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[目の前で語るランサー。チャンドラと名乗った男。
淡々とした語り口で妻の死を語る様子。
ふと、己のマスターを思い出した。
ランサーの表情に感情が見えないだろうか。そう考えながら*表情を見つめた*]
私が望んだのは「正義と平和」
この世界を平和へと導く正義を遂行すること。
ガイアの滅びは確かに、平和とは対極にあるわ。
でも、人類の滅びもまた、平和とは対極に。
そして、人類を滅ぼすことと
ガイアが滅びるという可能性
未だ、その天秤を量りかねているのですわ。
…ガイアの滅びは既に決定している。
今、ここで変える事が出来ないなら。
ぼくは、常々思い知らされてきた。
維持という力は、破壊と創造の両方の力と
同義であるという事を。
…きみは、どのような範囲の平和を求めているんだい?
どのような範囲の平和……?
ガイアも人類も滅亡しない
"理想郷"
[そんなもの、実現するはずがない、そう、頭では理解していた。
けれど、チャンドラに対して、そんな思念を*飛ばしていた*]
−教会−
[空穂との会話を追え、教会に戻ってくる。
夜通しの作業だった為、少し横になり休憩と取る]
・・・・・
[そして、例に違わず彼は生前の記憶という名の悪夢にうなされた]
その悪夢は、アサシンとランサーにも届いていた。
ひび割れた大地。自然どころか視界内に草すら見当たらない。
人間が建設した建造物は全て廃墟となり、空は赤く染まっていた。
大気はその大地の割れ目から噴出した第五架空元素”ジン”に満たされ、その毒は一部を除いた対応できない人類の全てを滅ぼした。
残ったのは、第五架空元素に順応出来た人の変種と亜麗百種達。
残った種族は、その死の大地でなお戦争を続けていた。
死の大地の覇権を争う愚かな命達。
それこそが、ガイアが死すら受け入れた結果。
彼もまた沖田敬一郎として人の世界で25年生きてきた。
その中で、人間という存在に愛着が沸かなかったといえば嘘になる。
だが、この悪夢を見続ける限り。
彼にとって人の繁栄は身勝手なエゴとしか感じない。
紅茶の香り。人のぬくもり。
全ては愛しき戯言。滅びるからこそ美しく映る。ただそれだけの事。
− 教会前 −
[店を出たあと、ランサーの気配に気づき後を追ったが結局戦闘にならなかったのを見届けて公園に向かって歩きだす。
考えながら、沖田敬一郎と昨日教会に行く約束をしていたことを思い出す。
別に約束を守る義理もないし遅すぎると思いながら、人類の滅亡のために動いているランサーの目が時折悲しい色をみせていることを思い出す。
なぜ、彼らは人類の滅亡を望むのか。
お互い妥協することはないように思うがそれを知ることは意義があるような気がして、久子は教会の前に来ていた。]
…やっぱ俺はお前の事嫌いだわ。
[ランサーの言葉に、キャスターも静かに口を開く。]
惚れた女の為に世界を捨てるなら上等だが…
世界の為に惚れた女を捨てるなんてまっぴらご免だ。
己の周りの必要不必要を"神の意思"なんて物に任せるな。
もしお前が俺の創った世界にいたら、顔面殴ってる所だ。
[扉の向こうの人の気配を感じ扉を開く。
沖田の姿をそこに発見し話しかける。]
昨日は約束破ってごめん。
この前の返答する前に、あなたの目的を教えてほしいんだ。
ランサーは人類の滅亡を願い、そしてあなたは自分の願いはランサーと同じと言っていた。
なぜあなたは人類の滅亡を望むの?
・・・・・・
[黙って扉を開ける]
人間はこの世界にとって決して有益ではないからだ。
今風に言えば環境破壊などを繰り返し、地球は既に体力を失っている。
人間などこの地上の覇者になってからたかだか数千年でしかなく、その間にこれほどの地球の破壊をし尽くしたとするならそれはいわば地球にとって癌細胞と何ら変わらん。
母なる大地にも生存本能があってもいいとは思わないかい。その本能の結果僕はここにいる。
[その時に、本当にランサーが殺せるかどうかは別だ。むしろ、神に牙を剥いた可能性が高い。
――が、ランサーはその想いなどを話すつもりはなかった。]
では、背後に広がる水を操り、
私を討ってはどうだ。
"世界"と己を称する
創世の英霊、ワイナミョイネンよ。
水の軍勢を、ただ一人の男に向けて操るがいい。
それとも。
水の傍でしか戦えぬ男と言おうか?
殴りたいのなら、その拳使い、かかってくるといい。
ふん…そうしてやってもいいんだけどな。
ココで俺がお前を殴っても意味ないんだよ。
[キャスターは腕を組み睨んだ。
別に自分の真名が知られている事はどうでもいい。
むしろ"ヤツ"の仲間になったのなら自分の情報など、とうに渡されているだろう。
マリアにも教えていいと考えていたので問題などない。]
お前が殴られるべきのは、お前が裏切ったマスターの前だろ。
それに……俺が殴る相手はもう決めてるんだよ。
借りを返さなきゃいけない奴が居るんでな。
[そう言って川に出来た断層に眼をやる]
…私達人間が地球を苦しめているかもしれないのはわかる。
地球が生存本能のために私達を消そうとするのもわかる。
でも、私達だって望んでこの形に生まれたわけじゃない。
自分を生んだ存在に否定されたって、私には生きる権利があるんだ。
そのガイアの意思が本当だとしても、あなたがそれに従うことは本当に正しいことなの?
…たぶんだけど、私のママなら私が生きるために自分が死ぬことになっても、私が生きることを望むと思う。
私もママが死ぬのは悲しいけど、私はママが死ぬことになっても自分が生きることを望むわ。
そして私が母親になることがあったらきっと…自分が死んでも自分の子供が生きることを望むと思うんだ。
・・・・・・
[すっ、と掌を久子の顔に向けて突き出す。
すると彼の悪夢が、彼女の脳裏に映り始める。
ひび割れた大地。自然どころか視界内に草すら見当たらない。
人間が建設した建造物は全て廃墟となり、空は赤く染まっていた]
これが僕の見た未来だ。
僕も人としてこの世界で生きてきた。数十年間も。
だから分かる。この世界は”今はまだ”美しい。
だが、君は君たちの子孫に僕が見せた世界を生きろというのか?
[掌を下ろす]
君の母はそう言っただろうが、ガイアは違う。
それでもガイアは生み出した人間等を最後まで愛した。
だが、ガイアが死しても醜い戦いは終わらなかった。
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