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>>126
[不意な問いかけに振り向き、小首をかしげて困ったように笑った。]
ほら、えっと。私今回全然駄目だったから…。
えっと、そう。準備万端!
[言うと満足そうに頷き、再びまっすぐ前を向いた。]
それって、ここを出ていく準備なの……?
[相変わらず、前向きなのか後ろ向きなのかわからない。
それでもちょっと面白そうに首を傾げた]
意外とあんたが合格することになったらどうするの?
おとなしくシェルターに入る?
[口の端だけ持ち上げた意地の悪い笑顔で楽し気に問う]
[...は、生物工学実験室に設置されている教官用の端末から、収容者達の動向を見守っている。
そのうち、なにか気づいたのかヒューバートと二言三言会話を交わし、彼に頷き、キーボードと叩き始めた]
[肩に乗せられたナサニエルの腕を振り払う]
ちょっと!
止めてよ。あたしは……。
[もう、試験結果を聞く気すらないのだと、説明しようとして何故か少し躊躇った]
……あら、私は忘れていいわよ。
あんた、忘れて欲しくないの?
>>151
うんうん。
…えー!?ないよー。
[自分がシェルターに入る可能性に関しては、一度は一蹴する。…が、それでは答えにならないかと、少し天井を見上げて考える。]
…実際そうなら、ジャンケンで勝った人に譲りたいな。
[...はやがて、収容者3名に宛ててメールを発信する]
『Subject:選考結果発表につき
ナサニエル、コーネリアス、キャロルは
速やかに生物工学実験室まで来ること。
こちらには、全ての質問に回答する用意があります。
今後自由に生きたければ、
黙って出て行こうなんて考えないで、
素直に言う事を聞いたほうがいいわよ?
限りある命は大事よね?
なお、このメールは、読後各自で消去してください。
Sophie Stuart』
>>154
…ととと。
[振り払われた腕が空に落ちるが、腹を立てるでもなく]
そりゃ…、そりゃあ、な。
外の奴らと違って俺らは、同じとこに住んでても血の繋がりもねぇ。
限られた人間しかいなくてそれが増えることもなく、減っていくことしか経験しなかったけど…何て言うか、ほら。そのかわり…ほら、家族みたいなもんだろ?
>>155
何言ってんだよ。
[コーネリアスのジャンケン発言には冗談を笑う顔で笑って]
せっかくここまで生き残って、最終段階まで選ばれた側に残ってるってのに。
そんなんで決められちゃたまんねぇ。
まぁ運のテストならともかく。
お前はもっと自信持てって、前にも言ったのによ。
[ジャンケンで譲るって言って許してくれる教官じゃないと思うけど、と半眼でコーネリアスを睨み、呟いた]
あたしには譲る必要無いわよ。
前に言ったでしょ?
やっぱり、あたしは大切な人と、自分のやりたいことをして生きたい。
彼らが、あたしがひとりで生きのびることを望んでいたとしても、無視することにしたわ。
[晴れやかに笑って、だから、と小声で付け足した]
結果は聞かないつもり、このまま、ここを出ていくわ。
[カチリ、とメーラーの送信ボタンをクリックし、モニタに『送信完了』の文字が出たのを確認。監視カメラの画像を見ながら、くすりと笑い]
素直に来てくれると良いんだけどね。
ん?
やべ、早く来いってよ。
…何かよくわからんことも書いてあったけど。
[慌てて受信したメールを消去した後、]
お先!
[後ろ向き歩きで二人に手を振って、実験室への一番乗りを決め込もうとして]
え?
[まじまじとキャロルを見る。少し強張った顔で]
>>157
じゃあ、えっと…。シェルターへの思いを
何かで表現するとか?
…うんと、ナサに不利かな…?難しいです。
[自信をもてと言われれば、うーんと曖昧に頷いた。
…もし、終わりが終わりだったら、自分がシェルターに入って残った時、きっと後悔する。
そんなことを思っているとは言えず]
…んっと、発表があったら考え…ん?
[ワルツに端末を覗き、質問…?と首をかしげた。]
[メールの内容に目を通すうち、笑っていた唇が引き結ばれる]
監視カメラかしら?
[そうでなくとも、食堂での自分の発言から、ここを出ていこうとしていることは予想はついたことだろう。
出ていくのなら、今だと思っていた。けれど]
全ての質問に、ね……?
>>158
何でだよ!何でそんな、もったいないこと…
[その自由を恐れることなく、大切な人と自分のやりたいことをして生きたいと言えるキャロルに何故か自分が置いて行かれてしまっているような不安と、同時に苛々する気持ちが生まれて]
せっかく選ばれてきたのに…
ここまで一体何人が、お前のパスの陰で脱落して行ったと思ってるんだ?
権利をあっさり捨てるなんて、そいつらに悪いと思わないのかよ!
だいたい、外に出てどうするんだ?
家族だって親戚だって、面倒みてくれる奴だっていない。出た瞬間から飯にも事欠くんだぞ。
その中でどうやって探すんだ。
出て行った奴と、すぐに会えるとも限らない。
どうやって連絡取るんだ。
滅びた未来で生き延びる方法は教わってても、金だって外での知識だって俺らには、無いじゃねぇか。
[遊んでほしたがるヴィクトリアを構いつつ、監視カメラの画像を見てぽつり]
まったくもー……
ご飯よって放送じゃないと、速やかに集まれないのかしらこの子達は……
[呆れた口調で言いながらも、表情は優しい]
[ナサニエルの剣幕に、驚いた顔で目を見開く。
けれど、怒りは湧いて来なかった]
悪くても良いわ。
あたしは生きたいの。
皆に託されたものを継ぐだけで生きていくなんて、耐えられない。
外からの理由でただ、生かされるんじゃなくて。
自分の理由で生きたいの。
できれば、外じゃなく、シェルターで生きる理由を見つけたかったとは思うけどね。
[これだけでは、彼に自分の言いたいことは伝わらないかも知れない。
伝えたかった。
もう時間がないのがもどかしかった。
心の中で、ごめんなさいと呟く]
だけど、生物工学実験室には行くつもりよ。
行かないと、出してくれそうにないしね?
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