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サァさ。いただくよゥ
ちゅるりとな。
dream broadcasting system、始動――
[ハンドルを回す。軽妙な音楽と共に、影はつるつると機械の中へと吸い込まれてゆく。ストリートオルガンの上に載ったガラスの水槽のドームの中を、ゴボゴボと濁った澱みが昇ってゆく。
水槽の中の濁りはやがて沈殿しタールのような真っ黒な固まりとなって底に溜まった。ドームの天蓋には光の粒が小さくまとまって仄かな光を放ちながら浮かび上がっている。]
ぁあ――少ない
少ないねェ……
[男は残念そうに首を振った。
後ろに佇んでいた双頭の老婆が、耐えきれなくなったように急いた所作でガラスの球体に手を翳す。光は差し伸べられた掌に吸い寄せられ、消えた。
その刹那、ひび割れた肌がほんのわずか元へと戻った。]
「……たりない…」
「――全然たりやしないよ……」
[老婆の嗄れた声が闇の中に響く。ガチガチとストリートオルガンに爪を立てる姿は苦悶に満ちていた。]
やはり、眠っている者からは薄いエレメントしか抽出できないのかもしれないねェ――。
[男は、ストリートオルガンの上に載った万華鏡を覗き込む。
消えた二つの光点が示す場所へと意識は向かっていた――。]
― 電脳世界<Utopia>/Under:遊園地 - Neverland ―
純粋な興味――か……
[男は、劇場の舞台の前に佇みながら、先ほどの少女――セシリアの言葉を思い出していた。
舞台の上には磨りガラスの檻が設えられている。それは巨大なランタンのように柔らかな光を灯し、周囲の闇の中から浮かび上がっていた。
知らなくていいことだってあるさ――男はそう答えていた。
向けられた眼差しから逃れるように、瞳を逸らせて。]
――だが、本当に知りたいのなら……
ショーを見においで――
[やがて、それだけぽそりと口にした。
言語モジュールによって変換されたものではなく――囁かれた言葉は、暗がりから浮かび上がる秘密を告白するように発せられた。]
来るとは思えないが……
だが、客がいないと張り合いがないだろう?
なあ――
[眼鏡の奥で底光りする光は、磨りガラスの向こうのなにものかを見つめている。]
――せっかく新しい演目を仕入れてきたというのだから。
[その言葉に呼応するように、ドン、と手の影が硝子板の上に浮かび上がった――……**]
――Mundane/空中庭園――
[鬣を撫ぜ、その流れで背に触れる]
別に、ユニコーンに元々興味があったとか、そういうわけでもないんだけど。
確かに、足は速そうー。でも、乗馬とか出来ないんだなこれが。
振り落とされるのがオチ、ってね。
[体を横たえたトビーを見る目を細める。やや非難の混じったもの]
競争する気なんかなかったんじゃん。もー。
[ぶつぶつと口にしたが、すぐに意識は別の方に向く]
[ユニコーンの傍へと腰を下ろし、地図を確認する。危うく、上に来た目的を忘れるところだった、と呟き]
メガロポリス内に残る光点は後……11。
うち8つは遭遇済み、と。
残り3つ……。もし、この中の誰かが襲ってるなら、襲えるのって誰だろ?
おじいちゃんか、後はオードリー……おじいちゃんのとこにも点が複数あるなぁ。
[記録された画像を呼び出すと、ゴーグルのレンズにそれが映る。消えた光点の時刻、その時間の光点の位置]
Utopia側から殺されたなら、結局誰がやったのかまでわからないけど。
[地図を見ながら、*暫し考え込んでいる*]
指揮者に力はないんだよ。
[嘘か真かごにょごにょと。]
Irvineを殺した相手は分からないけれど、Rose-maryを殺したものなら分かる。
塔があった庭園に行く前に、"審問所"にAIが居ただろう?
