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[男が手を引くのに別段引き止める事も無く、けれど紡がれる言葉には片眉を上げ、紫水晶の双眸は怒りの為にか揺れ]
あの人は私を愛してるからこそ攫って、あの部屋に閉じ込めて…
でも可哀想に、あの人はそんな事をして愛情が得られる筈も無いと判っていたから、余計に不安になって残るように自分の痕を刻み付けて、そうするしか出来なかっただけ。
他の方法を知らなかっただけ。
[潰れたホットサンドを更に握り傷だらけの手は震え]
貴方に何が判るの!
あの人を貶める言葉は控えなさい!
[男へとホットサンドの残骸を投げつける]
壊れすぎれば…殺すことを喜べば、早々に皆と対立していただろうから。
薬に当たっていなければ、きっと、壊れてた。
確かに他の人でも支えてくれたかも知れないけど…。
心を揺らしたのは、貴方。
他の人では出来ないであろうことをしたのは、貴方よ。
悲しい――か。
あなたがそう言うのなら――……
[続く言葉は途切れて。]
――ねぇ。
あなたは、生きたい?
[相手の目をまっすぐに見遣り、ただ一言問う。]
…あらそう?
[首を振る修道女を見詰めナプキンで手を拭い]
ステラを人狼だと思った理由は簡単。
ナサニエルが嘘を吐ける程に器用だと思ってないからよ。
まぁ、自覚が無いなら判らないけれど。
カマをかけてみただけ。
[くすと悪戯な子悪魔の笑みを浮かべ肩を竦める]
どちらにしろ、愚かなローズマリーがルーサーと何事かやらかしているでしょうけど。
――……正直ね、もう生きるのに疲れましたよ。
何度死のうとしても死ねなかった。
ここから出れば裏切り者の烙印と死が待つだけ。
どうでも良かった。
……けど。
[ふ、と困ったような笑みを浮かべて]
……一人にすると泣いてしまう人がいらっしゃるのでね。
死ぬわけにはいかない、と申しましょうかね。
[ナサニエルについては同意できる部分があって「ああ…」と声を漏らし]
それは、ありそうですね。
彼に嘘は向かなそう。
貴女の言うとおり、自覚がないのであれば分からないですけれど。
[油断なら無いような様子でセシリアを見つめて]
…ということは、ローズマリーさんは牧師様が人狼であると言う判断を下した、ということ?
例の薬によって。
[紫水晶の双眸は怒りに揺れる。
ナサニエルはそれに驚くでも、悲しむでも、自分の愚かさを嘆いて許しを乞うでもなく――胸に生まれるのは黒くて汚い気持ち]
愛してるからこそ、攫って、閉じ込めた?
それが人間に向ける愛情であって…たまるか。
何が可哀想だ。
…許すのかよ?
欲しいものが、そいつが向けるのと同じに自分を愛してくれないからって、勝手に奪って、自由すらも奪って!
モノにするみたいにお前を好きにした!
不安で痕を刻み付けただけ…そうするしか出来なかっただけ?
[彼が傷つくのは、少女が鈴の音のような声を荒げて、傷だらけの手を震えさせて…
――そうして口にするのは、彼女の手をそんな風にした者を庇う言葉だという事実。ホットサンドの残骸を避けることもせず、叫ぶ]
判るよそれくらい、はっきりしてるじゃないか?
そんな奴は人じゃない――屑だ!
[修道女の視線にくすくす愛らしい笑みを漏らし]
何時も何時も怯えて人の挙動ばかり見て来た人間の観察力が確かなら、ローズマリーはもうルーサーの正体に気付いたんじゃない?
あんなに見詰めたシャーロットに害が無いと判った時には私に伝えたのに、ルーサーを見詰めた後に態々連れ出したんだから。
[首を傾げ]
人狼が死ねば助かる可能性は増えるのに――そんなに心配?
だから言ったでしょう?
