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9人目、村長 アーノルド がやってきました。
村長 アーノルドが村を出て行きました。
9人目、村長 アーノルド がやってきました。
村長 アーノルドが村を出て行きました。
9人目、村長 アーノルド がやってきました。
村長 アーノルドが村を出て行きました。
ふあ…寝ちまってたか。ベッドの上じゃあ寝る気はしなかったんだがなぁ
[豪華な部屋の隅。苦笑気味の声。男はソファから起き上がる。毛布が落ちる。]
[拾う。投げた毛布はベッドに着地。]
しっかし、広い屋敷だなぁ。
まだ回りきんねぇや。
ま、ちゃんと回っておいて色々見ておかんとなぁ
[口元に笑み。浮かべて男。]
[机の上。置いたままの紙。引き出しにしまう。]
[かちゃり。鍵の音。]
さて、*何処へ行ったもんかね*
―二階・客室→どこか―
[中庭でギルバートと別れて、再び屋敷の中へ。
ゴシック調の壁面を眺めながら、広い廊下をただひたすら歩く]
ん〜…。ギルバートさんのご好意に甘えれば良かったかなぁ…。
少なくても、私よりは方向感覚も優れているでしょうし、第一心細くは無いですからね…。
[微妙な距離で後を付いてくる使用人の気配に、溜め息を吐きながら、...は高い天井を見上げる。]
世の中、こういうのが好きと仰る方もいるんですね…。私の感覚には到底馴染みませんけど…。
[少し意地の悪い笑みを浮かべる。声は僅かにこだまして何処かに消えていく。広い屋敷、広い廊下。権力誇示の表れのような場所で。
...はまた迷子の旅を*続けた*]
―調理場―
……ふむ、ここが台所ってことか。
あぁ、客人なのに悪いな。一寸位許してくれ。
自分のいる場所は知っておかないと居られない性分でな。
んで。
肝心の娘さんってのは何処に……
ああ、安心しろって。別に襲わねーよ。
ただこんだけ広いってのに出て気もしねー。女の子ってもんがいるような感じにはみえねーんだよ。
……ふむ、この建物にはいないのか。
いかねえって。一寸気になっただけだと言っているだろ。
[片手をあげる。騒がしたなと笑う。それから部屋を出る。]
……さて、次は何処に出るもんかねぇ。
[だだっぴろい広間。其処に少年一人、ぽつん。
並べられた豪勢な食事。やはり一人、ぽつん。]
……お、落ち着かない……
[極上の味も舌が麻痺して感じる余裕もない]
[暫し、歩く。回る。壁。]
行き止まり、っと。
さて、戻るか。
[行き止まりの窓。高い位置。元来た道を戻る男。]
ん、何? クッキー?
甘いもんか。いや、嫌いじゃねーぞ。
[厨房を通りかかる。かけられた声に返す。]
わかった。広間にいってるぜ。
そうそう、昨日のワイン。
料理と良く合って、美味かった。料理も当然。あんたら腕がいいなぁ。流石なもんだ。
楽しみにしてるぜ。
[そう笑った男。広間に向かう。]
さて、今のも娘婿候補ってやつかい?
[後ろについてきた男。尋ねられて頷いた。]
……ふむ、実は結構、人が居るんだな。
いや、気にするな。此方の話だ。一応、俺も「娘婿候補」とやらなんだろ?
ま、クッキー楽しみにしてると伝えておいてくれ。
[一度しまった扉。男は手をかけた。]
[運ばれて来る食事に、給仕の説明]
真鯛のパルパ……カルパッチョ?
……えっと、どちらさま、でしょうか。
[聞いた事の無い単語ばかり]
[目に飛び込んできたのは、見慣れた家具と景色。...は再び自分が広間へ辿り着いたことを知り、複雑な表情で溜め息を漏らした]
……堂々巡りって奴?
[自嘲するように笑みを零すと見えた人影。ゆるりと会釈をして、声を掛ける]
こんにちは…。また人が…増えたんですよね?
よぉ、邪魔するぞ。
今からクッキーが此処に運ばれてくるらしいぜ。
[部屋の様子を見る。瞬く。]
二人とも、「娘婿候補」かい?
[後ろから掛けられる声に、ゆるりと振り向き]
クッキーですか。丁度良かった。小腹が空いてたのでご相伴に預かりたいですね。
[笑みを浮かべ、花婿候補の言葉には、僅かにげんなりした顔で]
いえいえ、違いますよ。私はただ単にこの屋敷の書庫に用があっただけで…。
花婿候補はラッセル君という少年だと聞いておりますが…。
[と言ってから、ん?っと声を漏らして]
ということは、貴方が花婿候補ですか?
あ、はい、ええと、その……
こ、こんにちは。
[まずは茶髪の青年に挨拶を返し]
そ、そんな……感じです、はい。
[真っ赤になりながら、無精髭の男に]
[いまだに椅子を盾にしている]
きっと沢山作ってんじゃねえ?
厨房通ったら良い香りしてたからね。
[言葉に苦笑。]
嗚呼、ラッセルって子には会った。
ちゃんと花婿候補がいるんだと思ったな。
……ま、そういうわけで俺も娘婿候補じゃあねーぞ。
[椅子の影の少年。言葉に笑う。]
あんたも、娘婿候補か。
娘さんはどうやらこの建物には居ないようだが。
[椅子の陰から顔を覗かせる少年に、ふわりと微笑みかけ]
別に私は君を取って喰う訳ではないし…。怯えなくても大丈夫だから…。
[手招きしながら聞こえた言葉に首をかしげ]
という事は?――君も花婿候補に…なるのかな?
[未だ椅子に隠れて居る少年を見て、何故か安堵の溜め息を吐いた]
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