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― 電脳世界<Utopia>/
Under:遊園地・牧場 - Mudskipper Animal Kingdom ―
そうか。メイちゃんがシスターと仲が良かったのなら悪いことしちゃったな……。
[彼女の言葉に頷いた。鉄骨飲料―そのレシピを再現したPGMだが―を口にしながら。]
ここは、忘れ去られたものの終着駅なんだよ。
[いつの時代の飲み物――という言葉に笑って、移動遊園地を見渡した。]
あの子たちはねえ――
[双子のことに少し眉を寄せる。]
食べたものが悪かったらしくてへたってる。
[そう言って苦笑した。]
いや、メイちゃんはおもしろいよ。
[そうか――と、下層という言葉に少し目を見開き息を漏らした。納得がいったかのように。
普段接する人間とは違った雰囲気をそこに感じていたからだ。]
メイちゃんはまた上層に住んでみたいと思う?
情報屋はやっぱりおもしろい話が集まるのかい?
仲が良かったっていうか。そんなにいいわけでもなかったけど。でも、ステラがまた復活した時に、あたしのことが忘れられてるのは寂しい。
[はちみつレモンを口に運ぶ。Mundaneで飲むものとあまり変わらない、味]
食べたものが悪かったって。
AIだよね。――。そゆことか。
[納得したように頷いていたが、面白い、という言葉に首を傾げる]
そう?
上層はあんまり住みたくはないかな。下層に住みたいって訳じゃなくってね。
それに、あたしが上にいたのは小さいころだからほとんど覚えてないし。
情報屋は面白いよ? 色んな知識を蓄えられるから、すき。売ってもなくならないしね。
ねえ、もし――
どこかにとても大きな力が眠っていて、それを手にできるとしたら……
やっぱりその謎を紐解いてみたいと思う?
[情報屋だという彼女は職業的な関心からも不可侵領域の謎に惹きつけられるだろうかと思いながら。疑問は口をついて出ていた。]
――そうだね。
忘れ去られてしまうことは寂しいものさ……。
[メイの言葉に、心のどこかに置き去りにしていた感情がかすかに疼いた。それは寂寞とした思いだった。塀にもたれていたネコキチがそっと顔を伏せた。
メイの子供の頃の話。自分自身の懐かしい記憶をも呼び覚まされるように、一瞬だけ遠くその眼差しは彷徨った。**]
── 電脳世界<Utopia>/Closed・Morgan's ──
Hawk.K 誰、で しょう──?
[皺だらけの指が触れ、振動するたび、黄金の輝きがセシリアの身体の内側を伝播し、開かれて行く──。
セシリア自身、おのれのしろい肉体の奥に、生命が溢れていることに、驚き、戸惑いながらもそれを受け入れ、それでも戸惑うのか、咲いた花びらが散らばる様な──悲鳴を上げる。]
──あ、嗚呼
人に成り得るのならば、地に根付く器に…
[貫かれた天は、リンガを絡めとり、揺さぶり、絞り上げ──
やがて、天は、リンガから溢れる力を受け入れるための地の器に転ずる。セシリアは滴る涙で濡れた両頬を寄せ、]
今は、貴方が上です モーガン
[幾度もの反転によって創造された小宇宙が弾け──死ぬ瞬間。
輪廻<リインカーネーション>の身体を*強くつよく抱く──*。][暗転]
大きな力、謎、手に入れる……。
[復唱し、溜息をつく]
うん。
その謎に迫れるのならって思った。
でも――。誰かを犠牲にして掴みたくはないよ。
どうせ暴くなら、自分の力で、が一番楽しいんじゃない。頭使って解いた方が絶対楽しい。
だから今の犯人のやり方には、あたしは断固反対する。
ひょっとしておじさんがその犯人だったりして?
[冗談めかして言ったあと、ヴィンセントの呟きにふ、と真面目な顔になる]
あたしの両親は、きっとあたしのことなんて忘れてるんだろうなぁ。
あたしを育ててくれたばー様は、体に何一つ手を入れてない人だった。あたしはそのばー様の考えにだいぶ影響されてるんだと思うけど。
[目を閉じて浮かぶのは、空中庭園から見た自然の姿]
上層でも下層でもなくて、あたしは緑の中で暮らしたい。
夢物語みたいな話かもしれないけどね。
[また瞼を上げればそこはunderの一画で。はちみつレモンをまた一口、*口へと運んだ*]
― 電脳世界<Utopia>/
Under:遊園地・牧場 - Mudskipper Animal Kingdom ―
[誰かを犠牲にして掴みたくはない――メイの言葉は小さな痛みを胸に残した。
犯人だったりして、とからかうような言葉に小さくかぶりを振る。]
メイちゃん。その答えはいつも決まっているよ。
俺が犯人でも、犯人じゃなくても、「違う」としか言わないさ。
[そうして、苦笑した。]
けれど、メイちゃんの言葉はおじさんには堪えるな。
犠牲なくして手にできないの――か……。
なにかを得ることは、誰かがそれを手にする機会を“奪う”ことなんだ。――きっとね。
だから、なにかを得る人に“奪われた”ように感じて敵意を向ける人はいる。それは、なにかを得た人が“奪った”という意識があってもなくても生じ得る。
“犠牲”は隔たりの中にいつも存在している気がする。
――俺も知りたいな。
幸せは“犠牲”なくして得ることができないのか――
その答えを……。
けれど――
メイちゃんが言うように、争いが避けがたいこの“ゲームコート”が趣味のよくないものだというのは、俺も確かだと思うよ。
[そうして、自分自身は“奪う”意識をもって行動していることも明瞭に自覚していた。]
