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………いや。
俺は結婚する気はねぇし。
自分一人食わせるのもままならない状態ってヤツだ。まして嫁なんて。
それに、ネリーはただの客だ。来るなり家を掃除するようなヤツだけどな。家政婦やってる女って、えてしてあんなモンなのかね。
[淡々と答える。]
[話はなにか、と問うナサニエルに真面目な表情に戻る。
やや身を乗り出すように、ナサニエルに向かう]
なあ、ナッシュ。
単刀直入に訊く。
生前、シャーロットがここを訊ねてこなかったか?
[ナサニエルの感情の動き一つ一つを見逃さぬよう、その双眸を注視した]
……ああ、ちょっと待ってろ。
[そう言うと、ナサニエルはキッチンへと向かう。ギルバートの姿を横目で見ながら。]
ネリー。そこに紅茶あったろ。
そう、それ。取って。オレンジフレーバーのヤツ。
それから、ポットはそっち。
[そう言いながら、ナサニエルはライターに充填するオイル缶を手にした。]
[程なくして、ナサニエルは部屋に戻る。それと同時に、ネリーがオレンジフレーバーの紅茶を持って現れた。]
[ネリーが部屋を出た時。
ナサニエルはヒューバートの問いを耳にした。]
………シャーロット?
いや、全然。
っていうか、マトモに話したことねぇし。
[小さなオイル缶を振り、ジッポを取り出した。]
……そうか。
もっと直接的な訊き方になるが――
ナッシュ。
もしやと思うが…
君がシャーロットを手にかけた……
――そんなことはないよな?
[全身が目になったように、ナサニエルの挙動、そこに現れる感情の一つ一つを凝視していた]
シャーロットを手に掛けた?
何それ………?
犯されたのか?殺されたのか?
っていうか、ヒューバート、何の話してんの……?
俺、そんなの初耳なんだけど……最初から説明してよ。
[眉をしかめてヒューバートを見る。口角が下がり、口はへの字の形に変わる。]
へ?
……ああ、いや……
……ナッシュ?
[ナサニエルの様子は、予想外極まりなかった。
“プライベート”について話していた時に別段悪びれる様子がなかったのも少々意外だったが、彼はまるでシャーロットが死んだ事実を知らなかったかのようだ]
おいおい、何云ってるんだよ。
シャーロットが殺されたって――
雑貨店で会った時に云わなかったっけ?
あれってまだ、確か昨日のことだぜ?
[ふと、引っかかることがあった]
なあ、ナッシュ。
……覚えてるかな。
子供の頃さ、ネイの死人ごっこを俺やミッキーたちと一緒に見に行ったことがあっただろう?
あの時――
見たものを覚えているか?
あ、そっか。
すまん……覚えて無かった。
どうにも「記憶」するってのが、苦手で……
ご愁傷様。
娘亡くして、犯人捜し……か?
………って………
[ナサニエルは、席を立った。]
ちッ……プライベートの話とか、俺らしか知らない話じゃねえのかよ!そんなら、ギルバートやネリーにも聞いて貰った方がいいや。密室で取り調べなんて、胸くそ悪ィ話だなァ、ヒューバート!
[オイル缶を手にし、部屋を出ようとする。]
取り調べみたいで済まない。
気を悪くしたのなら、謝る。
だが、大事なことなんだ。
俺は真実が知りたいんだよ。
ナッシュ。
――“天使”ってなんだ
君はなにを――している
[手懸かりは彼しかないのだ。
真摯な声が背中に追い縋る]
ちッ……………!
[舌打ちして、ヒューバートを睨み付ける。]
思い出したよ。
「シャーロットが刺された」ってなァ。確かに雑貨屋で言ってたなアンタは。
けれど、それが何だ?
俺の行動とあんたの可愛い可愛い娘が死んだことに、一体何の関係があるんだよッ!!
胸糞悪いこと言われた相手に、はいそうですかって答えるほど、俺は優しい人間じゃねぇよ。
………帰れよ。
“プライベート”な話さ。
エリザは君の客だった。
――そうだろう?
そのことを弾劾するつもりはない。私だって、家庭の外で……いろいろあった。
だが、何かが違う。
それとは、何かが。
“ネイ” ――死んでしまったネイ
そこで何が行われていたんだ。
だいたいテメェは、ここに何しに来たんだよ……。
娘殺したヤツ捜しに来たのか、昔の記憶を探りたいのか、俺の身辺調査か……!?
………何が目的だ。
それが分からない限りは、俺はあんたの質問に答える気はねぇよ。
シャーロットは、エリザと君とのことを気にしていたんだ。
だから、もしやと思った。
疑ってすまない。
だが、君しか知らない事実――
それを訊くまでは帰れない
私は君に賭けるしかないから
ここにやってきたんだ
ナッシュ、この町では奇妙なことばかりが起きている。
娘がなぜ殺されなければならなかったのか、
誰がなんのためにこんなことをしているのか、
その謎を解く鍵の一旦は君が持ってると思っている
それが――目的だ
君の身辺の不都合なことまでも訊くつもりはないが……どんなことでもいい。訊かせてくれればありがたい。
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