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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が5人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、狂人が2人、守護者が1人、聖痕者が1人含まれているようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
[倒れた人には寄らないように気をつけて、電波塔へと向かって滑る。そこに――]
誰か、いる?
あーいや、ホログラムかな。
[電波塔の前、老人の姿に気づく]
[舞い降りたグリフォンの首に漆黒の腕を巻きつけ、上昇]
[何もないはずの空に漆黒のボディが浮かぶ]
電波塔ダ。行ケ。
[命令と共に、ストリートに影を落とさぬ漆黒が空を滑る]
[ホログラム発生装置の効果範囲から離れた瞬間]
[黒の姿は、現実世界<Mundane>から消えた]
「ん………。」
[自分以外に、この沈黙の世界を動く人影。]
≪これは。累々たる屍が如き人々の波間を、
君のような娘さんが歩んでくるとは。
また、絵画的な光景だ。実に良い。≫
[電気信号を用いて話しかける。]
――中央部・電波塔前――
[老人には臆することなく近づく]
ねーおじいちゃん。
あ、ホログラムならおじいちゃんじゃないのかな。
まあ、どっちでもいいわ。
[倒れ臥す人々を見渡す]
これって、どうなってるのか判らない?
あたしがここに来た途端に倒れ始めたんだけど。
おじいちゃんも判らないクチ?
[肩を竦めて、老人へ問う]
そうなの。是非一度行ってみたいと思ってるのよ。
昔のデータでみた見た火星人が居ないのは残念だけれど。
[くすくすと笑う間に、中央部の境界を越え南部へ入る]
― 現実世界<Mundane>/南部区域 La Mancha→繁華街 ―
とりあえず、一旦会社に報告に戻ろっか。
ほら、こいつの不調で事故ったらやだし。はだし。
[双子の顔はのっぺりとしたシートで覆われ、口は閉ざされたままだ。返答がないことに居心地の悪さを感じながら、KITTにUGVを出させた。
電脳世界の様子をメガネ型の端末で探索しながら、眼差しは窓外の町並や賑やかな三次元映像の広告を彷徨っている。
突然、なにかが引っかかり、メガネを外した。]
ちょ! 止まってくれ――KITT。
[UGVを急停車させると窓から顔を覗かせ、過ぎ去った人影を探す。]
なあ、お前たち見なかった!?
[双子は返事をしない。]
今さ、今さ、ピロスエが――
あーっ! いねえ――っ!!!
[敏捷な影は瞬く間に消え去っていた。]
[ゴーグルから電気信号が音声となって耳に送られてくる]
絵画的? そういうもの?
まあ、絵にはなるわよね。
[うんうんと頷く]
で、そんな呼びかけ方をするってことは、何かのAI?
声がないってことでしょ?
それとも、面倒なだけ?
―南部―
案内できるほど、詳しくは無いのですけれど。
家にずっといるので。
でも、もしいらっしゃるのでしたら、ご案内できるようにしておきますね。
お声をおかけくださいな。
[少女の笑いに、レベッカもつられたように笑いを零し]
もし昔の火星人がいたら、きっと研究されていることでしょう。
――動いている人は、もっと向こうかしら?
≪君が来た途端に?ほうほうほう。
ならば、君がこの災厄を持ち込んだのではないか?
いやはや、実に恐れ入ったよ。≫
[表情は柔和なアルカイックスマイル。]
≪私も永く生き過ぎた。人間は本来耐久消費財。
少しくらいガタが来てもおかしくはあるまい。≫
[ホログラムの胸元に、多層構造の地図。
いくつかの箇所に赤い点が存在する。]
≪この点は君だろう?無関係ではないのだろうな。
これを私に送りつけてきた者とこの災厄は。≫
ああ。聞いてばっかりでごめんね?
どうしてこうなったのか、皆目見当もつかない状態でさ。
まだ南部の方は人が動いてたけど、今はどうだかわからない。
こっちに来るにしたがって倒れてる人が多くなってきたし。
南部とここ意外はわからないけど、
Utopiaの芳だって、怪しい雰囲気だったし。
[老人の返事は待たずに一気に喋る]
―― 現実世界<Mundane>/電波塔 ――
[聳え立つ電波塔上部の外側で、唐突に像が結ばれる]
[空に捉まる漆黒の影は、それに何の感慨もなく中を覗き込む]
中ハ周辺同様。睡眠中カ。
3Dホログラム発生装置ハ機能中。
ダガ、他ニAIノ姿ハ――――在ル。
[揺れるローブ姿を視認]
[ガコン]
[エレベーターの駆動音/人影は、在る]
人間の姿も確認。
[最上階から下へ向かうエレベーターを空から眺める]
── 現世<Mundane> /西部・空中庭園──
[硬直する教師とは対照的に、信者たちとセシリアを眺めるマネキンのような子どもたちの様子は、それでも好奇心に満ちている。目隠しをし、ピンと背筋をのばした状態のセシリアは、五体満足なかわりに今の時代には存在しない「盲人」にでも見えるだろうか。]
「──死の乙女ッ!」
[子どもたちの向こう側、遠くの通路から別の観光客から悲鳴の様な声があがった。
それは硬直していた教師が、携帯連絡機で──おそらくは公共警察にコールを送った事を、セシリアが認識したのと、ほぼ同時だった。]
─ 現世 / 南部学術区域 ─
ええ、ありがとう。是非連絡させてもらうわ。
ええと──
[立ち止まり、"Luth"からのフィードバックを確認する]
あれ、増えてる?
[再度確認すると、南部には生体反応2の報告]
博物館の方と、電脳街の方。
こちらからだったら、電脳街の方が近いわね。
行ってみましょう?
[促しつつも返答は待たず]
≪実に溌剌。君には「沈静」が実によく似合いそうだ。≫
[地図の電波塔付近にあたる部分に、赤い点がもう1つ。]
≪おや、またお客さんのようだ。≫
― 現実世界<Mundane>/南部区域→中央部方面 ―
ちょ、待った待った。
――やっと私に来たチャンス
逃がせないの――♪
ってことじゃん。じゃんじゃかじゃん。
すぐ追っかけてくれ、KITT!
[最後に見た彼女の後ろ姿をパターンデータとしてKITTに送信。ナビゲーションシステムが街の地図を呼び出し、向かった方角からおよその目的地を立体視させる。時間が経ち、距離が隔たるごとにそこに表示されている確度は低く色分けされていた。]
行っけぇええぇえ――!!
[ギュギュギュとタイヤが鳴り、スピードメーターが上がる。]
あたしが持ち込んだ?
それならまだ判るんだけどね。
残念だけど、あたしにはここまでたくさんの人を昏倒させるようなウイルスは作れないわ。
作ろうと思えばできるのかもしれないけどね。
その地図って、ここの地図?
確かに、あたしの位置を示してるみたいね。
おじいちゃんに送られてきたんだ?
[ふと思い出して、自分へ送られてきたフィルムを取り出す。触れば、それは地図を映し出し、同じように赤い点がいくつか点灯している]
同じ、地図?
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