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― 商店街・カフェ ―
[ケネスは香野も帰り、少し時間が経った後、久子の言っていたランサーの真名を調べてみようと思い立つ。]
おい、宗冬。図書館行くんで着いて来てくれや。
[そう声をかけた。]
チャンドラさん。
今回、何故英霊の座から、貴方は召還されたのか、教えていただける?
[アサシンではないか、という相手の推測を否定はしなかった。今戦闘になれば、確実にキャスターとの共闘が組める。
それはアサシンにとって、単独でサーヴァントと対峙するのとは雲泥の差となる。]
つまり貴方は……
自分以外の意思のために 存在している
そう、仰るの?
[この、脳内で響く、何者かの、声のままに……?]
あら、ごきげんよう。
[キャスターに声をかけられ、ふわりと微笑を返す。敢えて呼び名は口にしなかった。
続いた"マスターを裏切ってヤツについた"と言う言葉を受け、自然と視線は目の前のチャンドラに戻る。]
……奴?
キャスターか。
最初から、私の使命だっただけの事。
私のマスターと分かり合えずとも、優先するは使命。
それだけの話。
[キャスターに告げ、アサシンの問いに答える。]
これも今、キャスターに話した内容と同様。
「人類の滅び」を聖杯に願うがために。
私は召喚された。
然り。
生きていた時より、変わらぬ話。
[シャルロットの頭に響く声と同様かまでは分からなかったが、ラーマはそう返事した。]
ほー、なるほどなるほど。
いやーご立派だ!
自分の意見関係な使命優先なんて、俺には"絶対"に真似できないね。
[手を叩いて皮肉げに褒めるキャスター。
そして、手を止めると吐き捨てる様に言葉を続けた。]
ハッ…そりゃ自分の妻も追放できるわなぁ?
なぁ、ラーマさんよ?
図書館なら先程行ったではござらんか。
それがしはここでしばらく美貴殿と愛を育むことに致す。
如何にマスターと言えどそれがしと美貴殿の仲は引き裂けませんぞ!
[宗冬は野良犬に対するかのようにしっしっと手を振った。]
[ランサーの言葉、人類の滅び。
そして、キャスターの態度。
彼に該当する存在。
マスターから先ほど聞いた話。
全てのピースが、組み合わさるような、そんな感覚……。
暫く黙って二人のやり取りを見守ろう、そう決めた。]
貴方の心は貴方のものではなくて
貴方の体は貴方のものではなくて
[神の御心のままに、我が命をフランスの平和のために、容易くささげたシャルロットには……
何故か、心の奥底で、それを、理解出来る気がしていた。]
それが、貴方が見つけた"正義"ということですわね。
何いぃ?何だその仕草は?
何を色気づいてやがる!
お前、愛を育むってそいつは……
[キャスターのマスターだぞ、と言いかけてやめる。]
まあ、停戦て話もあったばかりだし、いいか。
とりあえず、いいから来いよ。
[ケネスは宗冬を無理矢理引っ張るが、梃子でも動きそうに無い様子だ。]
ああ、時間の無駄だ!もういい!
[図書館まで人通りも多いし、大丈夫だろうとケネスはたかをくくる。]
じゃあ、後でちゃんと来るんだぞ、いいな?
[伝票分の代金を宗冬に渡すと、*ケネスは外に出ていった。*]
追放?
ああ――
叙事詩に書かれた話はそうなっているのだったな。
[キャスターを見る。周囲の景色を全て反射する双眸。]
私の妻は、神から与えられたものだった。
妻は、私自身がおかしたある過ちによって投げつけられた呪詛により、私の目の前では決して笑わぬ人形と化した。
そして、もう一度の過ちで、
彼女は神々の元に戻された。殺されてね。
私が、敵の手より助け出した彼女を、
疑いさえしなければ、そんな事にはならなかったろう。
神の意思を疑わなければ。
[久子がキャスターのマスターと接触していた事から、自分の事は知られていると思っていたランサーは驚く事なく、キャスターへ淡々と対応した。]
義務……
(それが崇高なる使命であるのなら……)
[目の前の男は迷いなどない……
私がフランスの平和を取り戻すと決意した時にも迷いはなかった。
だけど…… 様々な葛藤で心は揺れ曇る]
神の意思ねぇ…。
[詰まらなさそうに呟く。
正直、そんな物に対して意味を見出せない。]
それで?ご大層な言葉を並べてるけどよ。
結局はお前が自分の女を疑って死なせたんだろ?
…気に入らないねー、自分の女を信じる事に"神の意思"なんて大層な御題目掲げる奴は。
伝承では、お前に疑われた事を嘆いて目の前で大地に飲み込まれたんだっけな?
そうだ。
私が疑い、それによって彼女は死んだ。
[ランサーは肯定した。]
…一瞬だったよ。
私が疑った、その一瞬に。
彼女は驚きすらしない。嘆きすらしない。
ただ、地が割れて閉じた。
体を濡らした鮮血の迸りの感触を、今も忘れる事はない。
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