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[キャスターを見たまま右手を振るう。遠空を切る音が聞こえた。土手から近づく女性に向けて、チャクラ(戦輪)が投げられ、首を掻っ切る軌道で向かおうとする。]
[少女の笑い声が届く。]
盛り上がっちゃって、お爺ちゃんやるわね。
おーい、お爺ちゃーん!
[もう一人の人物が放ったものには全く気付くことなく、キャスターに手を振る。]
…あれ?
[そりゃ驚く、だって女と思った相手が発した声がどう聞いても男の声なんだし。
そしてその横で笑う相手のマスター、そこから導き出される答えは…]
男かよコンチクショォォォォ!
なんだあれか、こんなに可愛いのが女なわけないとかそんな訳の分からないパターンか!?
[一体何処で得たのであろう、意味不明な知識を叫ぶキャスター。
再び高速で水の上を滑り距離を取る…がテンションは下がりっぱなしである。]
何で今日は男の相手ばっかりしなきゃいけねーんだよ!
あーもうだるい、やる気でねーっつーかだるい!
女分補給させてくれよ、これで背中には怪我したマリアちゃんとかならやる気でるのに!
[そんな事を叫びながら距離を取るキャスターに、相手の投げた戦輪が迫る。
こういう武器は横からの衝撃に弱い、つまりは水面と水平に飛ぶ戦輪にしたから水の刃でもぶち当てれば良いのだが…。
やる気のないキャスターが迎撃なんてするはずもなく。]
"Kurimus -lta kyyneltya"
[瞬間、水の渦がキャスターを包み込む。
それを切り裂く戦輪…だが、そこにキャスターの姿はなく…。]
今日俺やる気ないんで、帰って良い?
話ぐらいならするけど…そっちの本当のお嬢さんとなら。
[ランサー達から見て右手へと移動していた。]
――ッ
[久子の声に、ランサーの周囲に魔力の膜が出来る。投げられたチャクラが、女性の首を横から掻っ切る前に停止した。]
[自分の身に近付いた危機に気付かず、キャスターが突然魔術を行使した理由もわからず、ただ呆然と成り行きを見守っている。]
ひょっとして……ナンパの邪魔しちゃったかしら……?
おいおい、ノータイムでそういう事するか?普通。
[ふと見ると、川原に自分のマスター。
しかも戦輪はそちらへも向かっていた。
なんていうかもう、最悪のタイミングだ。]
おいマスター!令呪使…
[そこまで叫んだ時に、不意に目の前のサーヴァントの動きが止まる。]
[また。何時の間にかキャスターに投げられたチャクラは、水の渦を切り裂いて左手首に戻る。]
貴方のマスターは、私達を敵と認識していなかったのか。卑怯な真似をしてしまったようですね。
[ちらりと後方を一瞥して様子を確認した。女性の視界を横切るように、チャクラがランサーの元に戻る。]
マスターが彼らと話したいというなら、私はそれに従いますが。
[久子をちらりと見る。]
[ランサーがチャクラを寸前で止めたのを確認してから、その女性がマスターであることに気づく。]
あ、マスターを狙ったのか…
うん、さっきのサーヴァントみたいに話せばわかる人もいるんだし、戦意のない相手を無闇に攻撃するのはやめた方がいいと思う。
[キャスターに向かってはなしかける]
じゃあ、せっかくだから情報交換でもする?
……。
[槍の矛先を下にして、久子の後に下がる。
ネルシャツとカーゴパンツはランサーには似合ってはいなかったが、槍を持ち立っていると、絵になる。魔力の膜は、ランサーの肌を覆い、青みがかっていたが、それも消えた。]
[少女の叫んだ「ランサー」という単語が引っかかる。]
……ひょっとして、……あの子もマスター?
じゃあ、さっきの魔術行使は……。
[ようやく状況を理解して、いまさら身構えた。]
[しばらく、位牌の前で考えていたが、カーテンの隙間から差し込む朝日によって、日が高くなってきたことに気づく]
もう、こんな時間。
……シャルロットは他のサーヴァントと正面からの戦いになれば勝てないような気がする。そうすると、サーヴァントの気を引く間、マスターを標的にするしか。
[出来るだろうか、と自問し、答えを得られないまま*立ち尽くす*]
[今日は厄日か?
