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飲み物……そうだな。
ジンジャーエール。
[それだけ言うと、男はサンドイッチを口にする。口の中にローストビーフの薫りが広がる。そういえば彼にとっては1日ぶりの食事である。(例の『最悪の長旅』のせいである。)
その時、背後からピアノの音色に混じって扉が開く音がした。砂埃にまみれた背中をよじり、そちらの方を見る。
見慣れぬ男、琥珀色の影。……先ほど見た影と同じだろうか。いや、どちらでも良いのだけれど。]
[しかし、男は黙ってその様子を見守ることにした(もしかしたら単純に腹が減っていたからかもしれないが)。]
[ローズマリーに手紙を渡す青年、自分が居ない間の人なら知るわけもないが他の人々の反応やそのいでたちから外部の人間と知る。
ものめずらしそうに視線を送りながらも、やっと耳に入りかけてきたボブの演奏に集中しようとさっさと視線をはずす]
[ローズマリーは訝しげに封筒を受け取る。
そこに記された筆跡はたしかに弟のものだった]
あら、セドリックの手紙なのね。
わざわざありがとう。
[「読んでよ」と言う男性の勧めにしたがって封を開け、手紙に目を通す。
手紙の内容はといえば、この手紙を持ってきた人物に大変世話になったということ、ヘイヴンのことを話したらこの場所に興味をもったこと、できたら泊めてやって欲しいということとなどが書いてあった]
あなた、ギルバートさんって言うのね。
弟がお世話になったそうね。ありがとう。
しばらくここに滞在していくの? ギルバートさん?
それなら宿が必要ね。
ここの上のシャワーのついた個室なら泊めてあげられるけど。
どうします?
[目の前に現れた「契約」相手が、そっと小さな紙を落とした。]
………………。
[『明日、契約』
『内容は紙に書いてある』
それら必要最低限の言葉を耳にし、男は紙に書かれた内容を確認する。]
あぁ……俺のだ。
ありがとう。
[それだけ言うと、男は黙って紙をシャツの胸ポケットに押し込んだ。]
世話したっつうか世話んなったっつうか……
うん。まあバイト先で知り合ってね、色々と。
ああ。結構大変な時に来ちゃったみたいだけど。
大丈夫なのかな?泊めてもらえる?
俺、あんまし金無くて。
[「泊めてあげられるけど」と言うローズマリーの言葉に喜色を浮かべ、思わず、といった態でその手を取る。]
うんうん。もう十分です。ありがと。
弟が世話になったんだもの、しばらくぐらいならただでいいわよ。
でも、こんな時に来るなんて、大変だったでしょう?
足がなかったんじゃないの?
[男はある程度腹が満たされたらしく、煙草とジンジャーエールを交互に口に運びながら周囲を見渡した。そういえばハーヴェイ――ユーインの弟――が彼をそっと避けたのを思い出した。]
………煙草か?
[それだけ言うと、メンソールのきつい臭いを放つ煙草を灰皿に押し当てた。]
あー。それは麓の街で救援物資を運ぶトラックが出るって聞いたんでね。出るところを待ち伏せしてヒッチハイクしたって訳。
叔母さんの様子が気になるから行きたい、って言ったら同情してくれて。案外あっさり乗っけてくれたよ。
[悪戯っぽく眼を輝かせた。]
それと。早速だけど、シャワー借りていいかな?
ここ数日風呂入ってないんで・・・。
あっと。洗濯もしたいんだけど。
[少し上目遣いに甘えるように笑いかけた。]
まあ、あきれた人ね、ギルバートさん。
そんなにしてまでここに来たかったのにはなにか訳があるのかしら?
ここはなんにもない所なのに。
[ナサニエルが自分を見てから煙草をもみ消しているのに苦笑して]
別にいいよ。俺もう食べ終わったから。
先に失礼しますよ。
[そう言いながら出されたものを粗方食べ終わらせ、ローズへ(自宅の癖で)食器を返し、代金を支払うと]
美味しかった。ありがとう。
それと、ボブさん…だっけ、あの人にピアノ綺麗だったって伝えておいて下さい。
あぁいうのが聞けるならまた来てもいいですね。
[自分の横で会話を交わすギルバートへも小さく会釈をし]
暫くここに滞在ですか?それならまた会うかもしれませんね。
よろしく。
[あえて名乗らなかったのはできればあまり関わりたくないという無意識の行動か]
あら、すぐ部屋に案内するわ。
疲れているのに質問責めにしてごめんなさい。
部屋にシャワーはついてるから、それを使ってちょうだいね。
[店にいる誰にともなく声をかけて]
ちょっとこの人をお部屋に案内してくるわ。
[カウンター脇の扉をあけて]
案内するわ。こっちよ。
別に。セドリックが変わったところだって言うからさ。
俺は大陸横断したくて旅してんだけど、あんまし人が行かないようなところに行ってみたいんだ。
[案内してくれるというローズマリーに、嬉しそうに微笑みかける。
ついでに、軽く店内に居る他の客に向かって会釈した。]
どうも。よろしく。
[カウンター脇の階段を登ったところに客室が二つ並んでいる。そのうちの一つにギルバートを案内し、ローズマリーは店に戻ってきた]
これでやっとボブの演奏が落ち着いて聞けるわね。
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