人狼物語


57 人狼の血族 Kindred of Werewolves

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冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 22:54:33

美術商 ヒューバート、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 22:58:29

美術商 ヒューバート

―バスルーム―

[簡単に、躰に残されていた血の汚れと汗をシャワーで洗い流した。鏡に映る自分自身の顔が目に入り、意を定めたかのように剃刀を取る。髭を綺麗に剃り落とした。

 そこに映った表情は愁歎と苦渋に力を失っていたが、学生時代とさして変わりがないようにさえ思えた。
 だいたい私は、大人になれていたんだろうか。

 誰よりも大切な娘を。
 どんなことがあっても守ると誓った愛する人を――
 ――守ることができなかったというのに。

 鏡に映るそいつの顔を拳で叩いた。]

(106) 2007/08/29(Wed) 23:00:12

美術商 ヒューバート

――――――

「死体が生き返って噛み付かれたらどうする気だ」

 灌木の影に身を潜める俺たちに、ダニエル・アンダーソンの言葉が聞こえてくる。俺たちは『何を云ってるんだ?』というように顔を見あわせた。

 同級生のエリザたちが死体見物に行くらしい、と聞きつけた俺たちは、その様子を見届けようと――そしてあわよくば物陰から威かして心底怖がらせてやろうと後をつけていたのだ。

「まじかよ」と呟く。

 下級生のナサニエルは「まさか」と首を振ったが、ミッキーはというと心底怯えきっていた。

「お前が、ネイを威かそうって云うから来たんだからな」

 なかなか戻って来なかったネイが亡霊のような足取りで、それでも共同墓地の入り口に戻って来た時、俺たちは安堵した。ダニエルの言葉は、大人がよく子供に云うことを聞かせる時に用いる類の脅かし文句だと思ったからだ。

 エリザたちはダニエルに連れて行かれ、親たちに引き渡された。俺たちは折角の楽しみを台無しにされたとダニエルを恨んだくらいだった。


――

(107) 2007/08/29(Wed) 23:00:40

美術商 ヒューバート

――――――

 だが、本当に怖ろしい出来事はその三日後に起きた。

 あまりにも非現実的で夢のようにしか思えない――
 その光景はしかし、網膜に焼きついている

――

(108) 2007/08/29(Wed) 23:01:05

美術商 ヒューバート、髭を落とした若い顔に、少年時代の過去を甦らせていた。

2007/08/29(Wed) 23:01:22

新米記者 ソフィー

[思考を振り払うように、戻した腕で直に肌に触れる。

掌が抱くように肩を滑る。
乳房を包み、ウエストを辿り、ヒップまで。

指先が敏感な処を掠めると、唇からはか細い吐息が漏れた。
鏡を見つめる頬に仄かに赤みが差している。]

………。

[けれど──。
洗面台に両腕を突いて俯いたソフィーの心中には、
母を汚しているような、後ろめたさがあった。

自分の身体なのに、まるで他人のもののようだった。
軽く唇を噛んで、鏡から顔を背けた。]

(109) 2007/08/29(Wed) 23:03:12

新米記者 ソフィー

[コックを捻って熱い湯を浴びると、
汗と一緒に溜まった疲労まで流れて行くようだった。

叶うならば、自分の内に巣食う黒い感情まで、
全て洗い流してしまいたい──と、願うように瞼を伏せた。]

(110) 2007/08/29(Wed) 23:11:10

酒場の看板娘 ローズマリー、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:11:36

美術商 ヒューバート

―アトリエ―

「死体が生き返って――」


[ダニエルの言葉が何度も反芻される。

 藁にも縋るようなこの心情は……呪わしいと断罪されるものだっただろうか。

 私自身すらがまったく確信できない存在に願いを託すのは、常軌を逸しているようにも思えた。

だが――]

ハーヴェイ
今から――

[黒のジャケットを羽織りアトリエの戸口に立った私は振り返り、家に招いたはずの友人の名を呼んだ。気がつけば、そばに気配がない。

 今、顔をあわせても起きた出来事を言葉にできる自信のなかった私はそのまま外へ出た]

(111) 2007/08/29(Wed) 23:12:00

美術商 ヒューバート

―車庫―

[一時的にかはわからないが、外は雨が止んでいた。
 倉庫で柩の四隅を吸収材で補強した後、ロメッシュの一杯に倒したシートの上に固定する]

ロティ。
ドライブに行こう

[純白のロメッシュは眠り姫のガラスの柩を抱いたまま、静かに滑り出した]

(112) 2007/08/29(Wed) 23:13:28

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:46:52

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:49:50

旅芸人 ボブ、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:52:00

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:53:33

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:55:13

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/29(Wed) 23:55:18

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:03:05

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:15:40

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:17:58

新米記者 ソフィー

[浴室を出たソフィーは、生乾きの髪をピンで高く留め、薄手のバスローブを羽織った姿で、片手に水の入った銅製のポットを携えイアンの部屋へとやって来ていた。

サイドテーブルの上の観葉植物の葉を指の腹で撫でる。
肉厚で、縁に棘のような突起を持ったその植物は、コミカルな姿を面白がった母が名前をつけて可愛がっていたものだった。]

聞いて、アロエリーナ。
私のお父さんが居なくなってしまったの。
ねぇ、何処に消えてしまったんだと思う──?