そういうことは、殺したい相手か、本当に誘いたい相手にしか言ってはいけないと。
[微笑むと首を傾げて]
――愛の告白と勘違いしますよ?
――そう。
[くい、と杯を空にすれば、自らの手の甲を見、そこに浮かぶ青い痣。
困ったような笑みで泣く人がいることを告げられれば、
はっと何かを思いだし――]
よかったわね……ゲームはあなたの勝ちみたい。
痣が、浮かんでるわ。ほら、ここ。
[愛しいものを見るような目で痣を見つめて]
初期症状――。
[ローズマリーの手の甲。
その蒼い痣に注視するとゆっくりと首を振り。]
……。
勝っても全く嬉しくない気分なのは何故ですかね。
[初期症状、という女に杯を静かに置くと]
……。
ゆっくりと死に逝く、ですか。
[――屑だ!]
[紡がれる一つ一つをただ男を睨み付けて聴き、最期に浴びせられた言の葉に浮かぶ――消えてしまいそうな淡く儚い微笑み]
そんな事、言われなくなって、誰より一番判ってるわ。
でも幾ら私が痛くて怖くて苦しくても、誰も助けになんて来て呉れなくて、私の世界にはあの人しか居なかったの。
[男を見詰めてゆっくりと瞬き]
――他に何も無かったのよ。
全て受け入れて許すしか無かったの。
恐怖の対象と延々向きあって居られる程に、私は強くない。
笑いたければ、愚かだと、情けないと、笑えば良いわ。
それは、言えてますわね。
私達には聞かせたくなかった。
もしくは、何か連れ出す必要があった。
心配?
そうですね。
本当に人狼だというのならば、ローズマリーさんに身が危ないですもの。
2人きりで、そのまま殺されないとも限らない。
勘違いして構わないわ。
…そのつもりで言ったもの…。
[顔を上げ、涙目になった瞳をルーサーに向けて]
昨日そうやって言われて、自問自答して。
ようやく気付いた。
──私は貴方が好きなんだと。
どうせローズマリーは死と向き合ってないと生すら実感出来ないんだから、人狼に殺されかけていようとも喜んで居るかも知れない。
大体、若し本当に其れを恐れるなら、此処でルーサーを告発すれば良かったのに、其れもしていないのだから、心配するだけ無駄よ。
[一拍、修道女を見詰め瞬き]
ステラが心配しているのは、自分と同じく人狼に成ってしまったルーサーの方ではないのかしら?
じゃあ喜んで勘違いしておきます。
そこまで言われたら流石に死ねませんね……
色々教えて差し上げないといけませんし。
[ローズマリーの手を見つめて。]
……ま、どうやら命拾いしたみたいですが……
――……っ
[子どもじみた嫉妬にも似た思いの丈を全部、少女へと吐き、
――返ってきたのは、淡く儚い微笑み。
ナサニエルは後悔に顔を歪ませ、これ以上少女に歪んだ愛を向けた者への呪いの言葉を吐かなくて済むよう、残った手で自分の口を完全に塞ぐ。或いは情けない嗚咽の一つも、洩らしはしない為に。
愚かとも、情けないとも、笑えるはずがなかった。
大きく肩を上下させる時が長く続き、呟きが指の隙間から落ちる]
助けたかった…
オレが、ナイジェル、セシリア…おまえを。
おまえ達を。
痛さと怖さと苦しさがそこにある全部で、受け入れるしかなかった世界から――許すより他に、選択肢がなかったところから。
助けたかった……!
……嬉しくない?
[――自分とて勝っても嬉しくはなかったが。]
あなたが死ねば泣く人がいる。
私を思ってくれた人はもう居ない。
……それで充分じゃない。
[やがてその表情は、ホッとしたような解放されたような色が見え]
私も、いつのまにか疲れてたみたい。
生きることに。
――ううん、最初からかしら。
……馬鹿は私……か。
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