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[奴ときたら、可愛いくせに中々にすばしっこい。
このままでは白猫が図書室の扉をくぐるのも間近だ]
ぐ、ぐぬぬ…まずい、図書室から出られてしまうと…
[例えば意識を失わせるだとか仕留めるとか、そういう方法でなら幾らか捕まえる方法はありそうな物なのだが]
可愛いあの子に、手荒な真似なんてできえねぇ…
えーい…
もういいよっ
ラッセルでもいいよ!
ラッセルでもいいから白猫ちゃんに立ちはだかれぇ〜
[図書室へと続く廊下を歩んでいる途中、
聞こえて来たのは妙に時代がかった物言い。
其れがナサニエルの声だと判断した瞬間、]
……全く。
[世話が焼ける。口の中で呟き、駆け出した。
開きっ放しの扉。入り口に到達して中を覗き込むと、
自由への脱出目指して――か如何かは定かではないが、
少年から逃げる白猫が此方へと掛けて来るのが見えた]
[息を潜めて、コーネリアスに近寄る。
どうすれば良い?
動揺した頭の中で、ネリーの姿が思い浮かんだ。
スプーン、は、ここには無い。
何か揺れるもの。
思いついて、耳からイヤリングを外した。
ゆらゆらと揺らしながら猫に近付く]
[ヒューバートから少し遅れて食堂に戻ってくる。彼が昼食を再び食べているのに気付き]
ポタージュ冷めちゃったね。
温かいの入れなおそうか?
[目の前で揺れる赤いイヤリングに水色の目が止まる。
猫は、それに前足をのばし、跳んだ]
きゃ!
[胸に飛び込んで来た柔らかいものを、必死で抱き締める。
潰さないように、でもしっかりと]
よくやった!
[救世主ラッセル。
いや、白猫にしてみれば行く手を塞ぐ恐怖の大王かもしれない。
ナサニエル的には、目の前で美味しい所を持っていって悔しがらせたい輩だ。
ともかく、白猫が一瞬でも止まってくれたのだから、その隙を逃す手は無い。
逃さないだけの身のこなしが、可能なだけの訓練は積んで来た。
それを最大限に生かして――
恩を着せる]
任せろ俺に任せろお前はそこで立ち尽くし白猫の行く手を邪魔しながら俺が白猫をしっかりとそれでいて優しく捕まえるのを見ていろそして感謝しろ!
[恐ろしいまでの早口。そして]
ハッ!!
[もふ。後ろから抱きかかえるようにして、ふわふわな白毛に頬を寄せるナサニエルの姿があった]
…いい♪
[おーけー、と、明るく答え、スープ皿を受け取り厨房へ向かう。その途中、テーブルに伏せられたコーネリアスの絵を見]
……この絵、私の部屋に飾ろうかな。
[重みが消えたのではっと起き上がり。
キャロルが押さえている猫は驚いたのか暴れている。
助けを求めるような目に、どうしようか悩むが]
あ、あった!
[猫の首輪に、ぶら下げられた袋。おそらくあの中にコーヒーとチョコレートが入っているのだろう。
くっと持ち上げさせてもらって、リボン結びの紐を解き、袋を取り上げる。]
……じゃあ、そうする。
[ヒューバートに微笑み、厨房の中へ。
ポタージュの鍋がおいてあるコンロに火をつけ、温めだした。
しばらくして、適温に温められたのを確認すると、新しいスープ皿にポタージュをよそい、ヒューバートまで運ぶ]
………
ナサニエル・ラッセル組のカレーがちょっと心配ね。
ラッセルが上手くやってくれるといいけど。
[得意満面、にやつき笑いのナサニエル。
何時もなら皮肉の一つも言ったのだろうが、
が、白毛に頬を寄せる様子を見ると些か力抜けたか]
……
[何とコメントしたものか迷い、無言の儘、
首輪に提げられた袋をそっと手に取った]
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