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[江原の言葉に混乱しながらも、言葉を返す]
軟弱だって!?
私はいい迷惑だ。
君のように嬉々として戦場に向かえるものか。
此処は戦場じゃないんだ。
よく考えてみろ!
こんなのは、くだらない天賀谷さんの悪ふざけだ!!
血道をあげて頑張って挑めって、無茶な話さ!
「後戻りは出来ない」
[そんな声が、望月の自我を覚醒させていく]
江原さん。俺に、獣になれというのかあんたは。
そのためになら自分を殺してもいいと。
[カタカタ。胸の奥で揺らぐ音はなんだろう?]
[枚坂に、胸を突き出すように。
そして足元にナイフを転がす。]
貴様も直にわかる。善なる野生へと回帰する感覚がッ!
足りぬならば、私で満たせ。
ここにいるのは、オキナワ戦の英雄ではない。
ただの1人の手負いの男だッ!恐れるなッ!
[ナイフを投げた時、ひらりと星条旗が。
赤黒いしみでR.I.P.と書いてある。
江原の左の二の腕にも同色のしみ。
それは興奮の度合いにあわせて広がり滴る。]
[翠の方にも]
君も同じだ。野生が足りなくば、私で満たせッ!
もうここは戦場なんだッ!そのような気概でどう敵を討つか。
1人でも、目覚めらば私は本望だ。
そのために死しても、それは私の宿命だッ!
[左腕を力なく垂らし、唸る。]
──使用人の部屋──
[──蜂。]
[柔らかい女の匂い]
[乳房に誘われるように彫られていた]
[右手で左肩の包帯を軽く触る]
[かさりとしたような、だがやわらかい、独特の感触が伝わる]
なぜだ!
なぜ命を投げだそうとする――
[江原の言葉も、その行動も信じられなかった。
足下のナイフを忌避するように、ジリジリと後ずさりながら、髪を掻きむしった。]
君はおかしい!
変だ。
すごく変だ。
なにかが間違っている。
[私が此処に居ることも、目の前の青年に突然覚悟を突きつけられたことも、なにもかもが間違ったことなんだと、私はただその運命から目を背けたかっただけなのかもしれなかったが。]
──使用人の部屋──
[夜桜は、立ち上がると、
自分の荷物から無染の白い着物をとりだした──。]
[肌着──襦袢を手早く身につけ、着物を着付ける。]
[丁度、そこへ仁科が戻ってくる]
―由良の部屋―
「渦中の人は、全て等しく重いのでしょう」
[翠の言葉に由良と殺しあうことになった理由を思い出す]
……由良、さんは。
あの人もその重みを負おうとしたんだ。俺の傷を見ただろう、先生。あれは、あの人が俺の心臓を狙った一撃だった。
あの人は俺を屍鬼と思い、命を懸けて戦ったんだ。
[それが、由良の勇気。そのことだけは忘れてはならないと思っていた。望月は由良が翠に告げた言葉を知りはしなかったけれど]
……私は革命家。そして軍人。
革命、護りたい者を護る。
それは、命を賭してこそ。
そのような気概あってこそ成り立つもの。
[大きく肩で息。]
ならば、どうして死を恐れようか……。
[眼を見開き、江原を見る。
叱咤。
熱情。
それ以上の何か。]
何故です。
私が斬ると決めたのは屍鬼。
貴方を――
[だが分からないなら殺さねばならない。]
……覚悟。
[野生を呼び覚ませと
青年は叫ぶ。
甘い決意の前に、決断を迫る一喝。]
──使用人の部屋──
仁科さん。
さつきさまを疑わないでやって下さい。
さつきさまは、肉親を奪われて心が追い詰められてもいるのでしょう。
あの方は、屍鬼ではないように思います。
あのように──「影見かもしれぬ」「影見ではない」と、あたし達が惑ってしまうような、思わず疑ってしまうような──さつきさまが屍鬼でしたら、あんなお話をなさらないように思えるのです。
[手をまだついたまま、面だけをあげて夜桜は語る]
…………。
[苦笑]
なぜだろう。この国は駄目になってしまった。
だが、望月君をはじめ………私の心に希望の脈動を植えつける。
私は護りたい。この日本という国を。
この日本に生きる、ささやかだが大いなる希望を。
[3人を同様に見回す。]
そのためならば、私は命すら投げ打つ。
[碧子の肩を軽く抱く。
はっと彼女が離れようとするのを、止めはしない。]
碧子さんが、私を頼りに思ってくださるとはねえ。
[軽く声を立てて笑う。]
ご安心を、と謂いたい所だが。
軽く謂われたのだと思われても困る。この有様ではね。
まあ、私の手の届く範囲ではお護りしますよ。
勿論、私が屍鬼討伐に必要と見らば、
そのために尽力しよう。利用してくれて構わない。
その最中に落とす命も、やはり宿命。
いつかは、大いなる花を咲かせるだろう。
[興奮がおさまってきた様子]
……改めて言うが、何の情報もなくば
私の方針では、あの楽師を殺めるべきだ、と。
勿論、満ち足りている場合でも私が屍鬼だと
思わば、一思いに殺めてもらって構わない。
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