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[シャルロットの願いが耳へとはいる。わずかに目を伏せ、そして沖田敬一郎を見た]
私の願いも、決まっています。
平和を願うなら、貴方はそこに齟齬が生まれるといった。得るものと、失うもの。
なら、私はその失うものを、失わないように願うだけ。
万物が皆、願いに反することなく、繁栄出来るように。
[ソフィーの声と共に、眩い光がシャルロットの右手に握られたナイフを包み込む。]
マスター……令呪を……
[発光が収まると、手の中のナイフは鋭い輝きを宿した。
沖田敬一郎がこちらへとやってくるのを確認し、マスターを抱えリーチを取るため背後に飛んだ。]
聖杯に望めば、ガイアは滅亡しないわ。
貴方の望みも叶う。
ガイアが求めているのは、人類への憎悪を晴らすこと、ではなくて?
いやいや。
[慌てる。]
んーと、その。
…前、「彼」の名前は「ガトリング」だ、と言ったよね。
「彼」は、そう。
リチャード・ジョーダンではない、独立した一つの人格だ。
僕が人として生きていた頃にも、「彼」はいた。
だけど、今の「彼」の存在には、一つの人格という以上の意味合いがある。
「彼」は、「ガトリング砲」そのものだ。
ガトリング砲そのものを象徴する存在として、「彼」は存在している。
だから、一介の人に過ぎなかった僕よりも、遥かに強い力を持っている。
ガイアが望むのは人類に対しての遺恨からの滅亡ではない。
ガイアという生命を維持するためだ。
[人類を恨んでいるのは、俺だ]
マスター、援護をお願いします。
[傷ついた足が地面を蹴る。
相手の戦闘能力は、不明。ならばまずは様子を見る。
大きく右へ跳び、側面からの奇襲を試みる。相手からは左、剣と逆側を狙う。]
ならば、ガイアの維持を聖杯に願えば済むことですわ。
何故、それをしない?
だから、「彼」が最もその力を大きく発揮する時、「彼」自身の意思というものは存在しなくなる。
「彼」は銃、そのものだからね。
銃は、自ら引き金を引くことはできない。
人が意思もて引き金を引き、初めてその存在の価値を示すことが出来るものだ。
…っていうことを言いたいんだけど。
[これじゃ、分かんないよな。]
私は。
「今」生きているから、私にとっては未来なのです。貴方にとっては過去でも。
未来は不確かなもの。変えられるもの。その時代に生きる人によって。
不変の未来だとしても。
私は人としてその滅びを今受け入れるわけには行かない。
それは違います、沖田さん。
私の願いは、私が決めることです。それが私のためでなく、人のための願いでも、私がその人のために願うのだから。
ふぅん。
つまり、どういうこと?
[いっていることがよくわからずに首をかしげる。]
「彼」は人の形をしてるけど
てっぽうにもなれる、ということ?
ならば願ってみろ。
[平正眼の構えをとり、そのアサシンのいる方へと高速の突きを放つ。その回り込みを苦にもしないかのように]
結果は同じだ。聖杯は”ガイアの命を保つために”人間と亜麗百種を滅ぼすだろう。
信じていないなら、この俺に勝って願ってみるがいい。
[シャルロットに頷き、沖田敬一郎とは離れ]
La chose que toutes les choses retournent, et retourne.
''Deterrez une veine de l'eau.''
[唱えると同時に、空間に水が出現する。そして]
Un chuchotement sans etre sur!!
[言葉を紡ぐと、水は刃物へと形を変え、沖田敬一郎のほうへ降り注ぐ]
「彼」自身は「銃」だから引き金を引けない。
人が……引き金を引く。
[考えながら呟く。]
彼を最大に利用したいなら、
……わたしに、引き金を引け、と。
[あのときの、「彼」を喚び出した時に引いた引き金の感触を思い出す。
体中に響いた衝撃や腕に残った痺れも。]
そういう、こと?
おぉ…。
察しがいいね。
そう、要は、「彼」が一番強いのは、「彼」が銃の姿になっているときなんだよ。
その時、僕の身体は意味を失い、「ガトリング砲」そのものだけが、そこに残る。
でも、そのままじゃ、どうしようもない。
引き金を引くことが出来ないからね。
ってことで、さ。
もし、「彼」が勝てそうにない、そんな状況になったら、君がその引き金を引いてくれないかな…?
[瞬時に繰り出された高速の突きに、リーチをそれ以上詰める事が出来ず、そのまま刃を避けるため身を低め、地面に受身を取って転がる。
地面に触れた身体のあちこちが、焼け付く痛みで疼いてくる。
転がりながら、ソフィーの攻撃で出来る隙を窺う]
ええ、やって、みましょう。
マスターと願いましょう、調和の取れた、平和、を。
[ソフィーの願いが、耳に残る。]
……。
[考える。
宝具を使うだけであっという間に吸い上げられる魔力。
それ以上の力を持つものを使うとすれば。
それは。]
……。
考えておくわ。
それでいい?
[と言っていたところに、かぶせるように結論を言われてしまった。
…察しがよすぎるのも、なんだか寂しい。]
…そうなのさ。
うん。
ただ、その時には、注意して欲しいことがある。
「彼」は、自分が引き金を引けない状況は、大嫌いだ。
自分で引き金を引き、自分で撃ち抜き、自分で殺す。
「彼」はそんな意志の塊だからね。
だから、いざそういう状況になったら、令呪を使ってくれ。
「彼」を呼べば、手元にそれが、現れるはずだ。
それと、その…
んー。
未来は。
その人の心の中にあるものです。
周りなど関係ない。環境も何も。砂の大地で見る夢は、緑豊かな土地で見る夢と違うのでしょうか?
その人があきらめたら、そこでその未来は潰える。
逆にいえば、あきらめなければ、未来は紡がれる。
その人の描く未来を、現実にするのが人というものです。
ガイアが母で人が子ならば。
子の滅びを願う母など既に母ではない。
母親は、子の繁栄を願うものです。
[紙片を取り出し――教会の床へと投げ]
''Je deviens le nuage et ai le tonnerre''
[小さな暗雲が出現し、雷を発生させ、矢の如く沖田敬一郎の腕をめがけて光が放たれる]
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