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[遠ざかっていくウェンディのほっそりとした背に舌打ちして、彼は悲鳴の上がった方へと走った。]
[ウェンディの目指していたのはおそらくは自分の家、そしてここは彼女の家に程近い。]
っ――
[見られた訳でもない筈だ。確証がないだけ。
だが音にならない音、引きつった音を僅かに出してしまった。気づかれてないはず。]
[たすけて、と誰かの名前に縋る声はただの空気になって消える。
部屋の外に一瞬なりともウェンディの毛倍が、そしてギルバートの気配があることも気づかずにただ強く強く目を閉じた]
[イアンは熟練した腕前の仕立て職人だった。その仕事ぶりはどの部分をとっても一切の妥協はなく、彼から受け取る皺や偏りの一片たりとも見あたらず仕上がったスーツは彼の仕事に対する姿勢そのままに凛とした佇まいさえあった。
イアンの陥った心の疾恙を痛惜する気持ちが強かったのは、そうした他に得難い技倆を惜しんでの気持ちが強かった。
もう一つは、云うまでもなくソフィーのことだ。
ソフィーはひたむきな姿勢で仕事を身につけ、働けなくなったイアンの代わりに店をよく支えていた。父に似て仕事に完璧さを求めるところがあった故か、彼女に問うといつも彼女の自分自身の仕事ぶりに対する自己評価は控えめだった。
しかし、彼女の仕事ぶりにはイアンにはまたない秀でた美点があった。]
……………おい。
いや、分かった。少し待ってろ。
[そこでようやく、男は自分の性器をズボンの中にしまいこむ。書斎の窓を閉め、外に出る。
ハーヴェイと名乗る青年の身体を背負うと、再び家の中に入る。そして数時間前にギルバートとの「戦い」を繰り広げた2階の寝室へと青年を運んだ。]
ハーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!
ハピネス感じてるよ。あの子、グルーヴ生んでるだろうね。
[ニタニタしながら、犬の顔を舐める。]
よーしよしよしよしよし…。
No music, no life.ニーナちゃんの悲鳴は、
今宵最高の音楽。想像するだけで、ハピネス感じる。
最高だ。今の生活は、最高に最高にハッピーだぁぁぁ!
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