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≪この身へ何を問い、
何を求められましょう。≫
[髑髏の弾いた光はホログラムを透過して映像に穴を空ける。メガロポリスのホログラムは虚像。CLOSED上のシステムは、グリフォンの唸りを遠雷のように聞いた。]
[PGMである黒にとりホログラムは虚像/だが本体も位相にある]
[目の前の存在が同じかどうかはわからない]
呼ンダノハ、オ前カト問ウタ。
Yesナラ対価ヲ、Noナラ情報ヲ。
[対価なき対話(交渉)は本質に近くも遠い/僅かにストレス]
[黒目の瞳孔が開き、"表示されている"らしい目をアナライズ]
―― 現実世界/中央部周辺 ――
[東部にのみ聖堂が存在する訳ではない――。
トビーは、歩きながら、聖堂の扉――奥行きがないのが見える――から人々が倒れているのを一瞥し、感慨深げに頷く。]
南に集まっている。
[視界の片隅に在る多層地図は、限りなく詳細であり、UtopiaとMudaneの結びつきを顕にしていた。
多層地図は仄か発光する輪郭のみで構成されており、簡易的な表示時には球状になっていたが、展開され始めると補佐AIとの連動もあり何処に行動可能なものが居るのかが、手に取るように分かった。
情報(Data)を識る=補佐AIとの連動――この事を喩えるなら、何もない場所に書庫にある本全てを入れたのであれば、それらの情報を読まずして知る事が出来るという事でもあり、これは、過去の旧時代の人類が持ち得なかったものでもあろう。――その為の代償があったとしても。]
―――虚像カ、
[ストレス上昇/漆黒に包まれた腕がしなる]
散レ!
[呼応したグリフォンが電脳世界<Utopia>に響く雄たけび]
[電撃を纏う嘴と爪がステラの虚像へと襲い掛かる]
[ドリスを見上げる視線は映像。CLOSEDからドリスの辿った道をなぞる視線がある。]
≪私はあなたを喚んではいません。
しかし怒りは忌むべきもの。
安息を与えられるべき存在との巡り合わせは必定≫
[的確な位置への、ネットワーク上からの攻撃。
先ずは回避。
魔獣の爪が景観構成DATAを音高く引き裂き、クラスタ片は高く舞い上がる。]
[二人がホログラム/現実<Mundane>ではないのは市民には幸い]
[眠り/接続の途絶えた人々にクラスタ片が刺さる事はない]
呼バヌ者モ、虚像モ用ハナイ。
[避けられたグリフォンは衝撃で放電/クラスタ片は輝く機雷に]
[一筋の春雷が落ちたかのよう]
≪怒れるものには安息を≫
[機雷を避けながら、奔る雷から逃れゆく。ホログラムは、プロジェクタを次々に経由し、人々をすり抜けながら眠れる街の中心へ向けて移動する。
いまは、ネットワーク上の位相と現実の座標のリンクした動き。]
汝の心に平安を
[プロジェクタと共に設置されたスピーカーが歌うように唱える。
平安=鎮静を齎すための”Benedictus”が起動。音波の広がる如く、機雷を揺らしながらドリスへ向けて効果を広げてゆく。鎮静は即ち、緩やかなPGMパフォーマンスの低下を意味する。]
[左腕の魔法陣が完成/召喚]
[魔窟から光(データ)が幾つか消え、ケルベロスが首をもたげた]
―――サモン、キマイラ
[現れた背に瞬時に移動、地上から追撃にかかる]
[グリフォンは上空に羽ばたき先導]
[先に音波に触れたグリフォンが困惑し追撃が緩まる]
[体勢を崩した翼が街灯を構成するテクスチャにぶつかった]
[ギャアァ/悲鳴と同時に右腕に浮かんだ魔法陣の光砂が零れる]
何ヲ――
[キマイラは四つ足を緩め、力を溜める]
恐れることはありません。
[幾つかの乗り物のコンソール画面を、黒白二色の影が駆け抜けた。]
[上空にグリフォン、地にキマイラ。魔獣の咆哮。
