情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[話が後半になるにつれて、久子の顔が、内側から光っているように見えてくる。今を生きるという、生命の、輝き。
久子に真っ直ぐに見つめられ、頷く。]
二つ目の問いに明瞭に答えよう。
いや、だってさぁ。
戦ってるのは、僕じゃないんだよ。
「彼」が見た状況しか、情報としては残らないんだから。
えーっと、そう、楽しそうだったな。
戦っていて。
「彼」よりは、冷静な戦い方をしていたと思う。
そう…体は小さかったな。
だけど、まるで紙のように軽々と槍を扱っていた。
騎乗や、それに類する行為は行う気配がなかった。
それであれだけ強いんだから、ライダーの線は捨てていいかもね。
…ちょっと、待ってくれよ。
それは、君が同盟を持ちかけられたっていうサーヴァントの特徴?
…。
うーん。
[思い出せ、思い出せ。]
[キャスターを見つけ、シャルロットが後ろに下がる。一拍置いて口を開いた]
キャスター、おはようございます。ご機嫌はいかがですか。
あまり良い様に見えないのは気のせいでしょうか。
[キャスターが気づくのを待って、微笑む]
ぼくの「願い」は……
[言葉を続ける前に、奥歯を噛み締める。]
・ ・ ・ 「人類の滅び」 ・ ・ ・
[少しだけ、ランサーは微笑んだ。哀しみを含んだ双眸は一瞬、…直ぐに色をなくす。]
僕は、それを、…聖杯に願いたい。
聖杯に…願いたい、こと、は、それだけだ。
[「使命」は「願い」を遥かに凌駕する。一個人の願いなど、ここでは意味がないものだ。]
[あれこれと考えながら自宅内をうろついているうちに、キャスターの書き置きを見つける。
書き置きに目を通して、溜息をついた。]
ふぅーん。
お爺ちゃんって、……絶対女の子にもてないタイプだわね。
女心は……、理屈じゃないのよ。
[くす、と笑って自宅を後にする。]
そうよ。
もしも彼だったとしたらランサーだと思うわ。
彼はライダーではないし、
話をした感じではまともだったから
バーサーカーもないでしょう。
[ちょうど出来上がったバナナプディングに
生クリームを添えて差し出しかけ、]
受けるつもりでも破棄するつもりでも
同盟持ちかけてきた相手と戦ってしまった、
ってことになったのはまずいでしょうね。
……早く外見の特徴思い出してくれる?
[微笑んで皿を引っ込めた。]
[家を出た後、やはり足が向くのは川原だった。
それは当然といえる、現在のキャスターの力を完全に発揮する場所と言えばココしかないのだから。
欲を言えば、対峙するサーヴァントとの戦闘の場は全てココにおびき寄せたいのだ。]
【んな都合よくいかねーよな。】
[自分の甘い思考につい笑ってしまう。
そんな時、少し離れた場所からサーヴァントの気配を感じた。]
お、マリアちゃん達か。
いやー、もう…本当にあのボケが…。
[発見した相手の姿に微笑むが、その後の言葉に溜息をつくと、昨日の説教の事を説明した。]
魔力を源である酒をサーヴァントから取り上げるとはなんたるマスターであろうか!
しかし、真殿、狂化は私の意志に関係なく発動しますからなぁ。暴れるも暴れないはわかりませぬ。アサシンがいれば私は……。
[そう、確かに。]
そんな特徴は、あったかもね…。
体が小さかったのは、確実だ。
後は、相手も動きがすごく速かったから不確実だけど、確かに欧米やこのあたりのような人の雰囲気とは違ったかもしれない。
あちゃー。
こりゃ、同盟はなしだな。
怒ってるかもしれないなぁ
ほとんど奇襲だったしな…。
いや、まぁ。
どっちにしろ、同盟なんて、「彼」は無視するだろうけど。
しかし、バーサーカーって線はあるかもしれないよ。
笑っていたからね、あのサーヴァントも…。
[理解しがたい。]
[キャスターの愚痴を苦笑しながら聞き、時折相槌を入れる]
きっと、美貴さんは「人」が好きなのでしょう。魔術師としての立場だとか、聖杯戦争での行動のあり方、それらに頓着していないのかもしれません。
それは、考えようによってはいい事だとおもいます。キャスターにとっては、胃の痛くなるところでしょうが。
キャスターも文句を言いながら、それほど気を悪くしてるようには見えないですよ。
困ったわね。
あの子すごい怖いわよ。
同盟をどうするにしてもちゃんと返答してっていったのに。
人の話聞いてないんだから。
[ため息をつきつつ引っ込めたケーキをリチャードの前におく。]
……ガトリングも戦いの間楽しそうだし
あの剣もってた前に戦ったサーヴァントも楽しそうだったわよ。
サーヴァントはみんなそんなものじゃないの?
そう…それがあなたの願いなんだね。
[ランサーの言葉は予期できない突拍子にないものだったはずだったが彼女は驚かなかった。]
怖かったんだ。ランサーとこれまでみたいにいられなくなることが。
私を絶対守るって言ってくれた。ずっと私はランサーに守られていたかった。
やめて!!なぜ!なぜそんなことを望むの?
[嘘だと言ってほしかった。
でもわかる、彼の瞳が嘘をついていないものであることを。]
いやもう、胃が痛いどころか穴が開きそうだよ…。
まぁ、これが聖杯戦争中じゃなけりゃ笑い話で済むんだろうけどな。
[危機感が決定的に無いんだよ…と再び溜息。]
それで、今日は何かあったのか?
いつもはマリアちゃんだけなのに一緒にくるなんて。
[笑みとともに言葉にする。そして、間をおいてから、本題を切り出した]
キャスターに、お願い、というか、提案があります。
これは、断ったとしても、私たちの関係にひびを入れるものでないことを約束します。
昨日、バーサーカーのマスターから手を組まないか、という提案を受けました。
私は一人でしたし、貴方たちと既に協力関係にありましたから、話を一旦保留にして、今日また改めて話をしに行くつもりなのですが……。
[言葉を切り、キャスターの顔色を窺う]
…主よ。俺は貴方がわからなくなった。
貴方は、なんなのだろう。
何のために、俺たちを生み出した?
[細く遠く、馬の嘶くような空気の震え、首を捻ればそこには車がエンジンをかけてどこかへ向かうところだった。
足を止めて太陽上るほうへ走り出した車見つめた後、そのまま街の中をふらふらとしはじめる。
それは、街の配置確認という名の当てのない小さな旅]
……めんどくさい奴だなあ……
とりあえず、駅に着いたら刀は預かっとくぞ。
あと少し俺から離れていろ、どの道お前は、真面目な話はできないだろうしな。
まあ、向こうも日中の人通りの多い駅前なんかで、暗殺とかしやしないだろう。
[木の鈴の音にドアの方を見る。]
美貴さん、いらっしゃいませ。
[にこやかに美貴に挨拶をしてから
リチャードのほうを向き]
お客様が来たから部屋に戻って。
休んでちょうだい。
[しっしっと追い立てた。]
それが、世界の意思だから。
星が望んでいるんだ。
ぼくら英霊に。人類の滅亡を拒むことは、反対に地球を滅ぼす事に繋がるんだよ、ヒサコ。
この、星が。
朽ちてしまうんだ。
だから今、人々を滅ぼすしかない。
[ランサーは、久子の肩に手をおこうとした。]
――― その令は、何よりも尊く、重い。
[ランサーの黒曜石の眸は、鏡のように、久子の顔を映していた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新