悪い予感がしてならなかった。
だが、私はなるべく柔らかい声音でネリーに訊ねていた。]
ネリー。
ボブが居なくなって、君には新しい“居場所”ができたかい?
[それは、ナサニエルの?
――あるいは……この目の前の――?
その対象はあえて暈かすように。]
……アンタは同族じゃない。ただの「血族」……人間と同じだ。
俺には、血族のなかに潜む、人狼の血を目覚めさせる力が有る。
これだけの数が居たなら、或いは……とも思ったが。
それでもダメだったな……。
[最後は僅かばかり沈んだ呟きとなった。]
いや……
ヒューバートは僅かばかり血の影響を蒙ってはいるが、狂ってはいない……
まあ別に逃げるのを邪魔するなら殺すのもやぶさかじゃないが。
[ネリーはギルバートのすぐ背後についた。
ヒューバートとナサニエルの外見に一瞬眉を顰めるが、表情は出来る限り崩さない。]
"居場所"。
そうね。YESかNOかで言えば、YES。でも、まだNOよ。
私にはまだしなければならないことがあるの。
ネリー。俺と一緒に町を出るか?
同族がお前を迎えてくれるだろう。そこで身の振り方を考えるのもいい。
それともナサニエルのところに居たいか?
…もう答えは出ているわ。
ナサニエルさんも、かけがえのない人だけど。
私はこの血を伝えれるものなら、伝えていかなければならないもの。
そうか……
[私は呟く。
ボブの命を奪わずには居られなかった私だったが、彼女の行く末を案じる気持ち自体には偽りはなかった。
居場所ができたそのことを、できれば祝福したかった。
それが、正しい居場所であるならば。]
ネリー、今度は間違えてはいないかい?
君の居場所を。
君に……新しく居るならば……その主を。
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