[細い注ぎ口から水を注ぎながら、問う。
母がかつてそうしていたように。]

………。

[当たり前だが、返事はない。
しかし何故かふっと、張り詰めていた気持ちが緩んだ。
口の端に笑みが浮かぶ。]

(113) 2007/08/30(Thu) 00:21:53

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:28:13

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:32:47

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:36:17

新米記者 ソフィー

[少し眠ろうと思った。
疲れているのだ、今は。
一人では冗談を言うゆとりも無いほどに。

薬は飲んだが、未だだるさと微熱は消えない。
家を飛び出した処で探す当ても無い。
これでは到底いい結果など望むべくもない。

心を決めたソフィーは、毎日シーツを取り替えている清潔なベッドに、そっとその身を横たえ、瞳を閉じた。

朝になったら焼きたてのトーストにポーチドエッグを乗せ、ホットミルクと一緒に食べよう。
そして体力を回復したら、*改めて父を探しに──*。]

(114) 2007/08/30(Thu) 00:38:27

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:40:28

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:42:30

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:48:29

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 00:59:15

美術商 ヒューバート

――――――

 眩いばかりの陽光が世界を澄明な色彩で浮かび上がらせる夏の日に。まっすぐ伸びる道路を真っ白なロメッシュが風のように疾走する。

 鮮やかな碧空は天頂に向かう程に色味を増し、誘い込まれるように深かった。道の片側には広壮とした皙い砂浜が広がり、白磁の欠片を鏤めたように陽光を照り返す。

 今より少しあどけなさを帯びたシャーロットの唇が綻び、歌声を口ずさんでいた。私は肩でリズムをとりながら、耳を傾けていた。
 夏のケープコッドへのバケーション。彼女は十四だった。

 空冷軽量スポーツカーのその車は、一つ一つの操作に息吹を感じるような確実な手応えをかえしてくれた。アクセルをゆっくり踏みこんでゆき、エンジンの回転数が上がったのを確認してギアをシフトさせる。エンジンの回転音が変化し、伸びやかな加速が私たちを彼方へと導く。
 シャーロットは歓声を上げた。

「綺麗な海――」

 広漠とした砂浜の彼方から青々とした滄海が迫った。陽射しを照り返し、瑠璃を鏤めたようにキラキラと光る。

「最高だ」 私も浮かれていた。

(115) 2007/08/30(Thu) 01:03:16

美術商 ヒューバート

「知ってるかい? スポーツカーの隣に絶世の美女を乗せて走ることは間違いなく男の最高の夢の一つなんだ。」

 そうなの? と笑い声が聞こえる。

「そして、もう一つの最高の夢は、愛する娘とドライブできることだ。だから――」

――同時に二つも夢が叶う私は世界一幸せだ

 シャーロットはクスクスと咲って私の肩を軽く叩いた。
 私は彼女の歌声にあわせて歌いだした。

 遥か遠く、どこまでも続く空に吸い込まれるように、車は走り続けた。


――――

(116) 2007/08/30(Thu) 01:03:39

美術商 ヒューバート

―車内―

[そっと頭を傾け触れたガラスの柩は、凛冽と冷えていた。眠りに落ちたままのシャーロットの瞼は開かない。

 静けさに耐えられずスイッチを入れたカーラジオからは、歌声が漏れていた]

(117) 2007/08/30(Thu) 01:04:37

美術商 ヒューバート

――Why does the sun go on shining?
  なぜ太陽は輝いてるの?

――Why does the sea rush to shore?
  なぜ波は砂浜に打ち寄せるの?


――Why do the birds go on singing?
  なぜ鳥たちは唄っているの?



――Don't they know it's the end of the world
  知らないの? 世界がもう終ってしまったことを



 スキータ・デイビスは暗い『世界の終わり』を
 明るい歌声で歌っていた

(118) 2007/08/30(Thu) 01:06:01

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:06:59

美術商 ヒューバート

世界の終わりか……

[私は呟く]

……さながらここは世界の果てだ…

[鬱蒼とした木々の間から墓所が見えてきた。私は安置所そばで車を停めた]

(119) 2007/08/30(Thu) 01:07:00

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:07:09

美術商 ヒューバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:08:54

天のお告げ(村建て人)

──墓地・安置所──

[墓地の片隅にひっそりと佇むようにその安置所は建っている。町役場、図書館等の建物と共通の意匠を持つ、その建物は15年前に拡張工事がなされたため、まだ新しい。灰味掛かった外壁もまだくすんだ印象は与えないだろう。

