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──COMMAND>Absolute A/B /new /mode -grow -needle
[ゆらりと髪を畝らせつつ彼女はコマンド]
[獣はその気配に身を屈め彼女の背後へ]
錬金術師!悪く思うんじゃないよ!!
[叫ぶと同時]
[先端を針状にモールドした"蔦"を叩きつける]
[何処かに残っていた重い霧──Hubertの残骸だろうかが、Lutherの破壊行動で発生したdata嵐の風に乗って、大通りに流れて来る。
中心に掛かる負荷がさらに増大する。]
[聴覚信号が乱れ飛ぶ。
――雑音が混じる。
情報を整理したばかりの彼にとって、これ程度の情報はまだ処理しきれるはずだ。
そのはずだが、振り下ろす短刀が遅い。]
何故だ。
重
[クインジーを取り巻くノイズに正面から飲み込まれる。
彼を付きぬけ、ノイズは止まらない。]
[十字架にびきびきと音を立てて障壁が軋む]
[彼女は怯まない]
──COMMAND>Absolute A/B /shell -concentration
──COMMAND>Absolute A/B /shell -concentration
──COMMAND>Absolute A/B /shell -concentration──COMMAND>Absolute A/B /shell -concentration
──COMMAND>Absolute A/B /shell -concentration
[障壁を更に増強]
──く、Fxxk!!
[神経を灼くような負荷に悪態を吐き]
[Audreyの気迫に満ちた掛け声、
共に向けられた蔦は、
だが、その一瞬前に黒い無数の棒に貫かれた。
蔦の先に飛びぬけた棒からは再度垂直方向に棒が構成され、十字をつくる。
蔦と触れた箇所からは、細かい十字がProgramの「文字列を分け入る」ように無数に増大していく。まるで、意味のない単語にしようというかのように]
まだだ…まだ終われねぇ…
戦い始めた所なんだ、戦い足りねぇ…
[そうつぶやくと彼の周辺の空間が座標を維持できずに崩壊していく。
座標軸の狭間に巻き込まれクインジーの姿が消えた。
システム側のデータ退避に*巻き込まれたようだ*]
[じりじりと十字架は障壁に食い込み]
重すぎるわよ!
何考えてこんなもん実装してるのよあの馬鹿は!!
──────!!
[障壁のその先、放った蔦が"何か"に侵食されている]
[そのコードは、あのアーカイヴと同じ"色"を発し]
──memento mori──?
[そう呟いた刹那、彼女の足元が音も無く崩壊を始めた]
[バーの店内に吹き飛ばされて床を転がり、溢れまわる炎をどうにか揉み消した。だが黒いジャケットは破棄され、ワイシャツもサスペンダーで吊ったスラックスも至る所に焼け焦げの跡]
『これは酷いものですね……』
――ぼーっとしてるから!
[嘆息し店を出るとそこはデータの奔流。
散乱したコマンドの濃密さが増し、異様な空間が形成される。
大気が沸騰したように無意味なコード群が形成され、周囲に存在する者を無差別に攻撃し始めた]
[Programの構文を全て分解してしまえばいい。
そんな意図から、だったのだろうか。]
……。
[ギリギリと障壁──Absolute A/B /shell──に喰い込む力が、僅か遅くなったかのように、思える。
瞬間、]
[乱れる視覚情報の中で目の前のクインジーが消える。]
待
[クインジーの移動先座標を特定しようと、
分析を開 ]
[止めだった。]
――くる、よ。彼らの視えないところから。
――ほら、すぐ、そこに。
[白の手袋が囁き、第二指を伸ばして空中の一点を指し示す]
――あれは――滅びを求める呼び声。タナトス。
[データの許容量を突破して溢れ出た自律的なコード群は自己増殖を繰り返し、軍事用ワームに近い浸透力で周囲を攻撃し始めた。瓦礫や看板を喰らい己の構成体に書き加え、攻性プローブを吸収しては増幅して射出する。
まるで亡者が生者を喰らい、己の同属に改変していくかの如き地獄の有様]
[無理に走らせた分析により、ビキリと音を立てるゴーグル。
ゴーグルから、周辺の情報が大きく乱れだす。
過負荷によって遅滞していた彼の周囲は、
今度は高速で雑音を作り広げる。
完全に彼を*飲み込んだ。*]
『……退避、を』
[唇を引き締め呟く執事に、白の中から詠うような声が答えた]
――現実は流れ逝く("flow-real")。
――想え、汝が死を("memento mori")。
[足元がさらさらと崩れ落ちていく]
[Daemonが怯えた声をあげる]
──ディー。
[状況が把握できない]
[無意味に大量のデータが溢れ、フィールドを埋めている]
[溢れるデータがループを繰り返す]
[それらは絶対領域すら侵し]
……やっちゃったか。
[そこで、彼女は状況を把握]
暴れたからなぁ。
ディー、危ないからこっちおいで。
[その一言を最後に、彼女の姿は掻き消えた]
[世界が崩壊していく。
路面はあちこちで陥没し罅割れて暗黒の中に滑り落ちていった。
空は崩れ落ち、降り注いだ破片の彼方は認識すらも拒む。
それでも目を凝らし、ただ一人その先へと視線を向けた]
――嗚呼、彼の場所が……Ras、Hubert、"memento"を受け容れられず砕けた魂が。ほら……やってくるわ。
『壊れます、お逃げを!』
――不要よ。それよりも、この身体を書き換えて。
――"The Right-hand of Darkness".
『しかし!』
[悲鳴にかかわらず命令詩句は実行され、淡い光と共に執事の身体は変貌していく。【Inc.】の制衣を纏い、黒い十字を載せた藍色の髪の少女へと。そして一瞬後――変容を終えた彼女の全身を、膨大な数の攻性プローブが*覆い尽くした*]
[ストラを吸い込むように揺らめかせる、
タナトスの中心を向いている。
重い。
重力場が発生したように。
Twinsの防壁──furia→Ignisが防壁を為す──が攻性codeの侵食を防ぎきれず──NIGRED/LutherもUnderの闇に飲み込まれるように姿を消した]
[処理速度が極端に遅延したかと思うと、高速で流れ出す。重さに耐えかねて墜落して来るWORM。筒状のおぞましいウィルスの群。耳を裂く様な重低音。地面は裂け、幾何学模様を複雑に描いて、薄い層が何重にも重なり合い混じり合う。お互いがお互いを侵食し合い──、
緑から赤へ変化する極彩色のオーロラが見えたと思うと、サバンナの景色が現れ。
──────────目眩。]
何処へ
何処へ
連れて
いかれるんだ?
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