大衆向け娯楽フィルムの映像が如き光景だが、人々は眠りの中にあってそれを見て居ない。]
怒りは身を滅ぼします。
汝に、平安を。
[音波の出所はホログラムが移動すると共に移動する。電波塔を背に、路面の中央で移動を止めた。
即効性の高いPGMではないが、触れ続ければいずれ一時的な機能停止に近い状態まで追い込まれることもあるだろう。
映像/AIは落ちかかるグリフォンを抱きとめるように、両腕を伸ばした。]
[都市の高層建築の間に幻想的な光景が広がっている。グリフォン――精巧に描写される雷。
荒れ狂う魔獣を従えたAIの姿が一瞬、ミえた。
視覚素子の電脳世界への深化を高くする。]
[現実世界<Mundane>で逃げる白黒を追う影は一つ]
[電脳世界<Utopia>で追う影は三つ]
[現実だけを見れば座す黒が追うだけの静かなチェイス]
[電脳で舞い散るクラスタと咆哮は堪える事がない]
恐レナドナイ。
[黒目が捉える中心点は、電波塔を背に止まる白黒と重なる]
[グリフォンはパフォーマンスが低下していく]
[慣性のまま、伸ばされる腕を打ち据えようと羽ばたく]
ヤッカイダ。カカレ。
[キマイラは四肢に準備終えたモーションを展開]
[天地関係なくグリッドを蹴り、多角的動きで中心点を狙う]
[ビルとビルの間、瞬時に黒が現れては消える]
―――逃ゲラレタカ。
[電波塔の中に消えたホログラムに、瞳孔がキュルリ開く]
[老人のエリアである情報もあり、踏み込むか演算/答えは否]
[PGMの効果が切れ、グリフォンが翼を閉じて唸った]
イイ。追ウナ。
[壁に着地した姿でキマイラを留める]
[掌で水晶光が煌いた]
―― 現実世界<Mundane>/電波塔付近 ――
[パイプを持ち上げてみせる花とヴェールを戴く頭を見下ろす]
[エレベーターで見た姿と記憶(メモリ)で照合した]
……フゥン。余裕ダナ。
召喚(呼ビ出シ)タノハ、オ前カ?
[新たに動く者と邂逅する度に繰り返す問い]
[先頭の余韻か、漆赤の裂け目は薄く*開かれていた*]
─ 現世 / 南部学術区域 カフェ ─
[双子と紳士──であるかは不明だが──と挨拶を交わし]
[レベッカのときと同様。手持ちの情報を提供する]
(師匠の渋面が目に浮かぶわ)
[師は沈黙を善しとする傾向があると彼女は考えている]
[テーブルに用意される茶器に、目を輝かせ]
そんな場合ではないのでしょうけれど、お茶会みたいね。
[ぱたぱたとレベッカを手伝いつつ]
[視界の隅に通信を知らせるアイコン][発信者は師]
[通信に現在位置の返答を返し]
カップ、もう一つ用意しておいた方がいいかしら。
[はたりと思案]
もう一つ、用意します?
良い器がまだたくさんありますよ。
[手伝ってくれる少女には、ありがとうと、そんなことを尋ね。]
お茶会みたいに、ちゃんとお菓子もあれば良いのですけれど。
来られるのかどうかもわからないの。
来られればそのときに用意すればいいのかしら。
お気に召す珈琲豆があればいいけれど。
お菓子は残念だけれど、贅沢も言えないわね。
ゆっくりもしていられないだろうし……。
[目には見えないが、周囲を見る限り確実にタイムリミットは存在している]
["何の"リミットなのかは不明としても]
それならカップは伏せておきましょうか。
温めて。
珈琲豆……豆からこだわるなんて、とても珈琲が好きな師匠様なんですね。
[目で探すも、棚の中、どの袋が望まれるのかわかるわけもない。]
珈琲が好きなら、ご自分で淹れた方がきっと良いのでしょう。
そうね、ゆっくりはできないと思いますけれど。
だからといっても、急いてばかりでも、どうにもならないのではないかしら。
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