そんな事を思いながら溜息を吐く。
というか、正直"マスターが狙われる"と言う点なら先ほどのセイバーの方が危険性は少なかったとすら思う。
正直いけ好かない…いけ好かないが、あいつは真っ向から相手を潰すことに快感を感じていた。
そりゃ、何か気に触ることをすれば人間などゴミのように消すだろうが、マスターを潰してサーヴァントと戦わずに終わらそうなんてつまらない幕引きを望む奴ではなかっただろう。]
止めてくれたのは礼を言う…けどなー。
[さっきからイラついてばっかりだ。
というか、俺をイラつかせることばかり起こっている。
俺、基本は平和主義者なんだけどなー…。]
俺の前で女に攻撃する男を許せる程、心広くはないんだよなー…死んでおくか?
[他の魔法なら連発できるような状態ではないが…水の支配だけなら別だ。
連戦になろうとも、その支配の手が緩むことはない。
キャスターの足元の水が、幾つもの水柱を立て持ち上がった。]
[久子の声に、何かに耐えるように槍をきつく握っていたが、女性が身構えた事を知ると。]
心配しなくても、私のマスターが話している間は貴方に危害は加えません。
[しかし。老人が、渦巻く水柱を作り始めると、ランサーの双眸が半眼に細められた。]
[キャスターの反応に身の危険を感じる。
攻撃の矛先がランサーに向いているのを見て自分は離れた方いいと確信する。
そう感じるや否や彼女は*逃走を開始した*]
[キャスターの思考は、この時点ではランサーの考えと合っていない所もあったのだが、ここでは割愛する。
シャクティ(魔力)が、ランサーに凝結し始める。]
――。
[槍の穂先が、キャスターに向けられる。
疲労しているとはいえ、轟く巨大な水柱を幾本を従え目に鋭い光を宿すキャスターと、岸で一本の槍だけを構える小柄なランサーとでは、ランサーの分が悪いと客観的には見えた。]
マスター、離れとけよ。
[その言葉と共に、再びキャスターとマスターの周りに水の城壁が形成される。
携えるは水柱の巨槍。
傍目から見れば大魔術の酷使に見えるだろうそれは、実際は魔力など殆ど消費していなかった。
もちろん、セイバーとの戦いの様に召喚や封印を織り交ぜたりすれば話は別だ。
だが、そこにある水を操るというだけならば詠唱どころか魔力すら必要としない。
それこそが創世の魔法使いであり水の主であるキャスターの能力。]
俺の槍とお前の槍…どちらが優れるか殺りあうか?"ランサー"。
[憶測も篭めた相手のクラスを呼ぶキャスター。
戦輪を武器にする所からすればアーチャーの可能性もあるし、ライダーの可能性も捨てきれない。
だが…その手に持つ槍の存在感から、ほぼ確信といえる物をキャスターは感じていた。]
キャスターよ。
今のうちに降伏した方が身のためだ。
[ランサーの宝具は、この槍ではない。
しかし、シャクティの凝結は「槍」という「形」を中心に、ランサーを覆っている。
創世の力を目にしても、ランサーは揺るがない。"世界"と名乗った魔法使いを前にしても、だ。]
キャスターよ――その身は今から討たれる。
[双眸は朱鷺色に染まりゆく。]
ほー…、お前は"神"を前に降伏しろと言うか。
ならばやってみるか、神殺しを!
[相手の言葉に魔力の回転を上げる。
どんな対魔武装すらも貫くであろう魔力の迸り。
"魔力A++"
もはやその能力はEX(測定不可能)にすら匹敵する神の領域。
たとえ残り魔力量が少ないと言っても、あくまでそれはキャスターの視点からだ。
魔力量が10の者が言う"少ない"と1000の者が言う"少ない"とでは自然基準値が違ってくる。]
『Ankara myrsky etta kukoistaa ankara Avara aalto etta pyyhkia kaikki Loppumaton keihastaa etta goes rikki Paikalla on ei kahakoida ammatti』
[紡がれる歌声、それに呼応するように川は大波へ、水の柱は無数の槍へと姿を変える。
それを後押しするは、身をも切り裂く真空の嵐。
その全てが一つとなってランサーへと襲い掛かる。]
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