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一定の間隔を置き
嫌な音は響く
大きくなりながら
May=Waltonに迫ってくる
巨きな歯車、機械が噛み合わさるような音だった。
−−現実世界/中央部電波塔−−
[ここは、技術部の部屋である。
スタッフ一同、慌てて機材を操作している。]
「何者かが、ここから電波を飛ばしている?」
[モニターに映る映像。顔を抉られた赤ん坊が
少年になり、青年になり、中年になり、老年になる。
やがて彼は死を迎え体は朽ち果てていく。
腐り、虫が湧き、最後には骨になる。
映像の最後には謎のメッセージ。]
「部長、先程電波塔内全域に謎の電気信号が!」
《True end...PASS:REINCARNATION》
[響く音が、次第と大きくなってきて]
ちょっと。
まさか侵入がばれた、とか?
だとしたら、早いとこ登りきらなきゃ。
手すりが傷付くとか言ってらんない。
[両足のローラーブレードを出し、小さなスイッチを押すと、小型のengineが火を噴いた。手すりに飛び乗り、上へと向かって駆ける。僅かに平らな部分には焦げた跡と一本の傷]
[床もしくは底と定義されたグリッドの上、黒は滑るように動く]
[顔を手首以外を覆う漆黒のボディスーツは光を吸い込みうねる]
[シュゥ]
[蛇が二つに分かれた舌を向ける方向に、二つ…三つの姿]
[大きな黒目が瞳孔を開いた]
まだ知るべき時ではなく、
いずれ来たる時に目は開くだろう。
[トビーの背後で、メガロポリス全域へとも洩れ出す不可思議な謎のData。]
[足場は最悪だったが、文句を言う暇はなく。音だけが迫ってくる感覚。音だけではないのだろう、と思ったが、見えない以上は恐怖の元は音のみ]
せめてこの階段が螺旋状ならよかったのに!
折り返しがきっつ!
[器用に踊り場部分では体を反転させながら、上だけを見て上る。
もし、頭まで電脳化していれば、こんな音には悩まされないのだろう、と少しだけ後悔もしてみたが]
今更、だわ。
どういうことですか。
わたしにはなんの話なのか──。
[トビーを目で追い、重ねて問うが]
……なに、かしら?
[人のざわめき──困惑した]
[ぐるりと見回し、壁面に据えられた巨大なスクリーンに目を留める]
[映し出されるのは人──男の生まれ死に腐る様]
[その最後にメッセージ]
"REINCARNATION"
True end...PASS?
[映像に、視点が釘付けられる]
....壁ごと手すりが変形し....
.. ....しかし、May=Waltonに決して追いつかない速度で....
...鎖されてゆく......。
ココ....ゴ.......ココ..ゴ.......
....都市全域を震わすような...深く低い音.....
.....音が一つずつ消えてゆく..
[モニターは、脈動する男性器の姿を映している。
――BIRTH
―PROSPERITY―
DEATH――]
「何なんだこの文字列は?」
[「誕生」「繁栄」「死」
電気信号≪True end...PASS:REINCARNATION≫は
未だに電波塔内全域に響いている。]
「第一、PASSって何の――――」
[技術部の時が止まったように、静寂。
リアルな彫刻のように並び立っている。
バタン――部長が倒れた。
[バタン バタン バタン
部長が倒れるのをきっかけにして、
スタッフたちが次々に昏倒していく。]
……………。
[誰一人として覚醒していない技術部の部屋には
依然として謎の電気信号が流れている。]
≪True end...PASS:REINCARNATION≫
[目指す暗闇に、一点の赤。それは階段の終わりを告げるwarning light]
後ろは、大丈夫、よね?
[振り返りはせずに、手すりの終わりまで来ると、飛び降りて出口へと。封鎖されてはいたが、鍵は旧式で開けるのは簡単だった。
外へ出ると、電波塔が近くにそびえていて、人通りの多い所まで出ると、ようやく息をつく。
けれど――その人々も次々と歩みを止めて倒れ臥していく]
[視認したのは、山高帽の男と一つの胴体を共有する老婆]
[ただの人間のデータに興味はなく、焦点は老婆へと向かう]
マアマア面白イ構造ダ。
獣デアレバモット良カッタガ。
[それ以上近づく事なく焦点を牧場へ]
[――移す前に、グルルと呼び戻す唸り声]
[先程まで聞こえていた音は止み]
何?
ちょっと、みんな眠くなったとか、それとも電脳部分に対するウイルスとか?
ひょっとして、あたししか立ってない事ない?
上じゃこんな遊びが流行ってる……って訳じゃないわよね。
どうなってんのよ。
[口にしても答えが得られるわけではなく、仕方なくその場を離れることにした]
― 電脳世界<Utopia>/Under:遊園地 - NL ―
「座長――来客です」
[平板な響きの声に呼ばれ、男は再び電脳世界に意識を向けた。]
《ブンワッワ♪ ブンワッワ♪》
[ストリートオルガンをころころと押しながら、人影へと近づいてゆく。]
おんやァ――??
<バタリ>
[人が倒れる]
[ひとつ・ふたつ・連続して]
なにが──っ?
[スクリーンから視点を転じ][困惑・混乱]
し、師匠。これって、いったい──。
「遅かった」って、どういうことですかっ!
[半ば悲鳴]
["お遣い"はあれど、非常事態に直面した経験はない]
何が起きて──?
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