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実は、プレイベートっていうか、こみ入ったっていうか……
一筋縄ではいかない話なんだ。
……ああ、そうだ…
来客って、誰だい?
[なにげない風を装って問う]
[実際には。
ネリーに説明していた通り、人狼と血の濃い血族との間で子を生しても、人狼や「先祖帰り」が生まれる確率はさほど上がらない。
人狼の力を持たない、人間同然の「血族」が増えていくばかりだ。
濃度が上がるより拡散していく速度の方が遥かに速い。
──が、それはナサニエルには黙っていた。]
ああ、ギルバートとネリーと会ってな。
リビングでコーヒー飲んでるだけだ。
………っていうか。
ヒューバートと俺との間に、「込み入ったプライベート」ってあったか?
――そうか。
あの旅人とは、昔から知り合いだったりするのかな。
[ギルバートについてはそう問うていた]
プライベートについてはさ……
以前のことで……俺とお前しか知らないことで色々聞きたいこともあったんだよ。
なにしろ、話を聞ける人が随分少なくなっちまってな……
[来客を出迎えにナサニエルが玄関に出て行き、キッチンに居るのはギルバートとネリーだけになった。
ドアを開け放った瞬間に既に誰だか分かっている。
ヒューバート・バンクロフト。
玄関から聞こえてくる会話に耳を傾け、息を殺す。
全身が緊張し、警戒の姿勢を取る。]
以前のこと、ね……
[参ったという表情で、ヒューバートを見る。]
りょーかい。入りなよ。
……先客をどかすわけにはいかないけど。
[ヒューバートを家の中に招き入れた。]
[舌打ちしたい気分だったが、余計な物音は立てない。
ネリーにも視線と「声」の両方で意志を伝える。]
[右手でそろそろとナイフの位置を探った。]
[ネリーの声が頭に響く。
『バンクロフトの家は危険』――
それから――耳鳴り。
ブランダー家に居た時に微かに感じた、耳鳴り――]
[ナサニエルは、右耳を抑えた。]
『おっと――?』
[一瞬、緊張が身を過ぎる。中にはあの男が居るのだ。
だが、そう話せるチャンスもないことだろう。]
――すまないな
少しばかりでいいんだ。
二人で話せる場所と時間を貰えるなら。
[意を決して、敷居を踏み越える。]
………ここでいいか?
[ナサニエルは、ヒューバートを1階の小さな部屋に案内する。]
ここ、俺の祖母さんが生きてる時に使ってた部屋なんだって。
[ほんの少し埃のにおいが残る部屋に、ヒューバートを入れた。
小さなベッドの枠、小さなテーブル、ミシン。小さな本棚には、たくさんの手芸の本。]
俺の祖母さん、足が悪かったから……2階に元々部屋があったらしいんだけど、1階のこの部屋を改装して、こっちの部屋に住んでたって話。
[無意識に、右手の中指と人差し指がぴくりと動く。
脇の下に吊り、ジャケットに隠した自動拳銃を意識に置く。
突然、あの男が飛び出してきたなら、瞬時に抜き放てるように。]
『いや――』
[屋内で間近といっていい至近距離ならナイフの方が適切に対処できるだろうか。
だが、あの男が“人狼”と呼ばれるもので伝承通りの力を持つ者であるならば、到底太刀打ちできるとは思えなかった。
冷たい汗が背筋を伝う。]
――悪いな。
[ナサニエルに一階の小部屋に案内され、私はともかくも一旦は安堵の吐息を漏らしていた。
あの男の気配は今は少し遠い。]
お祖母さんか……
……思い出の部屋だな…
[不思議と安らぎを感じる空間だった]
[獲物を待ち伏せする獣のように気配を希薄にし、ヒューバートの動きを探ることに集中する。
廊下を歩く足音。声のトーン。衣擦れの音。
それらの音と二人の気配は、ここではない、別の一室に入っていく。]
一人暮らしだと、どうしても生活が不規則になるからなぁ。
[昼夜逆転、というナサニエルにそう云って、少しだけ微笑む]
ナッシュも、そろそろいい嫁さんでももらったらどうだ?
……と、ひょっとしてあの娘が来るようになってその必要はなかったりするか?
[饒談を二つ重ねれば、気持ちの落ち着きも普段とはさして変わらぬまでに戻っていた。今度は、ちゃんと笑顔を浮かべることができた]
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