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[足音を忍ばせ、教会を移動するケネスは礼拝堂で祈りを捧げる沖田の後姿を確認する。
令呪に触れ、宗冬を呼ぼうとした時]
……待てよ、これはチャンスなのでは無いだろうか。
[一瞬そんな想いが胸をよぎる。
彼自身の体は人のはずである、ならば音も無く実行できるケネスの魔術が有効なのでは無いか。
そう想いポケットの中のパチンコ玉を握る。口の中のみで素早く呪文を唱える。
玉はケネスの手の中で鉄鉱石の塊となり、ゆっくりと浮かび上がる。
いくつかの鉄鉱石の弾が、沖田の後頭部をめがけ、弾丸のように飛んだ。]
……ああ、分かってくれればそれでいいんだ。
[アーチャーの返答に静かに頷くと、キャスターは再び溜息を吐く。
そして、マスターからの言葉に"ありがとう"と口を開いた。]
・・・・・・ ?
[かすかだが魔術が発動する感覚。巧妙に気配を消しているが、ほんの僅かの違和感]
誰かいるの・・・・・・
[振り向いた瞬間、沖田めがけて弾丸が襲い掛かる。
危機一髪の所で回避するが、その先には男が一人]
貴様、誰だ!!
[斬撃皇帝の生成を始める。だがその右手の感覚は正常に戻っていない]
・・・・・・ くそっ!
[生成を続行したまま、左手を突き出す。
ケネスの足元が裂け、どす黒い火柱がケネスの身長と同じ程だけ吹き上がる。アンリ・マユほどの魔力を持たない彼が放つ獄炎はきわめて心細いが、マスターに致命傷を与えるに充分の威力がある]
− 教会 −
[到着した宗冬は、早速教会の回りに灯油を撒いていた。火計である。昨日買った灯油がそのまま手押し車に入っていたのであった。
柳生一族は、剣術指南役と同時に刺客であった。剣だけでない。様々な計略も併せ使い、標的を死に陥れたのであった。
柳生宗冬もまた例外ではない。故に風を見て建物を見て油を撒くことができるのだった。]
−自宅→西ブロック教会付近−
[裏道を通り、教会の前まで出る。そして……油をまいているバーサーカーを見つけた]
……バーサーカーは何をやっているのでしょう。
[突如現れた火柱と共にケネスは吹き飛ばされた。
体にまとわりつく黒い炎と共に、体中を巡る激痛。]
ぐ…ぐァアア!!……
[あまりの痛みに鈍い悲鳴をあげる。]
……くそぉ……見誤ったか……
[ケネスは沖田敬一郎の力を見た事は無い。
そして彼のサーヴァント「沖田総司」の正確な力も見た事は無かった。
ケネスは自分の甘さを認識し、令呪に手を伸ばす。]
[バーサーカーの方に歩いていきながら、話しかけるように]
バーサーカーは、侍でしたね。火責め?
そうではなくて。いくら敵を叩くためと言っても、教会を火責めだなんて。
バーサーカー、何をしてるのですか。
[無謀かとも思ったが、声をかけてみた]
[今日のランチである
ローズマリーと白味噌のチキンリゾット、
エシャロットとオレガノとコリアンダーのスープ、
ハイビスカスとグレープフルーツの2層ゼリーを
楽しそうに*作っている。*]
アサシンのマスター殿であらせられるな。
火計にござりまする。
赤壁の戦いの再現を致しますれば!!
[そう言ったところで、宗冬は光に包まれる。]
− 教会の中 −
ってあれいきなし中に!?
じゃ、ご飯ができるまでに、真面目な話。
僕達の武器は、銃だ。
銃は、神や魔法の時代と人が決別するべくして生まれたものだ。
銃は意思だけで扱われる、無機質な機構だ。
どんな力よりも、意思が持つそれは、上回るべきだ。
そう思って僕と「彼」は銃を扱っている。
僕自身は、後悔している部分もあるけど…。
だから、魔術の粋であるあなたを撃ち抜くことを、「彼」…もう一人の方は、望んでいるかもしれない。
もし戦闘になったら、よろしく。
[…何がよろしくかは、分からないが。
少し参った、という表情で笑う。]
僕自身は決別と駆逐は、違うと思うけどね。
[灯油缶を手に現れた宗冬に、ケネスはしばし痛みを忘れる。]
……お前、何やってんだ……
前見ろ、前……サーヴァント兼マスターの沖田が怖い顔してこっち見てるぞ……
[うめくようにそう言うと、壁を手に体を引きずり起こす。]
はぁっ……、はぁっ……、宗冬様っ……。
[懸命に走ってきたが、身体が悲鳴をあげた。
途中の自販機でお茶を買い、しばしの休憩。
日頃の運動不足がここにきて足を引っ張る。]
宗冬様に、嫌われないように、がんばらないと、……。
[噴き出す汗を拭い、お腹をふにふにと触った。]
……武士の妻に弱音は禁物!
さぁ、もうひとがんばりっ!!
[再び走り始める。]
[こちらに気づいたとたん、光に包まれ姿が消えた]
ケネスさんが、令呪でも使ったのでしょうか。
それより、あの油を何とかしないと。
灯油の分解なんてやったことないんだけど。水みたいなものだし、大丈夫か。それか、分解せずに元の場所に戻してしまえば。
[急いできたはずだったが、バーサーカーに毒を抜かれたのか、緊張が解けたようだった。
灯油缶をさがしたが、どうやらバーサーカーが持っていってしまったらしく、代わりに教会の外に置いてあった掃除用のバケツを手に取る]
Huile qui devient la source dans une boite.
[唱えると、灯油が無重力空間にあるかのように集まりだし、バケツの中へと入っていった]
む、お主が沖田か!!
[沖田という言葉に鋭く反応する宗冬。]
して真殿。それがし教会に火をつけようとしていとこでござる。ここはそれがしに任せて、代わりに火を放ってきてくだされ。
これでいい。
いくら敵の陣地とはいえ、あまり、焼きたくない場所だから。
でも、バケツに入れた灯油をどうしよう。
[バケツからこぼれそうな灯油を見つめた]
銃か、俺個人としてはいいと思うぞ。お手軽に、誰でも使える強い力。
確かに魔術や魔法の中にはそれを凌駕するものが幾らでもある。だがそれを使えるのは限られた者だけ。
修行や才能、そして血統が物を言う魔術なんかとは比べ物にならない程便利に発達した力だ。
新しいものが古いものを駆逐していくのは当然とも言える。
俺だって、生前それを受け入れて消えたんだからな。
[お茶を飲みながら、ゆっくりと言葉を紡ぐ。]
火を放つってお前……
[近隣も巻き込むつもりか、と言おうとしてケネスはやめる。]
まあ、いいや……
俺はちとドジ踏んで……やばいんでな……
悪いが、後は頼むわ……
[体を動かすのも辛いが、この状態では何もできない。
壁に手をつきながら、ケネスは外へ出ることにした。]
―ソフィーの屋敷―
マスター、具合はどうですか?
[ただ眠り続けるソフィーが気になり、寝室へと訪れると、そこに彼女は居なかった。]
……一体……どこへ。
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