情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[・・・しばらく後。
正面扉から(隠し扉でなく)広間へと入る。
丁度これから夕食の時間であるらしく、食器類が丁寧にテーブルに並べられている。
他に誰も居ないのかと見回せば、先程のソファに今度はギルバートが座っていた。
思わず笑みが零れる。]
[「――如何して?」と聞かれれば、視線を上げて。
しかし口は開くも言葉は出ず。溜め息ばかりが漏れ…]
[指の感触を得た頬は熱を帯び。見つめられる視線に]
――惹かれるんです。貴方に…
[言葉が…漏れる]
[クインジーに声を掛けられ、俯いていた顔を上げる。
ひら、と手を振って]
よ。
…っと、いけね。飯の準備できてたのか。
[ソファから立ち上がり、席に着こうと]
ちゃんとやることは済ませたか?
・・・と言ってもその顔じゃあ、まだのようだな。
気まぐれな猫みたいな男のようだからな・・・振り回されないようにしろ、と言うのも手遅れか。
[ニヤニヤと唇を歪める。
「からかうな」と先程言われたばかりだと言うのに、止められないらしい。]
ところで、いつも煩いボウヤが飯時になっても居ないが・・・
あんた、どっかで見たか?
[攫われたのはグレンと、コーネリアスとか言う優男の筈、と給仕に酒を持ってこさせながら尋ねる。]
[受け取った、ストレートな言葉]
[僅かの間、浮かんだ表情は]
……俺に?
[なんだったのか]
……如何して
嗚呼、いや。
……俺は、嘘吐きの、悪い奴だぜ?
[口元を、少し、不器用に持ち上げて]
[声の調子は、はぐらかすようか。]
ほっとけっつーの。
何にもしてねぇし、するつもりもねぇ。
[何も、というには少々語弊があるような気もするが。
スープを掬い上げ、ぱくと口の中へ]
ん?…ああ、ラッセルのことか?
[煩いボウヤ、で通じてしまう辺り何と云うか。
少し考えた末に首を横に振り]
んや、見てないな。
まだ部屋ん中ってのは…流石にないよなぁ。
>>103
部屋には居なかったな。
[勝手に覗いたからとはおくびにも出さず]
どうせまた、攫われた二人を探しに行って迷ったとか、何処かの隠し通路にはまり込んだとか、そんな落ちなんだろうが・・・。
っふぇくし!
[気がつくと、噴水の辺りは真っ暗だった。手がじんじんする。
ぼんやりし過ぎにも程があるというものだろう]
・・・寒いな。
もう戻ろう・・・
・・・・・・。
[明るくとも迷う人間が、辺りが暗い中で見事戻れたら奇跡というものだ。
...は当然のように迷っていた。
――噴水の周りをぐるぐる回っていた]
お・・・おかしいな。
歩いても歩いても、屋敷が近付かない・・・っ
そう言えば、ナサニエルもまだ来ていないな。
・・・・・・はぁん?
[片眉を吊り上げる。]
何もしてないだけじゃなく、好きだとも言ってないのか。
呆れるほどじれったい奴だな・・・。
[その声音にはからかいの色は無く、本当に呆れかえっているようだ。]
[...はとうとうその場にしゃがみ込む]
罰があたったのかもしれない・・・
・・・そもそもお嬢さんの顔だって知らないのに、お金持ちになるためだけに結婚しようとしたんだもの。
神様ごめんなさい・・・
[手を組んで空を見上げると、満天の星。
神様だけじゃ不十分と思ったか]
お父さんお母さん、姉ちゃんごめんなさい・・・
・・・でもアの生き物を間近で見たら、我慢して結婚相手として名乗りを挙げなかったことも許してくれるよね。
[はぐらかされたように返される言葉には、ふっと溜め息を吐いて]
[何かを吹っ切るように視線を上げれば、彼のを見つめて]
知ってますよ。嘘吐きの悪いお人だって。
――だから私も…冗談言って少しだけからかって見たかったんです。ごめんなさい。
[意地の悪い微笑を浮かべて、触れる指を素っ気無く払う。落ちる指先が僅かに痛む。罪悪感で。]
それと――探し物の邪魔、してしまってごめんなさい。私は…そろそろ広間に戻るんで。
――どうぞごゆっくり…
[横をすり抜けようと足を踏み出す]
[星はあまりに美しかったが、寒さとひもじさでだんだんと心細くなってくる。ふと、ロマンチックに必要なものとして助言を貰ったものを思い出す]
摘みたての花・・・
星明りに月明かり・・・
それから素敵な歌。
あ・・・あと歌だけでそろう。
[ちなみに見つけた小さな野花は、ひもじさに耐えかねて食べてしまった。一応、...の腹の中にあると仮定すれば、あとは歌だけだった。少しは心細さが紛れるかと、柔らかな声で歌を口ずさむ。
優しい旋律を奏でるその歌声は――――ひどく音痴だった]
>>112
ふん・・・何に縛られてるのか知らんが・・・
傍から見れば惚れあってるのは一目瞭然だ。
あんた、あの時俺がそのままナサニエルを戴いてたらどう思った?
[平然とナイフとフォークを動かしながら]
[あたたかさが離れる]
[つき動かしたのは、抑えられなかった何か]
ハーヴェイ
[すり抜けようとした、その腕を]
[ぐい、と掴んで、引き寄せて]
俺を、……
……嫌ってしまえよ
[有無を言わせず、引き寄せた身体]
[口唇を、奪う。]
……探し物なんて、もう終わってるしな。
[呟いて。少し、乱暴に、手を離して。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新