俺は“犯人”でなかったとしても、犯人のようなものさ。
[ぽそりと呟く。]
この状況は今のところ俺には割と好都合に働いているようだからね。
先のことはどうかわからないけれど――さ。
[メイの祖母の話に、ああ……と納得がいったように小さく呻いた。
――体に何一つ手を入れてない――その人の影響。「死んだら終わり」という先ほどの言葉に結びつく。
彼女はバックアップをとってはいないのだろう。]
子供を忘れる親はいないよ。
――その逆はあっても。
[微笑みながら、忘れてるという言葉にかぶりを振る。それが願望に近い感情だったとしても。一瞬だけ、エイミー・マーシュのことが思い出された。]
緑の中か――
いいね。俺も随分見ていないなあ……。
[切り出された人工的な庭園でなく、大自然の緑。遥かに遠い記憶が仄かに浮かび上がった。
むせかえるような草木の香りを含んだ風を一瞬感じた気がした。ここはUnderの作り物の牧場だというのに。]
行ければいいね。――この事件に決着がついた時に。
[その風景を共に見ることになるとは思えない。けれど、その声はほんのわずか少年の頃のような瑞々しさを帯びていた。ひとときの夢に誘われるように――*]
――Utopia/under・遊園地・牧場 - Mudskipper Animal Kingdo――
おじさんが自分が犯人ですって言ったら、あたしのPGMが火を噴くとこだけど。
犠牲を伴ってまで手に入れたいものなら、それはその人にとってとても大切なものなんだろうって思う。
犯人は「犠牲」だって一時的なものだと思ってるのかもしれないけど。
あたしにとって、「犠牲」は永遠に失われるもの、だから。他の人にしても、あたしにしても。
あたしは18年しか生きてないから、考えが子供っぽいとこだってあると思うよ。
んでも、あたしが止める方法だって、「犯人を昏倒させる」「犯人を壊す」って事なんだよね。
難しいなぁ。
奪われることが嫌なんじゃないの。奪われても存在してるなら、いい。奪われる事によって消滅してしまうものがあるのが、嫌なんだよ。
でも、失いたくないものがほとんど失われて、その上で犯人を見つけたら。
あたしは犯人をとめることは出来ない気がする。もう、止めるに足る理由がなくなっちゃうから。
おじさんは、おじさんにとって大事なものを探してるんじゃないの? その過程に「奪う」事があっても。「奪う」現場に遭遇したら、止めるかもしれない。とだけ言っておくね。
[「子供を忘れる親はいない」という言葉に苦笑を浮かべる]
そう、かな。
あたしは忘れられたから、下にいるんだよ。
もう昔のことだからいーけど。
んもう、「この事件に決着がついたとき」とか言わない! そういうのって死にフラグなんだから。
おじさんくらい、昔の作品とか知ってるなら、それくらい判ってよね。
[飲み終わった缶を猫に渡し、大きく伸びをする]
それじゃ、あたしもそろそろいこっかな。
おじいちゃんとこに行ってちょっと聞きたいことあるし。ああ、でも見返り要求されたらどうしよ。
ま、いっか。
じゃ、おじさんまたね!
[ふわり、と体が浮いてunderから意識を引き上げる。自身のClosedSpaceへと向けて*上昇し始めた*]
[小宇宙を旅する間──セシリアはめずらしく、饒舌に話した。
それは人柱の話、あるいはスクールの話。
時代は、“スクール”の卒業生の公的機関への配備の成功を受けて、ゴーストの管理者を民間にも配備すると言うところまで来てしまった事。それを受け、昔からバックアップを担って来た【inc.】らの各社黒幕が、ゴーストを制限する為の法案、“ゴースト管理法”が施行されるよう、裏で莫大な資金を動かし──取り急ぎ、仮議決まで持ち込んだと言う話をした。]
──ハックマン・ファンドの名前は、そこでも見たのだったわ。
メガロポリスが眠りに落ちてから、当のオードリー・ハックマンから、S2を探していると聞いて──私はとても驚きました……。
バックアップの管理に加えて、特殊機関スクールの少女たちだけではなく、もしも民間人の魂(ゴースト)までもが管理されるようになったら、どうなってしまうのでしょう。
かつての私自身や、モーガン──貴方のように。
オードリー・ハックマンがS2を探しているのならば、政治権力と財政に関連して──メガロポリスの大物が、S2を求めていたのでは無いかしら。
[ゴースト管理法の仮議決については、ヒュプノス前に意識のあるMasterが、セシリアに病床で切々と話していた。故に、ヒュプノスがMasterが独断で行った「粛正の日」ではないかと、最初、セシリアは勘違いしたのだったが。
市民には浸透していない。
一部関係者にのみ広がっている情報──けれども、それはデストピアを加速させる法案。]
[PGMを孕んだ、セシリアの意識は電波塔の柱よりはるか上空に浮かび上がり──メガロポリスの人工の*空へ舞う*。
夢を見ているのかもしれない。]
…………。
[太古の昔以来の宇宙の旅。
老人は、賢者のような面持をしている。
人は事後、賢者のような気分を味わう
ということを思い出したようだ。]
愚かな。すでに、生き人形と化した人間を
今度は生ける屍へと移行させようか。
[怒りすら賢者の風格。]
そこまで堕落した獣が、この社会を牛耳っているか。
それならば、この世界を一度無に還そうか。
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