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>>201
ぬか喜びは、余計キツイだろが…。
俺だって、カミーラの言葉はグサグサ来てたぜ。
本当に嫌われてんだなぁ…ってな。
が、しかし。
実はカミーラが!俺に!惚れていた![声強調]ということが分かった今!
捨ててやるとか何とか言われても、なぁーんか、子猫がにゃんにゃか言いながらじゃれ付いてきているようにしか聞こえねーという不思議。
[頬や首筋を軽く啄ばみつつ]
なにを、あんなに焦ってたんだろうなぁ…。
[キッチンへ向かい、腕まくりをして手を洗う。
おばちゃんダンサーズに貰った野沢菜漬けをタッパーから出して、水気を絞って葉を広げる。
小ぶりのおにぎりをいくつか握り、野沢菜で包んだ]
見た目、ミニキャベツみたい…。
「………ウソツキ……」
[雪舞う空に投げつけた言葉――
風の通った跡は再び静寂へ。]
[それでも待ち続けている。
未だ同じ場所に立ち続けて待っている私。]
[小さな人影はまたゆるりと歩き出す。
暖かな光灯る集会所へ――]
[賛美歌の如き響きを持つ]
Someday I want to run away
To the world of midnight
Where the darkness fill the air
Where it's icy cold
[夜闇に降る雪の如き静かな歌]
Where nobody has a name
Where living is not a game
There, I can hide my broken heart
Dying to survive
[低い歌声は清廉な音色を紡ぎ出して]
[冷蔵庫を物色中]
すぐ火が通るものー。
お、もやし。
あとはワカメでいいか。
[コンソメスープにぶちこんだ]
[誰もいない広間に運び、ぽちっとテレビをザッピングしながら、もぎゅもぎゅとおにぎりを頬張る]
There, no one can see me cry
The tears of my lonely soul
I'll find peace of mind
In the dark and cold world of midnight
はぁ…。
ついにアーヴァインさんのプロジェクトが動き出したわけですか…。
早速裏方に回された方が…酷い話です。
[おばちゃん達に囲まれながらお祭りで食卓に飾っていくキャンドルの彩色を手伝い。おばちゃんの世間話に相槌を打ちながら目を眇めてちまちまと筆を動かすがキャンドルよりも自分の手に赤が彩色されていき]
…え?もういいんですか…?
ん〜…折角の久しぶりの室内のお仕事だったのになぁ…。
[苦笑したおばちゃん達に促されるように立ち上がると入れ替わるように入って来た人物に会釈し]
ああ、イザベラさんお疲れ様でした…え?
そんな…感激って、何が…?
え?えええ?いやいやいや、何かどこかで語弊が…!
[口を尖らせてこちらへ向かって来る相手から逃げるようにコート片手にテントを飛び出ると]
…なんだったんだ…?
[置いてくるはずのキャンドルを手に持ったまま、相手が追いかけて来ないうちにサクサクと集会場へ急ぎ足で向かった]
[すっかり泥酔して久しいギルバートの口から、次々と言葉がこぼれる。]
しょーがねーだろ。
だいたい、村のヤツらはあいつを甘やかしすぎなんだよ!だいたい、いつでもどこでも優しくすりゃあいいってモンじゃねーし!
いいか?獅子は千塵の谷底に我が子を落とすんだ。いいか?愛情ってのにはそれなりに厳しさが必要なんだよ!!今のまんまじゃダメだって見えてるなら、それを言わなくちゃダメなんだよ。それやんなきゃ、結局抱きたい時に抱く相手にしかならねーんだよ!
まー、俺だってやり過ぎてるし言い過ぎてる!俺だって完璧な人間じゃねーし。んなことは分かってんだよ!分かってるけど、見て見ぬ振りはできねーんだよ…
[ぐいっと焼酎を一気飲みする。]
結局それで嫌われたなら、それはそれで仕方ねーし……いや、仕方なくないけど……その時は諦めるしか無いってのが仕方ないんだろー……
[遠くを見ていた青の眼差しが揺らめいて]
…………あ。
[小さく、声を上げ]
[扉の傍に佇む少女の碧へと向けられる]
ごめん、サボってた…。
[ゆるりと首を傾げ、流れる青は月光を受ける]
[バンッ――と風に乗ってやや豪快に集会所の扉を開ける。集会所に漏れる冷たい風]
お久しぶりです――皆さん。……一日ぶり。
[フードから顔をひょこり出すとスタスタと雪を払いながら中へ]
[空を見上げれば、青白く光る丸みを帯びた月。
唇から紡がれるメロディーは、彼女が得意とするスローナンバー]
そう言えば…マスター、一人で大丈夫かしら?
キャロが顔を出してくれるとは言っていたけど…。
ちょっと心配だから寄ってみようかな…。ここからだったら近いし…。
[...は集会場へと歩いていた道のりを僅かに変え、酒場へと向かい]
こんばんは…。マスター…勝手に休んでごめんなさい…
[ドアをそっと開けた]
[揺らぐ青に、透ける青に、碧い瞳は揺れ、緩緩と首を振り
綺麗で哀しい歌だねとぽつり感想を零してふんわり微笑み]
んーん、邪魔、しちゃった?
書斎の掃き掃除、終ったから、次はどうしようかなって。
こんば〜…うぉああぁ!!?
[集会場に飛び込もうとしたところで足が何かに引っかかり、大きな音と共に足よりも先に頭が集会場の床に着地]
>>217
まぁ……お互い様だよな、うむ。
っつーことで、この話はおしまいだ。
…恥かしい?どこがだ?
今すぐフレディマスターんとこ走っていって、ここだけの話と釘さしてこそっと耳打ちしてきてもいいくらいだぜ〜。
[半日しないうちに、村中に話が広がっているはずだ。尾ひれ背びれに胸びれまでわんさとくっついて]
……まだそれを言うか……。
[がっくりと肩を落として]
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