僕が一度会ったAIで、黒い女神だと話した。
“輪廻“とも“A.Hackman.“とも会ったけれど、
どちらも油断ならない相手だったね。
[そこで少し笑みを浮かべ。]
A.Hackmanにはふっかけて情報を渡したけれど、貪欲な女は全てを呑み込みそうで……いやはや、怖いよ。
対価が充分ではないと恨んでいるかもなあ。
─ 現世<Mandane> / 南部学術区域 電脳街 ─
[老人と別れ、目に留まったカフェの軒下で地図を開く]
ある程度の情報は集まったと思う。
でも、まだ足りない。たぶんだけれど。
中央部と、西部。南部にも多少は居られるみたい。
出来ればまだお会い出来ていない方のお話を聞いてみたいところなんだけれど……。
どの光点が誰なのかさっぱりだわ。
わたしの点は、これとして。
[言って、視覚素子に連結されているカーソル(酷くオールドタイプな代物だが)で己の光点をつつく]
あら?
[つつかれた光点が変化する][添える形で名が表示]
あらあらあら?
[何度もつついてみると、その度表示は変化する]
へぇ、おもしろいのね。
もっと早くに気づいていればよかったのに。
えっと、それじゃあ……。
[中央部にいくつかある光点の名を表示させる]
レベッカさんだ。それに、ハックマンさん。
カフェでお聞きした名前だわ。
しばらくはこちらに居られるのかしら。
歩いて行って間に合うかしら。
とにかく、行ってみなきゃわからないわね。
[軒下からぴょんと飛び出し]
ルース、これ出したままにしててね。
["Luth"に地図データを渡し、常時投影]
[北、中央部へと向かった]
『指揮者(イグザミナー)。』
≪思ったより遅かったねえ。≫
[補佐AIとの会話。風が花を揺らす。身動きしない様は倒れた他の人間と酷似。]
≪――Kot.まだ生きてるかい?≫
[call.]
―― 現実世界<Mundane>/中央部周辺 ――
[黒が真っ先に向かったのは、Mundaneでの魔獣の確保]
[電脳サイドは修復に割いている為、今攻撃を受けると脆い]
[奥の手がないこともないが、それは最終手段に他ならず]
―――サモン、ガーゴイル。
[ローズマリーとの闘いで負った傷により解けた魔獣を再び召喚]
[電脳サイドの脆さを現実サイドの攻撃手段を確保する事で補う]
─ 現世<Mundane> / 南部境界 ─
[歩いていると師匠からの通信]
≪生きていますよ≫
≪さっきまでお爺様とお話してました≫
≪今はハックマンさんって方とお話してみようと思って中央部へ向かっているところです≫
≪師匠の方こそ、どうですか?≫
―― 現実世界/空中庭園 ――
[Kotに晒笑――忍び笑いのような響き。]
≪そうか≫
≪生きてもいるし死んでもいるといったところだね≫
[ガシャリ][ギィィ]
イイ子ダ。
[ガーゴイルの頭部へチョコレートブラウンの手を翳し微調節]
[動きが滑らかになったのを確認]
[裂け目のような口が開く/漆赤の舌の上には水晶の髑髏]
フゥム、ドウ動クベキカ。
ホログラム…ステラハ駄目ダ。打撃ヲ与エラレナイ。
紫のAIモ、本体ハUtopiaノ可能性ガアル。
[掌に移された髑髏から水晶光のホログラムが零れる/演算]
―――トビー。接触シテミルカ。
[通信のみならば攻撃(アタック)までタイムラグがある/帰還可能]
[漆赤の舌が裂け目から再び現れる/その上には彼に渡された譜]
≪師匠、その笑い方お止しになった方が良いと思うわ≫
≪大体生きてもいるし死んでもいるって≫
≪相変わらず難解な表現になってますよ≫
≪ご無事な様子ですから、いいですけど≫
≪そうだ、師匠≫
≪前の連絡の最後で仰ってた、あれ≫
≪霊妙なる器≫
≪どういう意味なんですか?痣と何か関係が?≫
[問うては見るが]
(十中八九、はぐらかされるんだろうなぁ)
≪要するに、それまでは生きてるような死んでるようなってわけですね≫
≪痣は≫≪なんか≫
[口ごもる]
≪血の跡、みたいな形で≫≪紫色の≫
[譜が開かれる]
《眠リノ神ト、夢ノ神ヲ指揮シテイルノハ、オ前カ?》
[前置きもなく投げられる問い/反応が返るまでの時間を計る]
[現実に在りながら、瞼の裏(というと語弊がある)には電脳世界からのDataや内的なDataが浮かんで視える。]
≪―― 紫 ――≫
≪映像を送れるかい?≫
[暫し沈黙。]
≪代わりに一つだけ質問に答えよう≫
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