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[頭を振り、]
何とでも呼べ。
[2、3歩近づいた所で、脳を見上げた。]
僕は求むる姿と人で在り続ける。
あなたが望む名前の人物となろう。
[召喚したのは鷲の上半身とライオンの下半身を持つ魔獣]
[底のない罅割れに、電脳の翼が役立つかは判らないが]
行クゾ。
[翼広げ飛び立つ魔獣を、唸り声が送る]
[研究所と直接回線で繋がれた、Mundane中央部周辺の*本部へ*]
≪ほう…実に面白いことを言う。
まるで、自我なき人形の如き…。≫
[嘲笑うかのような電気信号。]
≪すまない。私は若者の感覚を解すには、
実に長い生を浪費してしまったのだよ。
そうだな。とりあえず”指揮者”でいいだろう。≫
[かつて分化して存在していたあらゆる宗教権威の
ミイラに囲まれ、まるで宇宙の中心のように鎮座。]
≪ならば、私のことも好きに呼びたまえ。
”輪廻”でも構わない。他に覚えがあるなら、
そちらで呼んでくれても一向に構わない。≫
[異常事態と判断された場合、上位のAI――交じり合うことのないさまざまな概念を投影しながらいまは習合され、電子化された宗教権威――へ指示を仰ぐことがまず設定されている。
一般的な通信での連絡を試みたが、電脳上では接続が不可能、または応答無しと判断された。
次いで、これらのAI間に設定された専用回線での通信を試みるが、やはり失敗。かろうじて上位AIからの応答を得ることが出来たが、内容は『C'est aaaaaaaaaaa』といった意味不明のものであり、それもやがて絶えた。]
[上位のAIとの連絡を一旦保留し、同位のAI、つまり同型のAIへの連絡を試みるがこれも失敗。
電脳上ではようやく2つ目のPGM、「Benedictus」のcopyが終了したが、command完了までの残り時間はやはり不自然に伸縮を繰り返している。]
では―――第九と。
そう呼んでも構わないのかね?
既に、貴様から剥奪され歴史の闇に埋もれた名を。
フン。この話は、不利益にしかならない。
化石が生きていたとは思わなかった。
[薄闇の中、左目が灰青に……双眸と髪が真っ黒になり、一巡して元のトビーの色彩に戻る。]
≪………また太古の昔の懐かしいことを。
世界は90%の欺瞞と10%の真実で構成されているが、
君は実に純粋培養の欺瞞のような存在だな。≫
[明らかに不機嫌な色彩を含んだ電気信号。]
≪仰る通り、私はもはや旧旧時代の化石。
遠い昔のことは忘れてしまったよ。≫
[空間にホログラムが浮かぶ。
「願うなら、望みのものを与えよう。」
その”手紙”にはそう書かれてあった。]
≪万物には始まりと終わりがある。
だが今ではどうだ?人間には終わりがない。
私も、その名だけでなく終わりまで剥奪されてしまった。≫
[ザザーとノイズが走る。]
――Mundane East-Side――
[ここ東部には、多数の宗教的建築物、また同型/同種のAIが設置されている。
だがしかし、どのホログラムもAI、ロボットの類も応答しない。
一見すると通常通り、瞠目のアクションを取り待機状態にあるようだが、機能的には完全に沈黙していた。
動きを止めたホログラム/ロボットの前に、ノイズを絡ませたホログラムが出現し、その様子を”確認”(ネットワーク上での連絡がつかない為に、恐るべきことにこういった旧来の確認方法が必要とされた)しては徐々に中央部へ向かって移動した。]
ありがとう。
今はそれで売ってきているものでね。
[直接響き渡る声を、唯、聞く。]
終わりの剥奪――あなたのような存在ともなれば、苦悩はあろう。けれども、終わりなき終わりもまた、一つの選択肢だ。
[滔々と。だが、呟くように。]
――Mundane Central-Area――
[結果、道中には指示を仰ぐことの可能な存在も、稼動している存在も存在しなかった。
電波塔の前に到達したホログラムは、一旦移動を停止する。]
≪消えぬ火はない。とうに情熱など失せたわ。≫
[静かな電気信号。]
≪今日、こうして生を浪費できるのも、
私がこのような姿で生きているからだ。
確かに、これが「基礎」ということか。≫
[自嘲するように。]
≪栄光と勝利を繋ぐ私が、このような
体たらくで生きている…いや、生かされている。
終わりのない終わりより、私は真実の終焉が欲しい。≫
[時に、停止状態のモニタへアクセスし画面中を文字情報として、時に施設内のプロジェクタを経由して内部へ進入する。
セキュリティの施されていたであろう領域についても、既にそれが解除されていた為に進入することは容易だった。
ある部屋の中央部、壁を取り払って現れたような小さな部屋がある。その中、エレベータが続く領域へのアクセスを試みた。]
≪昨今のネットワークとメガロポリスにおける異常事態、...sれに先立って未知のdataが電波塔より送信されてい...tようですが、原因はそちらにあるとs...て宜しいでしょうか≫
[信号を辿って返した。
ホログラムの明滅に合わせて信号へもノイズが入った。]
[それが黒い十字架。
重ねられる沈黙の罪。
その言葉は脳内に留まる。]
対価は既にもらっているので要らないが、
出来る限り、あなたの望みを叶えよう。
[コミカルに双眸を開く。
薄暗い室内(?)の中、無機質な声が静かに響く。]
新しい来客のようだ。
……このまま願いを叶えたいところではあるが、
僕には可愛い弟子がいてね。
一度、外に帰らせてもらうよ。
≪小難しい話はどうでもいいではないか。
それよりも、君は欲しいものがあるか?≫
[質問に質問で返す電気信号。]
≪ちょうど君に似合うものがあるんだ。
きっと気に入ると思うのだが。≫
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