57 人狼の血族 Kindred of Werewolves
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すまない、ナッシュ――
ありがとう……
これ以上は私が……耐えられない…
(190) 2007/09/07(Fri) 21:05:48
[ネリーはギルバートの無言の目配せを察し、ギルバートから少し離れた。
やや後退し、今まで彼が座っていた――包みがまだ置かれている安楽椅子の所まで下がり、自分なりに感覚を研ぎ澄ませる。]
(191) 2007/09/07(Fri) 21:06:36
流れ者 ギルバートは、部屋の床を転がりながら勢いを殺し──
2007/09/07(Fri) 21:06:51
[「娘」は――慟哭する「父」に抱き締められたまま、黙って天井を見つめて居る。
――天井には、小さな茶色い染みがひとつ。]
(192) 2007/09/07(Fri) 21:07:13
(193) 2007/09/07(Fri) 21:08:41
[ヒューバートの言葉を耳にし、そっと視線を落とした。]
(194) 2007/09/07(Fri) 21:09:12
美術商 ヒューバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:09:23
――!!!?
[無防備に警戒を怠っていた心が、瞬時に緊張に震えた。]
(195) 2007/09/07(Fri) 21:09:55
(196) 2007/09/07(Fri) 21:11:11
『ギルバート!!?』
[扉が破られた刹那、転がるように椅子から落ちると、背もたれを楯にするように椅子を構え身を低める]
(197) 2007/09/07(Fri) 21:12:03
[──喉元に押し付けた。]
動くな。
[低い囁き。]
(198) 2007/09/07(Fri) 21:12:06
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:12:22
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:12:40
冒険家 ナサニエルは、目を丸くして、琥珀色の男を見て居る。
2007/09/07(Fri) 21:14:07
美術商 ヒューバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:14:23
[何かがあった時のために、出口までの経路を見渡す。
何か、神聖さを感じざるを得ず、包みはぎりぎりまで動かしたくない。]
(199) 2007/09/07(Fri) 21:14:37
流れ者 ギルバートは、美術商 ヒューバートの喉元にナイフを突きつけた。
2007/09/07(Fri) 21:15:11
見習いメイド ネリーは、美術商 ヒューバートに話の続きを促した。
2007/09/07(Fri) 21:15:15
見習いメイド ネリーは、美術商 ヒューバートに話の続きを促した。
2007/09/07(Fri) 21:15:21
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:17:17
[構えた椅子の背もたれを挟むように、男の爛々とした瞳がそこにある。
ナイフは背もたれの上部に触れるように私の首筋に突きつけられていた。
戦慄が身を震わせ、冷たい汗が流れ落ちる。
緊迫した対峙に、身じろぎ一つできなかった]
(200) 2007/09/07(Fri) 21:18:11
美術商 ヒューバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:19:48
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:19:53
見習いメイド ネリーは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:20:05
……いや。動いてもいいが、アンタがこの世にオサラバする羽目になる。それで良ければ。
[琥珀色の瞳が至近距離からヒューバートを見下ろしている。
ところどころ泥汚れと飛び散ったドス黒い飛沫のこびり付いたシャツからは、何故か血臭が漂っている。]
(201) 2007/09/07(Fri) 21:21:28
冒険家 ナサニエルは、シーツを纏ったまま、ハッとして立ち上がった。
2007/09/07(Fri) 21:21:52
ははっ!
いきなり襲ってくるとは、予想外だ。
それとも、もう素性をとりつくろう必要がなくなったってことかな?
[私は虚勢をはるかのように、ギルバートを見据えながら吐き捨てた。
彼の瞳を覗き込んではいけない。本能がなぜかそう警告を発していた。
私は彼の瞳の下、頬のあたりを睨むようにしながら、彼の一挙手一投足に神経を集中させている。]
(202) 2007/09/07(Fri) 21:23:50
[どこが安全?
ギルがいくら本物の「人狼」だからって、1対2でどこまで張り合えるか…
いいえ、仮に勝てても彼の間合いから離れればむしろ私が危険だわ。ここは隙をみて逃げるべきか――
私は耳を中心に便りながら考える。]
(203) 2007/09/07(Fri) 21:25:01
美術商 ヒューバートは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:25:23
見習いメイド ネリーは、メモを貼った。
2007/09/07(Fri) 21:26:28
[視線はヒューバートから逸らさず、同時に「ナサニエル」にも声を掛ける。]
まさかここでそんなショウを見られるとは思わなかったな。
いいご趣味だな、ミスター・ヒューバート・バンクロフト。
[クククク…と喉を鳴らして嗤った。]
(204) 2007/09/07(Fri) 21:26:50
また、誰かを手にかけたのかい?
それとも、食餌に?
[彼の衣服から微かに漂う生臭い臭気に呟きを漏らす。
ギルバートの云うように、容易に動ける状況ではなかった。
ここは狭い部屋だ。私の体の後方には壁が迫り、辛うじて椅子を構えているとはいえ、ナイフは首筋に突きつけられている。
どうにか、隙が生じるのを待つべく、言葉を紡ぎながら時間稼ぎをする]
(205) 2007/09/07(Fri) 21:29:44
そうそう……髭を剃ったんだな。
前に会った時に言うのを忘れてたが、前よりかずっと似合ってるよ。
チャーミングだ。
(206) 2007/09/07(Fri) 21:30:08
[シーツを自身から取り去り、一糸纏わぬ姿に変わる。胸には、心臓を模したようなハートのタトゥー。]
………いやん。
そんな目で、見ないで?
[シーツを肩に掛け、分厚い唇を歪めた。]
(207) 2007/09/07(Fri) 21:30:43
[ギルバートの言葉に、カッと一瞬で頭に血が昇った。燃えるように顔が熱い。]
――なっ!
貴様ァ、聴いていたのか――っ
[よりによってこの男にだけは、聴かれたくはなかった]
(208) 2007/09/07(Fri) 21:31:24
流れ者 ギルバートは、ニヤリと頬を歪めた。
2007/09/07(Fri) 21:31:50
チャーミングだとォ!
侮るな!
私は――
[その時、ステラの部屋で発見した写真を思い出す]
――いや、アンタの方が、遥かに年長者なのだろうな。
ギルバート・ブレイク。
その積み重ねた齢には敬意を払うよ。
いったい、何歳だ――
(209) 2007/09/07(Fri) 21:33:30
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