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――Under/Boulevard (廃棄領域/大通り) ――
[gateを出て大通りへと出た。まわりに残っている破壊の痕跡を見ながら自らの外見を確認した。
これは一時代前にはやったネットワークゲームのチュートリアルで最初に遭遇するNPC、クインジー。
破壊する対象が人間であった時、相手を油断させる事が出来るかもしれない、と設定した今は亡きマスターは言った。
マスターより与えられし使命は最下層への到達、そのために必要なだけの戦闘経験と情報を得る事。
いつしかルーチンが狂い、戦闘とその結果のみを追い求めるようになった…]
マクロの一部が停止…Under領域からの脱出ができなくなった…?
現状、外へ出る必要は薄い、このまま周辺の索敵を継続する。
[麻痺の残る一撃は、距離的に届かなかった。
負荷を解除した反動で、大きな隙ができている。]
はぁはぁはぁはぁ………悪いな。
私は、生まれてからいろいろな影響を受けて、
今では周りに多大なストレスを与える存在らしい。
[億劫な体を揺らめかせて、相手に近づいていく。
侵食が一切入っていない手をぐにゃりと動かす。]
君はさ、どれまでの負荷に耐えられるんだい?
[その手を前に突き出し気味に、ふらふらと近づく。]
[ルーサーの言葉に、頷き]
そうね。今はその方が私も有り難いわ。
とりあえず、互いがmemento moriに侵食されているか……長ったらしいわね。"memento mori"かの判断は保留とし、休戦。
貴方、今からどうするの?
私は少し行きたいところがあるから、戻ろうと思うのだけれど。
─Under/gate > - ─
[Audreyが素早くコマンドを打ち込む様子を残念そうに見守った。
エラーが起きている事は直ぐに理解出来たが。]
…………へえ、まるで本当に死を味合わせるゲームみたいに見える。人数集めに為にしては結構凝ったパーティ主催者だね。
「memini mori」を名乗るメール。
それだけでぼくが間髪おかず此処に来る、十分な理由になったけれど。それが真実か否かはどうでもいい。と言うより誰も「memini mori」の正体なんて知らないのだから。
(座標軸も確認出来ない程一瞬)チラリとしか見られなかったあのメール、もっともらしい緑色の四角い刻印が010の配列の隙間に見えたのが素敵だったけれど。オードリー、あなたはメールを解析しなかったの?
[と、笑いながらAudreyに問いかけようと口を開きかけたその時、Geneの背後に黒く巨大な影が突如出現する。gate前に立っていれば当然予測出来る事態であろう。
第二次世界大戦当時の戦車を数台積み上げねじ曲げた様な重金属の塊の様な外観の装甲。赤い戦車が一台だけ混じっているのを見てTAMIYAのファンではないだろうかと、Geneは思った。
キャタピラが史実ではあり得ない高速回転をはじめ、同時に十数本ある砲台が一斉にGeneに向けられる。]
…不格好過ぎる。
[Audreyに話をしようと思っていたのだ。
「memini mori」が近くにあるとは、まるで現実の死が実感を持って傍にあったかの様な、古き良き時代を知っているかの様な彼女の言葉が気になって。]
『彼女は、ぼくが持っていないものを持っている様に見える。』
[戦車から発される黒い球体と発射の瞬間のスパァクがスローモーションで美しく目に映る。
オールドファッションでいて、無様な外観の持ち主に向けてGeneが瞬きをした瞬間に、Audreyは優雅にドレスを翻し、「ごめんなさい」「また、いずれね。」と言って去って行ってしまった。]
私は、貴方を除いた全PCを破壊します。
その時にまだ出られないなら、貴方がmemento moriに侵されている事になる。判断はその時にします。
一人で大丈夫ですか?
[届かなかった攻撃の勢いで倒れる事を何とか踏ん張り防ぐ。]
君はまた肩で息をする。不可解だな。面白い。
[――漸く円周率演算の処理を止める事が出来たようだ。体勢を立て直す。
まだ無駄な演算数値の消去が出来ていない為、動きが鈍いが。]
負荷は嫌いだ。
[近づくヒューバートに短刀を向け、怪しげに動く手を切り落とそうとする。]
見慣れた、つまらないものに見蕩れてしまった。
結局は何時もと同じで、時間が経てば適当に出られる様になるだろうし、「memini mori」を装ったメールだなんてのは、Jackを動かす時に彼女(Geneの同級生、ダイバー仲間)がそれっぽく細工しただけ。本当はただのゲームの勧誘メールで、内容が「彼女」好みだったから、ぼくを焚き付けたかっただけなんだから。
──…本物の死。
そんなものは何処にも有りはしない。
ぼくには与えられないもの。
なんだろうねえ……私の製作者は、
多分気が変だったんだよ。
だから、こんなプログラムに仕上がったと言うべきか。
[切り落とそうと向かう短刀に、自分から
僅かに侵食を受けた方の手をぶつける。
…というよりも、自らこちらから突き刺さりに
動作したとでも言うべきか。]
――backstreet(路地裏)――
[いつの間にか視界は白い細糸に埋め尽くされていた。異変に下がろうとした脚のみならず、全身の自由が奪われている事に気づく]
あれ?さっき倒したのに。
ね……これ?
[問う声にもどこか力が入らない]
OK、十分よ。
元のアドレスは履歴に残っているし一人で戻れるわ。
それじゃ、私は行くわ。
[一歩、二歩、と"遊園地"の"扉"に近づき]
……Luther、がんばってね。
──COMMAND>MOVE /3124141528-122531221532112814
[コマンドを打ち込み、転移]
[僅かなクラスタ片を巻き上げて、"遊園地"から移動]
──Under/Amusement park(遊園地)──
Gratias agamus Domino Deo nostro.
[Audreyを見送ると、
Lutherは一番近い参加者の場所へと転移した。]
[一秒に満たない報告までの間にも眠ってしまいそうな感覚が押し寄せてくる。低い声が子守唄に聞こえた]
『――phase spider、電脳空間(web)と星幽界(astral)に並行して存在するAIです。この個体の場合、電脳側は囮の蜜壺(honeypot)、星幽(アストラル)側が――』
……ふぇ?
……えっと、何って?
[何をするでもなく、大通りを過ぎ、道が続くままに目的のなく移動し続ける。
途中、いくつかの自動制御と思しき敵らしきモノと遭遇するもこちらに対して攻撃してくる様子も見られず、放置してあった。
戦うべき対象は…自ら思考する事が出来る存在…プログラムでも人間でも…と自ら定めてあった。
ゆえに自らが移動している経路に探索用の端末を配置し、何らかの反応が返ってくるのを待っていた]
[成すがままにしているヒューバートは、彼の目にはかなり異様に映る。]
破壊されたいのか?
[短刀は以前ヒューバートの手に刺したままで。
じわりじわりと、ヒューバートの腕に肩に黒い染みが広がる。]
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