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男女差別は、よくないぜ?
俺もお前に蝶よ花よと守ってもらいたくはないがな。
[と、殺気が動く。
速い。]
クハッ。
そう来てくれねぇと。
[右手の銃のグリップの底を、その得物の腹に叩き付ける。
銃の方が破壊される。
ただのナイフのように見えるが、強い存在だ。
だが、元々右腕は傷でほとんど使い物になっていない。
その攻撃を急所からずらすことができれば、それで十分。
マリアの攻撃は心臓を逸れ、脇腹に深々と突き立つ。]
[そのまま、マリアの腕を掴む。]
平和ねぇ。
いいお題目だよな。
自分のエゴは、自分のエゴだと認めろよ。
そのエゴを通すために自分の力を使うことを恐れてんじゃねぇ。
神のためとか、平和のためとか…
そんな言葉、作られた表層的な言葉でしかない。
お前は、お前が選んでこうしている。
そうだろ?
エゴを通そうとすれば、必ず反抗を喰らう。
それを通す意志がない奴に、俺は決して殺されやしない。
[マリアの周囲に魔力が渦を巻く。
英霊にとっての象徴であり究極の一の真の現界。
それが行われようとしていた。
だがそれよりも…キャスターはマリアの呟いた言葉の方が耳に残った。]
シャルロット・コルデ……。
[聞こえた言葉をそのまま口にする。
そんな中、マリアの持つ刃がアーチャーの体に突き刺さった。]
[宝具の発動と同時に、右手に強烈な衝撃を受ける。
痺れるような一瞬の感覚の後、ナイフは目標を反れ、アーチャーの脇腹へと食い込んでいた。
それは、一撃必殺で放った 筈 だった。
失敗する事など考えて居なかったシャルロットのひと突きは、勢い余ってアーチャーの身体にぶつかるほどの勢いを持ったものであり。
つまり……
ナイフを相手の身体に突き刺したままの状態で、彼女の動きは、一瞬、止まった。]
私の願いが……エゴだと言うのですか?
人がみな、貴方と同じと思わないで。
男はいつもそう。皆そう。自分の事……ばかり!
[腕を掴まれ、頬が怒りで上気する。
何とか黒檀のナイフを相手から引き抜くと、腕を掴んでいる手を振りほどこうとする。]
それを、エゴってんだよ。
人間なんざ、誰でも同じだ。
向いてる方向が違うだけ。
でも、だからこそ、戦ってるんじゃないのか?
お前は…。
ガ ト リ ン グ 砲
火吐き狂う虐殺機構。
[…虚空から棺桶が現れる。
掴んでいた腕を放し、長大な砲身を取り出す。]
……っ。
[今までの比にならないほどの魔力が消費されていく。]
アー、チャー……。
……。
[かすれた声で文句を続けようとしたが
そのまま倒れて気を失ってしまう。
魔術で維持されていた草の「楯」が
役目を終えたように枯れて*崩れていった。*]
[様子を眺めながら、キャスターは2人の会話を聞いていた。
色々と思う事もあるが、口は挟まない。
それは…恐らく主張しあうだけ無駄な平行線だからだ。
その時、今度はアーチャーの魔力が急激に上がり始める。
そう、奴はアーチャー…ならば超接近戦のあの状態ならば宝具を出す事などないと楽観視していた。]
しまった…マリアちゃん…っ!
私の志はっ!!!
[腕から手が離れるや大きく後ろに飛び退いた。
虚空に現れた不吉な……あれがアーチャーの宝具なのだろう。
彼の放った言葉、一瞬戸惑った。]
(私の名など、誰も……)
[続く轟音に、至近距離で爆風を食らった。
身体が焼け爛れるような感覚……そして痛みに包まれながらまるで木の葉のように吹っ飛ぶ。
脳裏を掠めるソフィーの顔。
しかし、この瞬間は自分の身を守るのが精一杯……]
黒き天使の翼
Les ailes d'un ange noir
[シャルロットの真っ白な服は漆黒のそれへと変わり、暗黒の翼を背にした彼女は……
まるで天使のように、一気に空に飛翔した。]
[弾丸の嵐。
道路に次々と穴を空け、
なお、放たれる。
じゃらじゃらと音を立て、空薬莢が落ちる。]
クハッ。
[ずっと、こうしたかった。
ようやく、きかいがめぐってきた。
さいこうのあいてとともに。]
おれのすがた、わすれんじゃねぇぞ。
[
【 暗殺の天使 】
彼女はその死後、人々にそう称された。
天使の翼は黒く……血塗れの緋が、空気に触れたかのように、黒く……
焼け爛れた身体を庇い、まるで爆風の勢いに飛ばされるかのように、シャルロットは暫く空を飛び、そして、住宅街の隅に、堕ちた。]
[やがて。
からんからんと音を立てて、銃身が空回る。
魔力が尽きたのだ。]
…っち。
[見上げる。
翼持つ、黒い天使。
綺麗だ。]
…くそっ!
[一瞬の思考、それが出した結果は此方の防御以外行える手がないという事実だった。
その事実に対して、舌打ちをしながら詠唱を開始する]
『Escutcheon etta Iwayama leimata ja johtua kotona perakkain seuraaminen』
[キャスターの目の前に現れる小さい岩山の群れ。
それは盾となりキャスターの身を鋼鉄の豪雨から守る。
だが、それはただの銃撃ではない…宝具による攻撃だ。
たとえその岩山に封印の魔法の同時詠唱がかけられているとしても、全てを防ぐには力不足過ぎる。
威力を殺された幾つもの弾丸がキャスターの体を貫いた。]
[轟音が止み、岩山も姿を消し始める。
周辺の地面は荒れ果て、キャスターの足元も岩山の出現の影響で舗装にいくつもの穴が開いている。]
まさか…あの距離から射撃用宝具を出すとは思わなかったな。
考えが甘すぎたか…。
[体から血を流し、そこに佇むキャスター。
もう攻撃に魔力を回す余裕などない、全てを治癒魔術へと全力で集中する。]
[アスファルトの上に、全身を強かに打ちつけた。
全身が焼け付くように痛む……うっすらと目を開き、悔やんだ。
マスターは、果たして安全な場所に居たのか。
せめて、方角が、逆に居ててくれているならば……]
う……つほ…
[初めてその名を呼んだ。
そのまま、視界が白み、意識が、遠くなってゆく……]
[視界を上へと移す、そこには夜空よりも美しく、黒い天使が佇んでいた。
その翼の漆黒は、何を戒める色なのか…キャスターには分からない。
だが、星の光さえないその夜空に、キャスターはなぜだか酷く哀しい物を見たような気がした。]
マリア……?
[その声が彼女に届けばいいと呟いた呼びかけと共に、彼女はその身を地へと堕とし始める。]
[奪われた魔力に、一瞬気を失い、その轟音で気を取り戻す。みれば、アーチャーが宝具を取り出し、シャルロットへと向けて放つ姿]
くっ。
[こちらに弾丸は来ていない。そう思い走り出そうと体を起こし、再び、魔力がそがれる。
シャルロットに、黒い翼が出現していた]
[遠くへと飛んでいく姿。否飛ばされているようにも見える。
紙片から、染み込ませた魔力を吸収する。それを足に乗せてシャルロットが飛ばされた方向へと走った]
……シャルロット、無事で!!
[魔力はまだ注がれている、彼女は死んではいない]
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