 避難所になっている学校体育館に仮安置されていた新しい遺体を回収するその直前に、例の山崩れが起きてしまったため、安置所の内部にはそれほど多くの遺体が収容されている訳ではなかった。

 この付近での事故死者のものが1体、それにルーサーの遺体と今日運び込まれたばかりのアーヴァイン。それ以前の遺体は安置期限が切れ、ユージーン・アンダーソンの手によって既に埋葬された後だった。誰かが墓地をぐるりと廻ったならば、それらの真新しい墓を簡単に発見する事が出来ただろう。]

(#11) 2007/08/30(Thu) 01:09:03

天のお告げ(村建て人)

[安置所の内部には、やや高い天井付近に小さな窓が有り、僅かな光が上方のざらざらとした壁面のみを浮かび上がらせている。遺体や柩を横たえるための台座付近は暗い闇の領域となっている。一定の低温に保たれた空気は下に行くほどヒヤリとして淀んでおり、まるで時の流れが停止しているかのように思わせた。

 ユージーンが鍵を開き、新たな遺体を運び入れる僅かな時間を除いて、音も無い世界…──。三名の死者たちは沈黙を破る事無く、ただ、壁面に刻まれたバイロンの言葉が彼等を*見つめているように見える*。]

(#12) 2007/08/30(Thu) 01:11:28

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:11:38

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:12:57

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:14:58

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:15:03

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:16:26

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:17:04

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:18:58

冒険家 ナサニエル

―翌日/自宅2階・寝室―

[一糸纏わぬ無防備な姿のまま、まだ2人の男の汗のにおいが残っているベッドの中でまどろんでいる。]

[ギルバートがこの家を去ってから、どれだけの時間が経過していただろう――ほんの数分だけ寝て居たような心地もするし、何十年も寝て居たような心地もする――]

………ん、あ………

[男は、むくりと上体を起こす。]

………朝、か………。

(120) 2007/08/30(Thu) 01:22:20

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:27:33

書生 ハーヴェイ

[夜、家を抜け出し自分は何をしていたのだろうか。
それを知るものは誰もいない。
自分でも理由がわからないのだから。

ただ、あの家に居たくなかった。あの二人を、これ以上見ていたくなかった。

それだけは確かだった]

…先生……。…シャロ……

[一度だけ、ぽつりとうわ言のように名を呟く。

ヒューバートに付き合った酒は、以前のブランデーほどではないが、それなりの二日酔いをもたらしていた]

(121) 2007/08/30(Thu) 01:31:06

美術商 ヒューバート

―安置所前―

[ユージーンとの約束の時間の10分前だった。だが、彼は既にその場に居た。墓守という職業に忠実で熱心な男だった。

 彼はなにか弔詞の言葉らしきものを呟いたように思う。その表情は顔を覆い隠すほどの髪に遮られ、窺い知ることはできなかったが。
 私は謝意を述べた後、上を向いて少しだけ瞑目した。

 彼のことを、仕事熱心なのはよいが正体の知れぬ男だと私自身は感じていた。
 彼が管理するこの場所に本当に娘を託しても大丈夫なのだろうか。なにか、根本的な間違いをおかしているのではないか――束の間疑念が過ぎる。

 だが、ひとまずはこの道を選ぶ他ないのだ、と自分自身に言い聞かせた。どうしようもなかったなら、また別の道を模索する他ない。]

(122) 2007/08/30(Thu) 01:34:40

美術商 ヒューバート

もちろん、鍵は忘れてないだろうね。

[当然だ、というように彼は肯く。私は彼から鍵を受け取った。グッと握りしめる。その鍵は死そのものを司るように重く感じられた。安置所の錠に鍵を差し込む。微かに金属の擦過音が響き、錠が開いた。
 私はユージーンに鍵を返した。

 娘一人なら抱きかかえて運び入れるのに私一人でも不足はなかったが、彼女は透明の柩に横たえられている。トランクの台車を用いるよりは手伝ってもらった方が話が早かった。
 ユージーンにその旨を頼むと、快く片側に手を携えてくれた。]

(123) 2007/08/30(Thu) 01:39:11

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生存者 (3)

ギルバート
214回 残2967pt
ナサニエル
143回 残4254pt
ネリー
153回 残4596pt

犠牲者 (4)

アーヴァイン(2d)
0回 残9000pt
シャーロット(4d)
137回 残3989pt
ニーナ(6d)
43回 残7847pt
ソフィー(8d)
42回 残7777pt

処刑者 (7)

ルーサー(3d)
11回 残8426pt
リック(4d)
17回 残8496pt
ボブ(5d)
54回 残7546pt
ローズマリー(6d)
1回 残8973pt
ステラ(7d)
174回 残2513pt
ハーヴェイ(8d)
151回 残4722pt
ヒューバート(9d)
119回 残4879pt

突然死者 (0)

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